大脱出のレビュー・感想・評価
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スカッと面白い
スタローンが依頼で刑務所からの脱出を請け負う業務に携わっていて、シュワは何かの事情で収監されていた人で、二人でタンカーの刑務所から脱獄する。
刑務所からの脱獄ものだと思って、どれほど物騒な場所なのかと思ったら、二人とも凄味があるせいか、やばい犯罪者に意地悪されることもなかった。そもそもワルが刑務官や署長だけで、クズみたいなどうしようもない触れ合いたくない人物が皆無で、ワルもおらず、食い足りなかった。もっとゾッとするような危険人物が見たかった。
しかし、緊張感あふれるサスペンスと痛快なアクションが数珠つなぎで最後まで楽しかった。
この正月は見たい映画が全然なくて、1月10日にしてやっと今年が始まった感じがした。
立ち位置がよく分かっている2人の漢!
最初にこの映画の公開を聞いたとき、正直あまりノレなかった。なぜならエクスペンダブルズでスライ、シュワの2ショットは実現しているし、シュワの本格復帰1作品目でもないからだ(しかも復帰作ラストスタンドは快作だったと思う)。結局、このタイミングでW主演作を公開する理由が全くわからないままに公開日を迎え、不安を抱えながらの鑑賞となってしまった。
いや、マジでなめていてすいませんでした。
プロモーションではエクスペンダブルズ的なファンサービス映画の要素を全面に押し出していたのですっかりだまされていた。この作品はエクスペンダブルズのような豪華共演やファンサービスを楽しむ記念碑的な作品というものではなく再出発、つまりガチで映画としての面白さで勝負してきている。我々観客の方が遥かに遅れてて、あのオッサン達はとっくに次のステップに進んでいたのだ。
その証拠にこの映画の面白さの肝はデカい図体でチマチマしたことを積み重ねる部分にあって、2人の得意なド迫力アクションは最後まで温存しているのだ。老いを理由にアクションをあきらめないこの熱意。そしてそれを補う経験値とクレバーさに感服した。
そしてシュワとスライの役柄がまたよくできている。スライ演じる脱獄のプロは緻密に計算し、コツコツと積み上げていく孤高の男。生真面目故に騙されたり損するあたりがスライそのもの(笑)。
それに対しシュワ演じる囚人は身体的迫力はさることながら茶目っ気があり、口がよく回る。それでいてずる賢いというかなり自虐的なキャラクターになっている。両者ともが自分が周りからどう見られているかが分かっているし、それを受け入れる体に劣らぬ器のでかさが粋である。
そしてその2人が捕まる監獄が、非合法な上にそこに入れられた囚人は社会的に”いないこと”になるというのが面白い。まさに80’sなどにピークを迎えた筋肉アクション映画自体が21世紀の現代ではなかったかのようになりつつあることに真っ向から異議を唱えているようにも見える。
長々と述べてきたようにこの作品は過去の80’90’アクション映画作品を土台にしながらも、決して過去の栄光に甘んじることなく新時代の生身アクション映画へ挑戦している快作なのだ。
迷ってたり、ちょっとでも主演二人の世話になったことのある人間は今すぐ劇場にいけ!
やつらは過去にすがっちゃいない!いまでもいつまでも本気だ!
Never Give UP!
大脱出
久しぶりにレイトショーで鑑賞。まずまず面白い映画だった。ちょっと出来すぎだなーとは思うけど娯楽映画だし良しでしょう^^それよりも、スタローン、シュワちゃんファンの方々には申し訳ないけど、Jim Caviezelが観たいがために劇場へ来たので、Jimの女王様?っぷりがたまらん!あの大画面でJimのアップが拝めるなんてホント幸せ\(//∇//)\唇の端をちょっとあげて微笑むJimに萌えまくりな映画だったわ。
★のひとつ分は悪役に捧げます!
ジム・カヴィーゼルは悪役もせくし〜♪
思わず「リース君!」と何度か呼びました。
(関係無くてすみません)
ストーリー、この二人が主役だからってそれだけで魅せるわけでもなく…、それが私には裏目でした。
もう少し単純明快なのが良かったな〜
安心と信頼の品質
抜群の安定感ですな!笑
エンタテインメントとして、上物。
ハズレの無い…洋画劇場テイスト満点の一本でした。
最後まで全体図を読ませない展開の見事。
若干スパイス不足も有るけど…力でねじ伏せる王道の説得力。
潔い男汁改め男ツユ滴る一本です!
でも、エクスペには及ばないんだけどね…
小細工に頼り過ぎた近頃の映画への、見事なカウンターパンチでした。
アクションばかりでなく
話は、ほどほどによくできてたかな?
やっぱり、ご老体2人に、バリバリのアクションは
もう無理ですものね〜。。。
でも、見応えは十分ありました。
もうちょっと後半は短くてもいいかなぁって感じに
だれていたような。。。
意外と良かった
最近特に昔のアクションスターの共演映画が目立っているがなかなか面白いなと思える作品が少ないと思っているのは俺だけだろうか!この作品もそうなんやろうと思いつつ観たが想像してたよりは良かった気がする。
ラストのドンデン返しに疑問。アクションは良かったです。
脱出ものは、映画界にとっても鉄板で、数多くの名作を輩出してきました。脱走時の仕掛けの謎解き、そして脱走の緊迫感が絵になるからでしょう。
映画ではありませんが『プリズンブレイク』にはどっぷり填りました。連続ドラマのほうが脱走劇をよりディープに堪能できたのです。ところが本作は、わずか2時間で二つの脱走計画を完璧に見せてくれます。そういう意味では脱走劇の醍醐味が凝縮している作品とぃって過言ではありません。おまけに、スタローンとシュワルツェネッガーの二大アクション俳優が共演しているからには、面白くないわけがありません。期待通りワクワクドキドキさせてくれるアクションシーンも満載で、大満足の作品でした。
★一つ落としたのは、最後のドンデン返しがやや強引で、そんなに無理してひっくり返さなくてもいいのにと思ったので減点してしまいました。たぶん皆さんも2回くらい見ないと腑に落ちない返し方なんですね。
さて、最初に登場するのは、スタローンが演じるブレスリン。先ずは本作の小手調べとしていきなり脱獄シーンからはじまります。シュワちゃんは登場せず、当分の間一人主役の状況でした。
のっけからトリッキーなのは、ブレスリンの素性は一切明らかにせず、脱獄シーンが描かれることです。鮮やかな手口で、最新鋭のコロラド州ベンドウォーター連邦刑務所を脱獄したあと、アレ?と思うのは途中で逃走を止めて、わざと捕まってしまうことです。
刑務所に連行されたブリスリンは、刑務所の所長室に通されると、そこには所長とB&Cセキュリシティ代表のクラークいて、所長に自分の部下としてブレスリンを紹介します。彼は刑務所のセキュリティに関する専門家であり、かつ脱獄のプロフェッショナルとして既に16もの連邦刑務所で脱獄を成功してきたと「実績」を披露したのです。ブレスリンの自己紹介シークエンスとして、長々とナレーションで語るよりも憎い演出だと思います。
そんなブレスリンを支えているのが、元囚人でハイテク専門家のハッシュと女性スタッフのアビゲイル。彼らの完璧なチームワークと結束の強さも見どころです。
特にアビゲイルは、個人的にもブレスリンな関係で、時々亡くした娘の回想に耽るブレスリンの過去にも関係ありそうです。
話が急転するのは、ブレスリンが事務所に戻ると、彼の「実績」を高く評価しているというCIAの女性弁護士ジェシカ・マイヤーが訪れて、新しい仕事のオファーをすることから。それは「政府が関知しない民間の極秘刑務所の脱獄」という依頼。そんな依頼の背景には、テロ容疑者に自白を強要させ目的のCIA秘密収容所が人権的見地から、法律で規制されてしまったことがあります。そのための代替手段で、表向きはCIAが一切関知しない民営の刑務所が作られて、そこへ凶悪犯やテロリストなどが裁判手続きを経ずに送られるというCIAにとって便利な施設。ただ政府資金に頼れないため、建設維持費は、民間の投機筋から集めなければいけません。そんなスポンサーに刑務所としてのアピールポイントとして、絶対脱獄不可という証明が必要だったのです。そこでその証明する適任者として、ブレスリンに白羽の矢が立ったわけでした。
刑務所の民営化というと日本では馴染がありませんが、既にアメリカでは数カ所あるようです。メリットとして公営よりも、経費が安くなり、更正率も高くなっているようです。
今回のオファーのやっかいな点は、秘密保持上場所は一切明かせないこと。そして、依頼主のCIAは表向きは一切関与できないこと。さらに、世界中から名うての凶悪犯が集まり、その対策として世界でも最高レベルのセキュリティシステムを装備したことです。 後でわかることですが、ここの設計は「矯正施設の管理体制の問題点」というブレスリンが自らの脱獄体験を教訓化した著書を元に建設した施設だったので、さすがの彼でも脱出は困難だったのです。
それでも代表のクラークは、500万ドルという高額の報酬にほくほくで、ブレスリンにやってくれないかと頼み込みます。アビゲイルたちは危険だから止めといた方がいいと反対するものの、意外にもブレスリンはすんなりと決断してしまいます。そこに山があるから登るという登山家と同じ境地でしょうか?
ハッシュは仕方なく、いつもの潜入手順を準備。ブレスリンに仕込んでおいた①"ポルトス"という偽名②偽の経歴③緊急時の避難コードを伝えて、腕に発信機を注入します。
ところがピックアップ予定の場所で、ブレスリンは何者かの車に拉致されて、その場で発信器はえぐり出されてしまいます。ハッシュが追跡していたブレスリンの位置情報は消滅。いつもの仕事とは違って、何やら雲行きが怪しくなってきました。
連行された先にあったのは、先に話の出た施設刑務所。ガラス張りでできたツリー状に広がる監獄は個室。しかも武装した監視員による24時間監視状態で、見た目も絶対に脱獄は無理そうな感じでした。
刑務所のオリエンテーションで刑務所長ホブスと対面したブレスリンは、クラークからいわれてきた所長の名前と違っていたことに気づき、尋ねるもののそんな者は知らないとつれない返事。異常を察知したブレスリンは「緊急コード」を所長のホブスに告げます。しかし、“なんのこっちゃ”という表情しか帰ってきません。ただおまえは絶対ここを出られないというだけです。もしかしたら…とブレスリンは、自分は罠にはめられたのかと疑いはじめるのでした。
ここからは、誰が何のためにブレスリンを罠にはめたのかという新たな謎が、物語を興味深くしていったのです。なぜかホブスと連絡を取り合う代表のクラークのどや顔が気になります。
予定外で、ポルトスとして収監生活を余儀なくされたブレスリンは、受刑者がたむろする「バビロン」という広場に向かいます。そこでやっとシュワちゃんのご登場です。そのひげ面の大男、エミル・ロットマイヤーと意気投合するのですが、あとから考えるとロットマイヤーが急接近してきたのもある意図があってのもの。彼の言動には要注意で、ご覧ください。
どんなに脱獄が困難な監獄でも、人間が作って運営するものだったらどこかにほころびはあるものだというのがブレスリンの信念。早速ロットマイヤーと組んで脱獄計画を練り始めます。その観察眼はいささかも揺るぎがない完璧なものでした。
基本は以下の三点。
①施設の構造をしることと現在地の確認。
②看守の行動把握。
③協力者の確保。
①については、いつものように問題を起こして独房に入り、床板のネジを外して脱出ルートを発見するという、彼ならではのテクニックを早くも見せつけてくれました。②についても、ひとりひとり把握していくブレスリンの観察眼は驚異的。
また③にも関わることですが、自分たちの現在位置の緯度・経度を調べる方法として、どうしても甲板に出て星の位置を調べる必要がありました。そこで、イスラム教信者の囚人ジャベドに目をつけて協力者になってもらい、ジャベドがアラーに直接祈りを捧げたいという口実を認めさせて、まんまと甲板に出て即席の六分儀を使い、測量することに成功できたのです。
位置が分かったら、外部の協力者に伝えて、迎えに来てもらう必要があります。そこで重要になるのは③の協力者の確保。注目したのは囚人たちの健康を管理しているカイリー医師でした。ブレスリンはカイリー医師に、「ヒポクラテスの誓い」の一節を引用して、医師の倫理で自分立ちの救出への協力を揺さぶりかけます。そして刑務所長に置いてある自らの著書の88ページに記載してある内容を伝えて、自分が囚人でないことを本を見て確かめねよう依頼するのです。医師の倫理感をツテにするところは、なかなかユニークな仕立て方だと思えました。
ブレスリンが脱獄に動いていることを直感したホブスは、すぐさま誰もいないE棟に彼を監禁します。ここに至って、「大脱出」をはかろうとするブレスリンと、その阻止をはかろうとするホブス所長との知恵比べといった様相になってきました。ブレスリンの著書を研究して、そのノウハウを知り尽くしているホブスに分がありそうです。ただその前に、囚人ではなくブレスリン本人だと素性を知っているホブスがなぜ彼を閉じ込めておこうと必死になることが疑問なんですけどね。
但し、刑務所管理で完璧を期すホブスにも、思わぬ節穴があったことを発見してしまいました。彼の著書を読んでいたら「協力者の確保」が挙げられていたはず。なのになぜ自由に行動させて、他の囚人に接触させていたのか疑問です。途中から、やっと遮断し、孤立化を図るべきだと気づいてE棟に押し込んだものの時遅し。さらに、ブレスリンの口車に引っかかって、ロットマイヤーが持っている仲間の所在地情報を聞き出すからといって、元の棟に戻して、積極的にロットマイヤーに接触させてしまったのです。これでは脱獄を奨励しているようなものです。ホブスはなんと間抜けな所長なのでしょうかといいたいですね。
ハッシュとアビゲイルは必死で、ブレスリンノ収容されている刑務所の場所を突き止めようとするものの手かがりはなし。肝心のクラークは何の問題もないとホーカーフェイスでますます怪しくなるばかりでした。
一方、ブレスリンは偽の脱獄計画をホブスに掴ませて、陽動作戦を決行。鎮圧のどさくさに紛れて、ロットマイヤーやジャベドとともに脱獄を図ります。ここからは息つく暇もないほど、アクションの連続でふたりま主演者の本領発揮です。スタローンは年齢を感じさせない肉弾戦を披露し、シュワちゃんは、ターミネーターばりの機関銃連打を画面で見せつけてくれました。
意外と見せてくれるのは、ジャベドなんです。守衛に追い詰められたとき、自らの身を犠牲にしてまでふたりに、オレが止めるから行け!と命令するところは、グッときましたね。麻薬組織の元締めで悪党と思っていたら、いいヤツでした(^^ゞ
ラストまでノンストップでアクションは続き、最後までドキドキの連続でした。えっ、肝心の監獄の場所をいっていないって、それはネタバレなしとしておきましょう。
それより大脱出の成功後に明かされる、あっと驚く結末をお楽しみに!仲間内で殺し合っていたなんて、やっぱり辻褄が合っていないと思えたラストでした。
ご老体が痛々しい
二人とも厚化粧が凄い(笑)
MIB3みたいで見てて痛々しい。
もうそんなに何度もUPにしないで!(苦笑)
二人の過去の典型的な作品を彷彿とさせる内容で、
特にシュワちゃんの英語と表情が懐かしい。
もっと若い頃に共演して欲しかったなぁ。
今更感が強くて残念。
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