プレイボーイ
劇場公開日:1962年7月6日
解説
マーヴィン・ワースとアーン・サルタンの原作をアイラ・ワラックが脚色、マリオン・ハーグローブが潤色、「夜を楽しく」のマイケル・ゴードンが監督したコメディ。撮影も同じくアーサー・E・アーリング。作曲はフランク・デヴォール。出演は「逢うときはいつも他人」のキム・ノヴァクを中心に「噂の二人」のジェームズ・ガーナー、「恋人よ帰れ」のトニー・ランドールのほか、ハワード・ダフ、歌手のパティ・ペイジ、ゲストとしてザザ・ガボール、ウィリアム・ベンディックスなど。製作はマーティン・ランソホフ。
1962年製作/アメリカ
原題または英題:Boys' Night Out
配給:MGM
劇場公開日:1962年7月6日
ストーリー
フレッド・ウィリアムズ(ジェームズ・ガーナー)は独身だが、ジョージ、ダグ、ハワードら、妻や子供のある男と仲良しだ。4人はそろってニューヨークへ通勤、夜ともなれば1杯ひっかけてはご帰宅に及んでいるが、この頃、彼らは単調な生活がつくづく退屈になりだした。それは細君たちにも責任の一端はある。夢の多いジョージは、彼の語る多彩な夢をすぐ現実的な方へ持って行ってしまうマージに、無能な男の烙印をおされてしまうし、ダグは日曜大工をやりたいのだが、世間の手前を考えるトニーは手を出させない。ハワードはジョーンの節食療法の道連れにされ、いつも空腹だ。独身者のフレッドももちろん、彼らは刺激が欲しいのだ。名案がとび出した。ニューヨークにアパートを借りてブロンド美人でも1人住まわせ、費用と浮気を4人で分担しようというのである。早速おあつらえ向きのアパートを見つけ出したフレッドは、ひょっこり現れた飛び切りの金髪美人キャシー(キム・ノヴァク)に話を持ちかけた。とても見込みあるまいと思っていた彼女が、何とOKときた!それにはわけがあった。大学の卒論に郊外住宅地に住む夫たちの性的類型調査をしていた彼女は、願ってもない機会と考えたのである。夫たちは日割りの情事を楽しみにかかったが、キャシーは巧みに彼らを扱い、研究資料にと、細大もらさずテープレコーダーにキャッチする。だが彼らは、まことしなやかに情事をでっち上げて、互いに楽しみのほどを競うので、いつかキャシーに恋をしてしまったフレッドは嫉妬を持て余す。そのうちに気がとがめた夫たちから贈物をされたことから、事情を知った奥さんたちは、大挙キャシーのもとへ押しかけたが、そこにはキャシーの実験のことを聞いた男性たちがいた。大騒動がはじまった。フレッドは自分がモルモット代わりになったことで怒ったが、怒りきれなかった。フレッドとキャシーは、めでたく愛のゴールインをするのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・ゴードン
- 脚本
- アイラ・ワラック
- 脚色
- マリオン・ハーグローブ
- 原作
- マービン・ワース
- アーン・サルタン
- 製作
- マーティン・ランソホフ
- 撮影
- アーサー・E・アーリング
- 美術
- ジョージ・W・デイヴィス
- ハンス・ペーターズ
- 音楽
- ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン
- フランク・デ・ボール
- サミー・カーン
- パティ・ペイジ
受賞歴
第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)
ノミネート
作品賞(コメディ) |
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