ルート・ハルプファスの道徳

劇場公開日:

解説

何不自由なく暮らす工場主の妻をめぐって夫、情人、そして情人の妻の奇妙な関係を描く。監督はフォルカー・シュレンドルフ、脚本はシュレンドルフとペーター・ハム、撮影はクラウス・ミュラー・ラウエとコンラート・コトフスキー、音楽はフリードリッヒ・マイヤーとリヒャルト・タウバーとヨーゼフ・シュミットが各々担当。出演はセンタ・バーガー、ヘルムート・グリーム、マルガレーテ・フォン・トロッタ、マリアン・ザイドウスキなど。

1971年製作/西ドイツ
原題:Die Moral der Ruth Halbfass
劇場公開日:1981年3月24日

ストーリー

小さな町の工場主ハルプファスの妻ルート(センタ・バーガー)は、欲しいものは何でも手に入るというめぐまれた生活を送り、しかも大変美しい。田舎町であるハーナウよりももっと華やかで都会的な生活にいつも夢はせている。彼女にとっては、愛もまた一つのぜいたく品なのである。彼女は夫とはタイプの異なる町の高校の美術教師フォーゲルザング(ヘルムート・グリーム)を情人にしている。彼を本気で愛するというより、一つの流行として楽しんでいるのである。一方、口では女性解放を説き、芸術論を論じるフォーゲルザングは、ルートに金をせびる時、卑俗性を露呈する。彼は、やがて、ハルプファスをわずらわしく思うようになり、殺し屋を雇う。流行歌を楽しんでいる楽天的なハルプファスは、殺し屋につきまとわれるようになる。おびき出された彼は撃たれ倒れるが、実は発砲したのはフォーゲルザングの妻であった。幸い命をとりとめたハルプファスは恢復し、やがて妻ルートと共にスペインへと旅だつのだった。

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