ティーンエイジ・ヒーローズ

劇場公開日:

解説

学園の女王のハートを射止めるため、3人の少年たちがスポーツで競い合う青春映画。日本でも流行のローラーブレード(インライン・スケート、パイプ・スケート)など、ふんだんに登場するスポーツ競技の場面が見どころ。スティーブン・マクヴィーティとビル・アパブラサの原案を、現役の高校教師であり児童向け小説の作家でもあるアパブラサが10代の若者たちの生の声を取り入れて脚色(教師役で出演も)。監督はこれがデビューとなるロブ・ボウマン。製作は「マーヴェリック」のブルース・デイヴィで、彼がメル・ギブソンと主宰するイコン・プロ作品。撮影はダリン・オカダ、音楽はロック・グループ、元ポリスのドラマーで「ランブルフィッシュ」「モアイの謎」のスチュワート・コープランドが担当。出演は全米ティーンエイジャーのアイドルのシェーン・マクダーモット、「ラジオ・デイズ」の名子役から成長したセス・グリーン、『潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ』(V)のクリス・コンラッドほか、若手スターが結集。また、クリス“エアマン”エドワーズらローラーブレードの人気プロが妙技を披露している。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Airborne
配給:東宝東和
劇場公開日:1995年3月25日

ストーリー

シンシナティ公立高校はスポーツが盛ん。3年生のジャック(クリス・コンラッド)は、主将を努めるアイスホッケーをはじめ、野球にバスケ、ローラーブレードと万能選手で、常にリーダー的存在。ある日、ロサンゼルスから転校生のミッチェル(シェーン・マクダーモット)がやって来た。彼は地元でサーファーとしてならしたが、シンシナティには海はない! しかも川も湖も凍りつく真冬のこと、ミーハーな女の子人気は集めるものの、ウィンター・スポーツの全くできないミッチェルは、ジャックたちから反感を買ってしまう。以来、無視されたりイタズラされたりと散々な目に遇うが、平和主義者の彼は必死に耐える。だが、ミッチェルは季節を問わない最高のスポーツ、ローラーブレードを追い出し、一躍人気者となる。やがてミッチェルは、美しく聡明で、仲間外れにされた時も彼に好感を持ってくれた学園のアイドル、ニッキー(ブリトニー・パウエル)に恋をした。そんな二人の関係を快く思わないジャックは、スポーツで決着を着けようと宣戦布告。同じくニッキーに恋する私立高校のお坊っちゃまでミチェルの従兄弟のワイリー(セス・グリーン)も名乗りを挙げた。こうして3人の戦いが開始された。アイスホッケー、ローラーブレードなど、各種目で死力を尽くした熱戦が展開された末に、ミッチェルが優勝。見事ニッキーの心を射止め、共に汗を流したジャックとも本当の友達になれた。

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