ジャンゴ 繋がれざる者のレビュー・感想・評価
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解放感がとても良かった
・漠然と黒人差別がありましたと知りながらも、こういった映画を観ると改めて差別の事実がとても多いのだと思い知らされて切なくなった。そこを救済する話になっていて幾分、スカッとした。
・馬の激しいスタントシーンが多くて凄いなと思った。倒れこんだり、馬具がないときは鬣をつかんで走るのを初めて知った。
・黒人が馬に乗っているだけで驚かれるシーンに驚いた。時代時代で様々な観念があるんだと思い知る。今、当たり前って事もいつかはおかしい事になるのだろうとこういうのを観るといつも思う。
・黒人に対する様々な拷問が観ていて辛かった。事実を元にした描写と思うと胸が痛む。
・ラストにディカプリオを撃つシーンが良かった。我慢できなかったっていう理由が何ともいえなかった。そでからデリンジャーが出てくる感じが気持ち良かった。
・マンディンゴを楽しむ事実がとても悲しかった。
・ドリームやグリーンブックで差別している側が理解を示して仲が良くなっていったけど、そういった気配もない時代があったと思うと恐ろしかった。
"タランティーノらしい、ブラックの描き方と勧善懲悪の取り方。あの歯...
"タランティーノらしい、ブラックの描き方と勧善懲悪の取り方。あの歯医者とジャンゴのバディムービーとしても最高の一作でしたな。
ジャンゴが強烈にかっこいいよね。アフリカ系アメリカ人って寡黙だとどうしてああもかっこいいのだろう。クリストフヴァルツも今作めっちゃよかったな!?超かっこいいよ、あの人。
俳優がみんながみんな自分に合った役をもらって、最高の演技で返してるような映画でしたね。
これで助演男優賞とれんかったんは訴えてもいいレベル。
☆タランティーノ映画ベスト3
1 デスプルーフ
2 ジャンゴ
3 ヘイトフルエイト
まだシンシティとジャッキーブラウン、キルビルの2作見ていないので何とも言えないけど、不変な気がするよ。シンシティは違うか"
自分が「クリストフ」になった理由の作品
テイストは「キル・ビル」、
流れは「イングロリアス・バスターズ」。
雰囲気もさほど重くもなく、タランティーノ祭な感じでした。
識者の方々が仰っている、社会暗部としての奴隷制の表現は、
何と言ってもディカプリオの「ムッシュ・カンディ」のイカレっぷりと、
序盤訪れる農園の後に襲ってくる奴ら
(のちのクー・クラックス・クランらしい)の間抜けさに、
たっぷりと注がれて、愛情溢れて描かれている。
「イングロ~」のナチスが、
ここでは奴隷を買い漁る白人に置き換えられ、大粛清。
完全なるヒーロー物の爽快感はタランティーノの前作より増しているが、
スケールとしてはダウンかな。
前作は歴史を「書き換え」ちゃったからねぇ。
しかしクリストフヴァルツ、オスカー助演賞獲ったけど、ほぼ主演だって。
この中での助演賞は寧ろサミュエルLジャクソン、
いややっぱりディカプリオ…、ん~悩む。
誰も彼もキャラが立っているのが、タランティーノ映画の醍醐味。
残酷描写はそんなに気にならなかった。
これくらいフツー、と自分が慣れちゃっただけかも。
クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手がけるウェスタン。南北...
前半がより面白い
【レオナルド・ディカプリオの黒人をモノとしか見ない狂気の農園領主を演じる姿に戦慄を覚えた作品。】
一般的には、南北戦争直前のアメリカ南部の黒人の立場を露わに描き出した作風も後押しし、アカデミー脚本賞とクリストフ・ヴァルツの助演男優賞受賞が表に出ている作品だが、私の印象ではレオナルド・ディカプリオの狂気を帯びた農園領主を演じる姿が忘れ難い。
今更ではあるが、この俳優の底知れない演者としての力量を再確認させられた作品である。
勿論、当時の黒人の置かれた状況をシビアに描き出しているし、それに抗おうとするジェイミー・フォックス演じるジャンゴとその妻、ブルームヒルダを演じたケリー・ワシントン及びこの人の後釜は誰なんだというくらいの圧倒的存在感を誇るクリストフ・ヴァルツの姿も忘れ難いが、矢張り今作品はレオナルド・ディカプリオの印象が強烈に残っている。
<2013年3月9日 劇場にて鑑賞>
タランティーノの考えるカッコイイ西部
やっぱりタランティーノ監督の作品は良いですね。
割りと長めの作品でしたが、決してテンポが悪い訳ではありませんでしたし、登場人物が魅力的なのに加えて演出が良いために全く飽きずに最後まで楽しめました。
覆面のくだりのような笑いにしても、吹き上がる血飛沫が印象的だったガンアクションにしても、不必要に格好良い絵面にしても、やっぱりタランティーノはセンス良いですよね。
それに加えて、俳優の起用がとても巧いですよね。予めこの俳優って決めてから脚本を書いているのかと思うくらい役柄と俳優さんがぴったりですよね。
飄々とした雰囲気ながら味のあるクリストフ・ヴォルツも良かったのですが、サミュエル・L ・ジャクソンの嫌味なジジィっぷりは最高でした。
そして、ディカプリオ。
絶対ディカプリオはトラボルタと同じく悪役やった方が格好良いですよね。
サミュエルの癖が強すぎる!!(笑)
異色西部劇
黒人が主人公という異色西部劇。タランティーノの人種差別に対する思いが吹き溢れ、それでも彼らしく血肉吹き飛ぶグロ映像も満載(笑)。
まずはシュルツの賞金稼ぎたる存在の面白さ。いきなり善良な保安官も殺すのか?と思わせておきながら、そいつも指名手配犯だったというからくり。そして連邦保安官が現れても法執行中につき云々という決め台詞によって手出しさせない面白さ。ジャンゴを拾ったのも、実は列車強盗をはたらいた悪人たちを見つけるため。その屋敷でのやりとりも面白いが、用心棒を殺されたとして農園主や従業員たちが彼らを夜襲する・・・その中にジョナ・ヒルもいた!
徐々にガンマンとして成長したジャンゴを連れ、彼のために性奴隷とされていた妻を救うために旅をする。どこの大農場でも黒人奴隷の扱いのひどさが浮き彫りにされ、一見立派な大農場主(ディカプリオ)も黒人差別の酷さが痛快に描かれる。
ドイツ語を喋れるという珍しいジャンゴの妻ブルームヒルダはすぐに見つかるが、奴隷格闘技の奴隷を買おうとするシュルツの作戦はまんまと失敗。結局は銃撃戦で修羅場と化す。シュルツも農場主もあっけなく死んでしまうところもタラちゃんらしい演出なのか・・・
立ち上がれっ!奴隷たち!
ニガー言いたいだけの映画!!
同じ監督の「ヘイトフル・エイト」はミステリー要素があって楽しめましたが、こちらは長いだけで苦行でした。9割以上は会話ですが、会話が全く面白くないです。起承転結もはっきりせず、折角の西部劇なのにニガーニガー言いたいだけで残念です。130分過ぎの銃撃戦は良かったですが、これも短いです。
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