ゆすり

劇場公開日:

解説

「類猿人ターザン(1959)」のジョセフ・M・ニューマンが監督したギャング映画。脚本はポール・モナシュとW・R・バーネットの共同。撮影をニコラス・ミュスラカが担当した。音楽はジョニー・マンデル。出演するのは「十二人の怒れる男」のジャック・ウォーデン、「サイコ」のヴェラ・マイルズ、ロバート・ダグラスなど。製作ジェームス・デル・バリ。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:The Lawbreakers
配給:MGM
劇場公開日:1961年2月15日

ストーリー

その町では、悪の組織が市政を支配していた。組織の店から毎週水曜に、金を集めるのはヘンリーという男だ。集めた金は弁護士のバードマン(ロバート・ダグラス)の所へ運ばれた。だが、バードマンも組織が世間の目をあざむくため仕立てた人物だった。バードマンの女秘書アンジェラ(ヴェラ・マイルズ)は、ナイトクラブの支配人ラッキン(ケン・リンチ)と組んで、その金の横領をたくらんでいた。彼女は、バードマンをも、たくみに仲間に引き入れた。水曜の夜、例によってヘンリーが集金した20万ドルの金を、バードマンに渡そうとした時、変装したラッキンが奪った。もちろんなれ合いの芝居だ。殺したとばかり思ったヘンリーが、息をふき返し、町で自動車事故を起したので今度は本当に息たえたところから、ガワー警視(ジャック・ウォーデン)の活躍がはじまる。当局は、ヘンリーが集金人であることを知り、バードマンやラッキンを怪しいとにらむ。一方、組織でも、金はバードマンが握っていると見た。ラッキンがバードマンのオフィスに現れた夜、2人はトラブルをおこし、バードマンは射殺された。ラッキンは机の下でひそかに廻っているテープをとり出して引き上げた。翌日の当局の検死の結果、ヘンリーとバードマンは同じ拳銃で殺されていることがわかった。ガワー警視も金はバードマンに渡ったと見ていたので、彼は共犯者が、金を一人占めにしようとした犯行だと見た。そしてラッキンの行方をさぐる。アンジェラを愛していたラッキンが、彼女に電話すると、受話器から聞こえてきたのは、彼がバードマンを殺した時の録音テープだった。アンジェラは、そのテープと引きかえに、20万を要求する。もう1本の秘密のテープがあったのだ。ラッキンはアンジェラと会うために南停車場に出かけた。そしてロッカーを使って20万を取引しようとした2人は、ガワー警視たちにかこまれた。かくて、この町には再びひさかたぶりに市民たちの安心してくらせる正しい市政がもどってきたのだった。

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