DECOY 密猟地帯

劇場公開日:

解説

2人の元秘密工作員が、ハイテク兵器を装備した傭兵団と戦いを繰り広げるサバイバル・アクション。「キングコング(1976)」「エイリアン」「E.T.」で3度のオスカーに輝いた特殊効果マンのカルロ・ランバルディがエグゼクティヴ・プロデュサーと特殊効果(特殊投擲器造形)で参加し、実子で『ザンゴリラ』(V)のヴィクター・ランバルディが監督を手掛けている。製作はゲイリー・カウフマン、アントニオ・F・コルテス、ロブ・キングの共同。脚本はロバート・サルノ、撮影は「キック・ボクサー」「13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!」のジョン・クランハウス、音楽はマーク・アドラー、美術はアンドリュー・デスキン、衣装はデレク・デスカーヴィルがそれぞれ担当。主演は「ニュー・エイジ」のピーター・ウェラーと「HONG KONG 1997 ラスト・バトル」のロバート・パトリック。共演は「ストーリービル 秘められた街」のシャーロット・ルイスほか。

1994年製作/98分/アメリカ
原題または英題:Decoy
配給:コムストック
劇場公開日:1995年9月23日

ストーリー

先端技術産業で富を築いたウェリントン(ピーター・ブレック)は、最新コンピュータの企業秘密を基に闇取引を策略。彼の共同出資者で、かつては冷酷なシークレット・サービスだったジェナー(スコット・ハイランズ)は自分に断りもなく取り引きを遂行するパートナーの裏切りに激怒。ウェリントンに報復するため、命知らずの美しき格闘家カーティア(シャーロット・ルイス)と彼女の傭兵団を雇い、彼の愛娘ダイアナ(ダーリン・ヴォーゲル)を誘拐するよう依頼した。ウェリントンは彼の秘密工作部隊時代の部下トラヴィス(ロバート・パトリック)に、カーティアの魔手からダイアナの身辺を護衛してくれるよう助けを求める。この強引な申し出に気乗りでないトラヴィスは、ウェリントンが目の仇にするかつての相棒バクスター(ピーター・ウェラー)に協力を要請した。バクスターは数年前に恋人サラを亡くしてから脱け殻同然の生活を送っていた。だが、ダイアナは彼の死んだ恋人と瓜二つで、彼は動揺を隠しきれない。結局、彼はトラヴィスに協力することを承知し、2人はダイアナを伴って身を潜めるため、カナダの原野に向かった。やがてハイテク兵器を駆使する傭兵団が襲撃し、バクスターたちは、数と起動力で勝る一味に苦戦する。追い詰められた彼らに、ダイアナと思っていた女が真実を告白。本物のダイアナはまだ幼く、自分は雇われた女優で、真っ赤な偽物であることを告白。バクスターとウェリントンはサラを巡って争った過去があり、ウェリントンはバクスターたちを囮として使った上に彼らを抹殺せんとする、一石二鳥を狙っていた。真相を知ったバクスターとトラヴィスはウェリントンを尋問するが、サラは自殺であり、本物のダイアナはバクスターの娘であることを告げ、彼に撃たれる。2人は追ってきた傭兵団と最後の決戦の末、一味を倒した。

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