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劇場公開日 2012年6月16日
解説
劇場デビュー作の中編「はい!もしもし、大塚薬局ですが」など、10代の少女たちの一瞬を切り取り続けている勝又悠監督が、制服を着た女子しか愛せない男と、その男に誘拐された少女の数日間を描く。深夜の工場勤務をしながら生活している昌一は、一見普通の30代の男だが、制服を着た少女しか愛することができないという隠れたフェチズムにコンプレックスを抱き、悩んでいた。すでに後戻りのできない年齢になった自分に対し、半ばあきらめかけていた昌一だったが、ある日の真夜中、衝動的に女子高生を車に乗せ拉致してしまう。
2011年製作/113分/日本
配給:キュリオスコープ
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2018年7月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
彼女アリで工場勤務の女子高生制服好き30代、昌一。
ちょっと訳アリ家族の地味目な女子高生、愛。
拉致した時点で犯罪ですが、徐々に互いの理想と妄想を重ねて居心地が良くなっていく。
昌一のどう繕っても拭えない気持ち悪さは、どんなに理想を語ってもただの制服好き。
そこにピンとこない愛は、ただただ父親と昌一を重ねているだけ。
全てはラストシーンが物語ってます。
まあ解りにくいです。
面白いのは愛の家族
ヘルメットを脱がないヤンキー妹とヤンキー彼氏
そして見た目普通のヤンキー母親。
そこだけギャグかと思いました。
2015年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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モヤっとしたのは、別れのシーンで、正一が学生証を隠していたことについて、愛ちゃんは失望したのかどうかということ。それまで心を許していたのに。
また、愛ちゃんと約束したのに、正一は別の制服JKと待ち合わせしていたのはなぜか。制服フェチだけど、純愛映画のはずでは。
また、愛ちゃんはなぜ正一に心を許したのか?家庭問題があったが、彼氏との関係は良好な様子だった。
もっと家庭問題をキツく描いて、彼氏との関係を冷めた感じに(ファッションで恋人を持っている感じに)すると良かったかも。
男の妄想を叶えてくれる映画だった。
愛ちゃんのあどけない感じが無防備で、ひょっとしたら…?と希望を抱かせて目が離せない動力となり、素晴らしかった。制服の背徳感もそれを増幅していた。
2012年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
いろいろ素晴らしいところを指摘すると、まず真っ先にセックスがしたいに決まっているのに頑として自分ルールを守るところ、その童貞感とも言えるし、女の子に対して犯罪に及んでいるにもかかわらず好感度を下げたくない事が優先されているのがとても面白かったし、「分かる!分かるよ!」と言いたい。
彼女の魅力の微妙なところも、制服がとてもよく似合うところも儚げで、すごくよかった。
特に面白かったのは女の子がギャルっぽい服を着たときに明らかに男のテンションが下がるところで、そのあと海に行ってわけの分からない主張を説得力たっぷりにするところだった。
こんなひどいテーマに正面から向き合っているところ、非常に素晴らしかった。
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