地の塩

劇場公開日:

解説

亜鉛鉱山労働組合の闘争を通し、真実を描く。54年カルロビ・バリ映画祭グランプリ・最優秀女優演技賞、55年フランス映画アカデミー最優秀作品賞受賞作品。製作はポール・ジャリコ、製作補はソニア・ダール、アドルフォ・バレラ、監督は「完全犯罪(1936)」の故ハーバード・J・ビーバーマン、脚本はマイケル・ウィルソン、音楽はソル・カプランが各々担当。出演はロザウラ・レブェルタス、ファン・シャコン、ウィル・ギアなど。

1954年製作/アメリカ
原題:Salt of the Earth
配給:映画「地の塩」全国普及委員会
劇場公開日:1977年2月6日

ストーリー

ニューメキシコ州のある鉱山では、白人と差別されたメキシコ系労働者が働いていた。ある日、ハッパ作業でそのメキシコ系労働者の中に犠牲者が出て、組合幹部ラモン(ファン・シャコン)らの怒りは爆発した。やがて、亜鉛鉱山はストに突入。資本家には差別を抗議するラモンらも、家庭に帰れば妻を差別する古い意識の持ち主で、スト支援に立ちあがる彼女らを好まない。闘争は長期化し、ピケット・ラインに会社の手先、保安官らの攻撃が加わり、ラモンらは逮捕され暴行を受けた。その頃、ラモンの妻エスペランサ(ロザウラ・レブェルタス)は3人目の子を出産する。反労働者立法を利用し、スト労働者のピケ禁止令が通告された。「それでは労働者でない女性の手でピケを続行しては」。婦人達の提案が、組合により可決された。彼女達はピケに立ち、逮捕されてもひるまなかった。やがて、彼女達の活躍にラモン達男性は、女性に対して理解を示し、会社側もおれ、ここに労働者側に勝利がもたらされるのであった。

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