おおかみこどもの雨と雪

劇場公開日:

解説

「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、「母と子」をテーマに描くオリジナルの劇場長編アニメーション。人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつで育て上げていく人間の女性・花の13年間の物語を描く。「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。「時をかける少女」「サマーウォーズ」に続いて脚本を奥寺佐渡子、キャラクターデザインを貞本義行が手がけた。第36回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション映画賞を受賞した。

2012年製作/117分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2012年7月21日

スタッフ・キャスト

監督
原作
細田守
脚本
奥寺佐渡子
細田守
製作指揮
城朋子
製作
藤本鈴子
齋藤佑佳
岡田浩行
井上伸一郎
平井文宏
阿佐美弘恭
弘中謙
市川南
高田佳夫
植木英則
エグゼクティブプロデューサー
奥田誠治
Co.エグゼクティブプロデューサー
高橋望
プロデューサー
齋藤優一郎
伊藤卓哉
渡邊隆史
アソシエイトプロデューサー
川村元気
村上泉
キャラクターデザイン
貞本義行
作画監督
山下高明
美術監督
大野広司
色彩設計
三笠修
CGディレクター
堀部亮
美術設定
上條安里
衣装
伊賀大介
劇中画
森本千絵
編集
西山茂
録音
小原吉男
音響効果
今野康之
音楽プロデューサー
北原京子
音楽
高木正勝
主題歌
アン・サリー
高木正勝
アニメーション制作
スタジオ地図
プロダクション協力
マッドハウス
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受賞歴

第36回 日本アカデミー賞(2013年)

受賞

優秀アニメーション作品賞  
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(C)2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

映画レビュー

3.5行っちゃうのね。。。

2023年3月23日
スマートフォンから投稿

泣ける

田舎暮らしで頑張る姿に涙、、、子育ても、ただでさえ容易じゃないのに…おおかみこどもの雨と雪を育てるだもんね…。ピュアな芯の強さにパッと見、折れちゃいそうなのにしっかりと根を張って生きてる。。。そんなところに感動(T_T)。受け入れてくれる周りにもジ~ン。。。

それでも山に行っちゃうのね。。。自分らしく生きててくれればいいよ、と、お母さんは思うのでした。

コメントする 4件)
共感した! 5件)
ホビット

4.5日常のきらめきを、アニメがみずみずしく蘇らせる

2012年7月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

細田監督の空は、どこまでも青い。緑は瑞々しく、水は眩しいほどにつややかだ。そんな世界を、おおかみこどもの「雨」と「雪」、そしてにんげんの母親「花」が思う存分駆け回り、きらきらと生命力を放つ。
育児中の身には、この物語は一際しみる。にんげんのこどもも、暴れっぷり・散らかしっぷりはおおかみこども並み。居たたまれないほどの泣きわめき声も、胸がきゅんとなる玉のような大粒の涙も、安心を求めすり寄ってくるときの愛くるしさも。…見覚えのある情景が、次々に描き出される。ああ、そうそう、確かにそうだ、そうだった。…と、日常過ぎるあれこれを、アニメを通して新鮮に実感することができた。
男の子の母親として特に印象深かったのは、あるきっかけから急激に変化していく雨の物語。実体験のない異性の成長は、心身ともに不思議なことだらけ。親とはいえ、ちょっと不安でもある。子であっても、所詮は他人、自分とは別の存在。いつかは親ばなれする、してもらわないと困る…と思いつつも、「その日」が来るのが少しさみしくもある。
花が子連れで働き始めた自然観察センターで、幾度となく並んで佇む花と雨。母にくっつくようにしていた雨の視線は次第に深く、遠くなっていき、彼ひとりの行動が増えていく。ちなみに、私は息子をたいてい前向きに抱っこする。前向きでスタスタ・てくてくと公園を散歩し、買い物をする。同じ向きで歩けば、同じ景色が目の前に広がる。けれど、同じものを見ているとは限らない。ときどき、ジーッと真顔になる息子に気づき、何を見つけたんだろう?何を思っているんだろう?と首をひねることがある。言葉を発する前から、すでに彼独自の世界がかたちづくられているんだなあ…と頼もしく、それでいて取り残されたような気持ちになる。すると、今度は急に振り向きニッコリされ、何にもかえがたい至福をふいに感じるのだ。
何はともあれ、今を大切に、日々を丁寧に過ごそう。そう素直に感じさせてもらった。

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共感した! 6件)
cma

3.5時間の経過を上手く表現する中々の感動ファンタジー。 引用↓ 今作は...

2024年12月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

時間の経過を上手く表現する中々の感動ファンタジー。
引用↓
今作は「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて成長する姿」と「その子供たちが、誕生から自分の生きる道を見つけて自立する過程」。それは、およそ2時間の映画で13 年間という「時間」を丸ごと描き出すという、アニメーションだからこそ実現可能な試み。その中で人生の様々な局面において、親として、あるいは子として、どのような選択をするのか。そんな誰しもが直面するリアルで普遍的なテーマを、"おおかみおとこ"と人間の間に生まれる≪おおかみこども≫というファンタジックな設定を用いて描く。

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ナイン・わんわん

5.0親が最後に贈る言葉

2024年7月23日
スマートフォンから投稿

泣ける

幸せ

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とうふ

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