青春一座

劇場公開日:

解説

リチャード・ロジャース、ロレンツ・ハート合作のミュージカルコメディの映画化で1939年作品。ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドが既に封切の「ブロードウェイ(1941)」に先んじて主演したもの。「美人劇場」でガーランドの父親に扮したチャールズ・ウイニンジャーがルーニーの父の役で共演するほか「我等の町」のガイ・キッピー、ジューン・プリサー、ベテイー・ジェインズ、「ターザン」のジョン・シェフィールド、ヘンリー・ハル、マーガレット・ハミルトン等が助演する。ジャック・マッゴワンとケイ・ヴァン・ライパーの脚本により「ブロードウェイ(1941)」のバスビー・バークレーが監督し音楽監督と撮影監督は「美人劇場」と同じく夫々ジョージ・ストールとレイ・ジューンである。

1939年製作/アメリカ
原題:Babe in Arms
劇場公開日:1948年6月

ストーリー

かつては人気のあった寄席芸人ジョーン・モランの息子ミッキーは、18歳の春を迎えて、妹モリーと共に父の一座に加わって地方巡業に出たいと申し出たが、ジョーはまだ若いといって許さない。しかし彼はじっとしておられず、知り合いのパット・バートンという同じ年の娘を主役として子供一座を組織し自分で上演脚本も書き上げたが、一文無しでは興行も出来ない。折りも折、以前に映画の名子役だったロザリー・エセックスと会って、ミッキーは事情を話す。ロザリーは自分が主演なら金を出すという。ミッキーは困ったが、パットの了解を得て、ロザリー主演で稽古を始める。ところが舞台で彼女とミッキーがキッスするのを見たパットは、とび出して母のもとへ行く。彼女の母も芸人でジョー・モラン一座に加わっていたのだが、ジョーの巡業は失敗続きで、彼女は娘にミッキーを援助するように勧める。パットが帰ったのは一座の初日のふたをあける間際だった。ちょうどその時ロザリーの父が現れ、彼女を連れ去ってしまったのでパットが主役となって開幕した。しかし不幸雨が降り出して、野外公演は中止となる。ミッキーが不運を嘆いていると、ブロードウェイの演出者マドックスから、上演申し込みがあった。ジョーも一座の振付師となり、ミッキー一座は船出した。

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