誰かが狙ってる

劇場公開日:

解説

ジャネット・グリーンの戯曲“マチルダは火事だと叫んだ”を「黒い肖像」のコンビ、アイヴァン・ゴッフとベン・ロバーツが脚色したスリラー映画。監督は「突然の恐怖」のデイヴィッド・ミラー。撮影は「黒い肖像」のラッセル・メティ、音楽も「黒い肖像」のフランク・スキナーが担当。出演は「夜を楽しく」のドリス・デイ、「完全なる良人」のレックス・ハリソン、「スパルタカス」のジョン・ギャビン、ほかにマーナ・ローイ、ナターシャ・ペリー、ハーバート・マーシャルら。製作ロス・ハンターとマーティン・メルチャー。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Midnight Lace
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1961年3月30日

ストーリー

イギリス人の富豪アンソニー・プレストン(レックス・ハリソン)の妻キット(ドリス・デイ)はアメリカ生まれの金持出だった。ある日、ロンドンの霧の中を歩いていると、何者かが彼女を殺すと脅かした。夫は誰かのいたずらだと、とりあわなかった。翌日、夫と昼食の約束がダメになり、1人で帰宅する途中、建築現場で頭上から鉄材が落ちてきた。が、建築請負師のブライアン(ジョン・ギャビン)に救われた。帰宅したキットは病身の家政婦ノラが息子マルカムに給料全部渡しているのを見て、彼女に5ドルやり、家で休養するようにいった。脅迫の電話がまたかかってきた。そこへ近所の友達ペギー(ナターシャ・ペギー)がきた。話をきいた彼女はアンソニーにすぐ帰るように電話した。アンソニーは妻を安心させるため警視庁のバーンズ警部を訪ねた。警部はさっそく調査するといった。翌日、キットの叔母ビー(マーナ・ローイ)が訪ねてきた。叔母がお気に入りのトニーの会社の会計係マニングと夕食に行こうといった。その時また電話がかかってきた。翌日、キットの乗ったエレベーターが途中で止まった。そこにブライアンが現れ、彼女を知り合いのドーランの酒場に連れていった。ブライアンはキットが好きだった。数日後、キットは夫とオペラをみにいった。夫が席を立った時、マルカムがきて金をせびった。夫が戻り追っぱらった。夫は1人で劇場から会社に行った。翌日、キットは美容院でアッシュという不振な男に襲われかけた。街中で誰かに後ろから押され、彼女は危うく死ぬところだった。アンソニーにようやく脅迫の電話をきかせることが出来た。脅迫者は今晩中にキットを殺すといった。アンソニーは一計を案じ外出した。間もなくアッシュが入ってきた。犯人か?そこへ夫が戻り格闘となった。バーンズ警部もかけつけた。警部はすべてを知っていた。犯人は会社の経理に穴をあけたアンソニーだった。共犯はアッシュの情婦で、アンソニーとも関係のあるペギー。脅迫の電話にはトランジスタ・テープコーダーを使ったのだ。アンソニーはキットの財産が目当てだった。傷心のキットは叔母さんと家を出た。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 アカデミー賞(1961年)

ノミネート

衣装デザイン賞(カラー) アイリーン

第18回 ゴールデングローブ賞(1961年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ドリス・デイ
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