カルメン(1983・フランス イタリア)

劇場公開日:

解説

ジプシー女カルメンの激情を描く。製作はパトリス・ルドゥ、監督は「ローマに散る」のフランチェスコ・ロージ、脚本はロージとトニーノ・グエッラ、原作はプロスペル・メリメ、撮影はパスカリーノ・デ・サンティスが担当。出演はジュリア・メゲネス・ジョンソンほか。

1983年製作/143分/フランス・イタリア合作
原題:Carmen
配給:シネセゾン
劇場公開日:1987年3月11日

ストーリー

スペイン、アンダルシア地方。タバコ工場で働くカルメン(ジュリア・メゲネス・ジョンソン)は、情熱的なジプシー女。ある昼休み、任務に付いている衛兵ドン・ホセ(プラシド・ドミンゴ)に目をつけ、誘惑しようとする。物思いに沈むドン・ホセ。そこへ、彼を慕うミカエラ(フェイス・エシャム)がやって来て、共に、母親の事や昔の事を語りあった。その直後、カルメンが、他の工女と喧嘩する騒ぎが起こる。彼女が逃げ込んだジプシーのキャンプ。当代一の闘牛士のエスカミーリョ(ルジェロ・ライモンディー)が、そこを通り掛かり、カルメンにひかれる。しかし、ドン・ホセにひかれているカルメンは、エスカミーリョの誘いを拒んだ。山に入ったカルメンとドン・ホセは、段々に、ぎすぎすとした関係になっていった。そこへ、カルメンを連れにエスカミーリョがやって来た。決闘を申し込むドン・ホセ。勝負が付かないまま、エスカミーリョは、独り、山を去っていった。ドン・ホセも、迎えに来たミカエラとともに山を去って行った。闘牛場。エスカミーリョに招待されたカルメンは、そこにドン・ホセの姿を見る。もう、愛していないというカルメンを、ドン・ホセが、刺し殺すのだった。

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