シャーロック・ホームズ(1922)

解説

イギリス探偵小説界の権威アーサー・コナン・ドイル卿の原作になる短篇23に基づき、ウィリアム・ジレットが書下ろした舞台劇を土台として、マリオン・フェアファックスとアール・ブラウンとが共同で脚色し、「若き人の眼」「アリゾナ(1918)」等を監督したアルバート・パーカーが監督した。主役は「狂える悪魔」「海上の楽園」等で知られているアメリカ一流の名優ジョン・バリモア、対手役には特にグリフィスの好意で貸してもらったキャロル・デンプスターや、ユ社の「拳闘士」などでお馴染みのレジナルド・デニー、「死人無言」以来悪役で有名のグスタフ・フォン・セイファーティッツ等が出演する。

1922年製作/アメリカ
原題:Sherlock Holmes

ストーリー

シャーロック・ホームズはケンブリッジ大学に在学中モリアリティーという男を初めて知った。後年モリアリティーはロンドン暗黒街の頭目として数々の恐ろしい犯罪に世人を戦慄させていたが、ホームズは全力を尽くして社会のために彼を捕えようと決心した。欧州某国のアレキシス公爵がかつてローズ・フォークナーという娘と恋仲であった時、彼女に送った手紙は、彼女が公爵に捨てられて自殺した後、彼女の妹アリスの手にあったが、モリアリティーはこれを知りアリスを利用して公爵を恐喝した。ホームズは親友ワトソン医師と協力して、あらゆる危険を冒してモリアリティーと戦い、遂に彼に制裁を加えて、アリスと結婚する。

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