太平洋の虎鮫

劇場公開日:

解説

ジョナサン・ラティマーの原作・脚色をジョン・ファーロウが監督した戦争ドラマ。撮影を担当したのはライオネル・リンドン。音楽はデイヴィッド・バトルフ。出演するのは「スージー・ウォンの世界」のウィリアム・ホールデン、ナンシー・オルスン、ドン・テイラー、ウィリアム・ベンディックスなど。製作ジョセフ・シュストロム。

1951年製作/アメリカ
原題または英題:Submarine Command
配給:パラマウント
劇場公開日:1961年5月5日

ストーリー

1945年8月。第2次大戦終結直前、アメリカ潜水艦虎鮫号は日本機の爆撃を受けた。副艦長ケン・ホワイト中佐(ウィリアム・ホールデン)は艦を救うため艦上に負傷した船長と乗組員1名を残したまま潜水を命じた。魚雷主任ボーヤー兵曹長は制止したがホワイト中佐は聞きいれなかった。1時間後日本機は去ったが、海上にはもう艦長と乗組員の姿はなく、死体さえ見つからなかった。戦争が終り、ホワイトは恋人キャロル(ナンシー・オルスン)と結婚した。しかし2人は愛し合っていながら、ホワイトの心はいつも晴れなかった。あのいまわしい事件の思い出のためである。やり切れなくなったキャロルはホワイトに、海軍での生活を棄ててくれと迫った。そして彼が海軍から離れられぬのを知ると家を出てしまった。やがて朝鮮戦争がはじまりホワイトは再び虎鮫号にのり、艦長となって出撃した。ボーヤー兵曹長もいっしょだった。艦は北朝鮮軍捕虜となっている200名のアメリカ兵を救出する命令を受けた。虎鮫号は機雷だらけの湾に突入した。北朝鮮側の集中砲火が艦のまわりで炸烈したが、ホワイトはひるまなかった。今度の作戦は艦を犠牲にしても遂行すべきだと彼は判断したのである。空挺部隊や友人モリス空軍中佐(ドン・テイラー)の協力で任務は達成された。ボーヤー兵曹長もホワイトの信念を見直した。ホワイト自身も今までの罪悪感を忘れ去ることができた。そしてモリス中佐からホワイトに妻キャロルが身ごもって彼を待っているとの朗報がもたらされたのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く