G・Iジョー(1945)

劇場公開日:

解説

第2次大戦中、沖縄伊江島で戦死した従軍記者アーニー・パイルのルポルタージュ「ここに君達の戦いがある」に基づき、レスター・コーワン「ヴィナスの接吻」が1945年に製作した戦記映画である。レオポルド・アトラス、ガイ・エンドア「その男を逃すな」、フィリップ・スティヴンスンが共同で脚色し、「ミズーリ横断」のウィリアム・A・ウェルマンが監督した。撮影は「すべての旗に背いて」のラッセル・メティ、作曲はアン・ロネルとルイス・アプルボームの2人で、「銃弾都市」のルイス・フォーブスが音楽監督にあたった。出演者は「零号作戦」のロバート・ミッチャム、「廿日鼠と人間」のバージェス・メレディス、フレディ・スティール、ウォリー・キャッセル「戦う雷鳥師団」、ジミー・ロイドら。

1945年製作/アメリカ
原題または英題:The Story of G.I Joe
配給:映配
劇場公開日:1953年9月3日

ストーリー

北アフリカ戦線。従軍記者アーニー・パイル(バージェス・メレディス)は、ウォーカー(ロバート・ミッチャム)の指揮するある中隊と行動をともにする。夜がふけて、露営のテントには誰かがスイッチを入れたドイツ放送が猥らな声で兵隊たちの心を乱すのであった。中隊は次第に戦場へ近づいていくが敵機襲来で中隊も最初の犠牲者を出した。彼らの参加したカッセリネ峠の激戦は米軍の撤退で一区切りついた。それから、しばらくたったイタリア戦線。ウォーカーの中隊は転属してサン・ヴィットリオの攻撃に参加している。アーニー・パイルもまたやって来た。頑強なドイツ軍の抵抗を彼らは粉砕して占領した。故国から子供の声のレコードを送られたワーニッキーは、早速どこからか蓄音機を見つけてきたがこわれていて聞くことができなかった。婦人兵と結婚する兵隊もあり、パイルも付添いをさせられた。しかし、こうした憩いも束の間で、彼らG・Iたちはまた次の戦場へと向かっていく。修道院に隠れた敵はG・Iを悩ませ、ワーニッキーは過労から精神に異常をきたして後送された。アイゼンハウアーの命令で修道院爆撃の断が下され、さしもの敵も撃滅した。負傷者も多く、戦死者はロバに乗せられ運ばれてくる。ウォーカー中尉もロバに乗った1人になっていた。部下たちは、中隊長に別れを惜しみながらまた次の戦場へ進んで行かねばならぬ。アーニー・パイルも暮色濃いイタリア戦線に、G・Iと行動をともにする。

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