快傑ゾロ(1958)

劇場公開日:

解説

過去にダグラス・フェアバンクスとタイロン・パワーによって各々演じられたことのある快傑ゾロの物語の、ウォルト・ディズニーよる再映画化。ジョンストン・マッカリーの原作をノーマン・フォスター、ローウェル・S・ホウリー、ボブ・ウェリング、ジョン・メレディス・ルーカスの4人が脚色、ノーマン・フォスターと「戦塵」のルイス・R・フォスターが共同監督した。撮影監督はゴードン・エイヴィル。音楽はウィリアム・ラヴァ。ゾロを演じるのは、テレビ番組の同じ役で人気をとった新人ガイ・ウィリアムス。他にリサ・ゲイ、ヘンリイ・カルヴィン、ブリット・ロモンド等が出演。製作ウィリアム・H・アンダーソン。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:The Sign of Zorro
配給:RKOラジオ映画
劇場公開日:1958年11月19日

ストーリー

カリフォルニアがスペイン領だった頃、大地主アレジャンドロの息子ディエゴ(ガイ・ウィリアムス)は、故郷の村々がスペイン司政長官モナステリオの圧政に苦しんでいるのを知り、スペイン遊学を中止し、口の不自由な忠僕ベルナンドをつれて急いで帰郷した。正面きって暴政にたち向かうのは危険なので、ディエゴは表面無能なヤサ男を装い、時がくると黒衣黒覆面の快傑ゾロを名のって現われ、長官の悪業をこらしめた。第1の仕事は反逆罪で捕えられている隣人ドン・イグナシオ・トレスの救出であった。トレスをさらわれた長官は、怒ってトレスの家族を捕え、さらに抗議にきた村人を兵士を使って罠にかけ、ディエゴの父アレジャンドロを死刑にしようとしたが、これもゾロに妨害された。トレスが暴状を総督に訴え、公正な裁判を要求した。しかし長官は腹臣の部下ビナを裁判官にして有罪を宣告させようとした。その時、ゾロの剣がカーテンごしにビナの背にのびて、判決は無罪となった。激怒した長官は、酒場の喧嘩で逮捕した剣の使い手マルティネツをニセのゾロに仕立て、地主一同を招いた客席に現われさせて金品を強奪させたが、席上にいたディエゴが急いでゾロとなって現われ、化けの皮をはいだ。なおも隠れて悪業を重ねたマルティネツはゾロに刺されたが、その時ゾロの正体も長官に悟られた。ディエゴを捕えた長官は、折から視察にきた太守の前に得意気にゾロとしてディエゴをひきすえた。その時、馬上のゾロが疾風のように現われた。スペインでディエゴと旧知の間がらだった太守親娘は彼を自由にして、長官を罷免して無礼を詫びた。釈放されたディエゴを、喜んで迎えたのは、さきほどゾロに扮して現れ、主人の危機を救った召使ベルナンドだった。

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