恋に至る病
劇場公開日:2012年10月13日
解説
処女童貞喪失の通過儀礼がテーマの中編作品「普通の恋」(2008)で、ぴあフィルムフェスティバル2009の審査員特別賞を受賞した木村承子監督が、同映画祭のスカラシップを獲得して製作した長編デビュー作。恋とセックスにまつわる根源的な疑問を、独特のユーモラスな感性で描き出す。高校で生物の教師をしているマドカは、他人との接触を避け、授業中でも生徒の顔をまともに見られずにいる。そんなマドカのことが大好きな女子高生ツブラは、マドカの姿をイラストにしてノートに書き留めている一方、「死んだあとで誰からも忘れられてしまうこと」を恐れ、「腐らない体」を手に入れるために防腐剤入りの食べ物しか口にしない日々を過ごしている。そんなある日、ツブラはマドカと性器を交換することを妄想するが、ひょんなことからそれが現実となってしまい……。
2011年製作/116分/日本
配給:マジックアワー
劇場公開日:2012年10月13日