三面記事の女

劇場公開日:

解説

「市俄古」「男女の戦」のフィリス・ヘイヴァー嬢が主演する映画で「モダン十戒」のポール・ガンジェリン氏と「蛮勇ミックス」のジャック・ジャングマイヤーとが書脚した台本により「他言はご無用」「女丈夫(1927)」のポール・L・スタイン氏が監督したもの。助演者は「ショウ・ダウン」「非常線(1928)」のレスリー・フェントン氏、「闇を行く」「レビューのパリっ子」のマーガレット・リヴィングストン嬢及び「巨人」「トレント大事件」のレイモンド・ハットン氏等である。パート・トーキー版と無声版とがある。

1941年製作/アメリカ
原題:The Office Scandal
配給:欧米映画社
劇場公開日:1954年9月

ストーリー

有名な調馬師のチャンプ・トレーシーがランドール家の厩で銃殺されたという報知に接したグローブ・ディスパッチ紙の編集局は色めき渡った。編集長のペアソンは調度腕利きの外交記者が出回っていたので夫人外交記者のジェリーカレンに事件を受持たせる。ところが彼女が出掛けようとするところへ記者が二人帰ってきたのでジェリーは受持ちの夜間裁判所へ回されてしまった。その所で浮浪罪で検挙されたアンディーコービンというニューヨークで知名の外交記者に逢ったのでジェリーは判事に話ししてコービンを釈放させ、お困りなら社へいらっしゃいと告げて別れた。一方トレーシー殺害事件は迷宮に入ってしまった。数日後コービンが訪ねて来たのでジェリーは編集長ペアソンに頼んで彼を雇わせた。トレーシー未亡人は悲観に暮れていたと伝えられていたが、以前の職業の女優として再び舞台に立つ意向があるという噂が立ったので、ペアソンはジェリーを未亡人の所へインタビューに行かせた。そこでジェリーはコービンが社に入ったことを話した。すると未亡人は新聞社に5回も電話をかけたのでペアソンは急に未亡人の女優時代の切抜き記事を調べて見ると彼女とコービンとは当時から相当親密であったことが判明したので、それとなくコービンに尋ねると彼はそれを否定した。ペアソンはデラニーという記者にこの二人の行動を注意せよと命じた。ジェリーとコービンとは恋に陥り一緒にパーティーに出掛けた。電話でコービンの出先を聞いたトレーシー未亡人は自分も出掛け、二人が恋仲であること、自分の愛をコービンが容れぬことを知った。翌日未亡人はジェリーを呼んで夫の殺害者は自分の情夫で腕に傷跡があると告げた。ジェリーはペアソンにその旨を告げるとその間の事情を察した彼は故意に彼女を起こらせて辞職させ、一方未亡人尋問を警察と共同してやることにした。ジェリーはコービンの傷跡を見て犯人が未亡人であると直感して急行し巧みに彼女に話を持ち掛けて自白させた。ペアソンは喜んでジェリーに復職させ夕刻の第一面にその記事を書かせた。

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