大海賊

劇場公開日:

解説

「十戒(1957)」のセシル・B・デミルが総指揮したスペクタクル映画。ライル・サクソンの原作をジェニー・マクファースンが改作し、それにもとづいてハロルド・ラム、エドウィン・ジャスタス・メイヤー、C・ガードナー・サリヴァンが脚色したデミルの戦前作の脚本を、新たにジェシー・L・ラスキー・ジュニア、ベレエス・モスクの2人が筆を加えている。監督はアンソニー・クイン。撮影は「底抜け1等兵」のロイヤル・グリグス。音楽エルマー・バーンスタイン。出演するのは「旅」のユル・ブリンナー、「大いなる西部」のチャールストン・ヘストン、シャルル・ボアイエ、クレア・ブルーム、インガー・スティーヴンス、ヘンリー・ハル等。製作ヘンリー・ウィルコクスン。テクニカラー・ビスタビジョン。1958年作品。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:The Buccaneer
配給:パラマウント
劇場公開日:1959年3月13日

ストーリー

1812年、アメリカ合衆国はイギリスとの戦いで合衆国の要衝ニューオリンズが、イギリス軍に占領される危機にさらされていた。アメリカ軍を指揮しているアンドルー・ジャクスン将軍(チャールストン・ヘストン)はニューオリンズ攻防の重要な地点であるバラタリア島を占領している海賊ジャン・ラフィット(ユル・ブリンナー)を味方に引き入れようとしていた。しかしラフィットは首に賞金をつけられている身なので、アメリカにもイギリスにも力を貸そうとしなかった。ラフィットは多くの部下をしたがえていたが、中でもドミニク・ユー(シャルル・ボアイエ)は彼の片腕ですべてに采配をふるっていた。その頃アネット総督の妹ユリーはコリンシアン号に乗って旅に出た。このコリンシアン号をラフィットの部下ブラウンは襲い沈めてしまった。ラフィットはかねてから、アメリカの国旗をかかげている船を襲ってはならぬと云いわたしてあったので、大いに腹を立てブラウンを絞首刑にした。ブラウンの娘ボニー(クレア・ブルーム)はこの時からラフィットを仇と憎むようになった。部下の仕業とはいえ、ラフィットはコリンシアン号を沈めたことに責任を感じ、クレイボーン総督に申し出てアメリカがわに協力しようとしたのであった。やがて協定が成立しラフィットはアメリカがわにつき戦うことになった。このためニューオリンズでの戦にアメリカ軍は勝利をおさめた。勝利を祝う宴会がひらかれ、その席上で、ラフィットにうらみをもっていたボニーがマリーの服を着ていたことから、コリンシアン号を沈めたのはラフィット一味であったことがわかり、いままでラフィットを英雄として迎えていた人たちは彼の命を要求した。ラフィットはドミニク以下の部下をひきつれ、ふたたび海にのりだしていった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く