アウトローのレビュー・感想・評価
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【はずれなしの王道なハリウッド映画】
・2012年公開のアメリカのミステリーアクション映画。
・アメリカでベストセラーとなっている小説「ジャック・リーチャー」シリーズの9作目の小説「アウトロー」が原作となっています。
・ペンシルベニア州で起きた無差別狙撃殺人事件で捕まった元アメリカ陸軍狙撃手ジェームズが、取り調べて何も言わずに「ジャック・リーチャーを呼べ」とだけメモに書く。元米軍憲兵捜査官で現在は流れ者のジャック・リーチャーも、かつて憲兵として捕まえたジェームズの事件をニュースで知り、彼の弁護士ヘレンとコンタクトを取る。2人ともジェームズの狂人的な衝動殺人と考えていたが、操作するうちに怪しげな匂いが立ち込める。真相はいかに… という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・はずれなしの王道なハリウッド映画
・シリーズものと知って面白みが増した
・終盤までしっかりミステリーの謎で引っ張ってくれる
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・終盤までは「本当の犯人は誰で、なぜこんなことをするのか」というミステリー要素でしっかりと魅入らせてくれます。終盤は、お決まりのアクション要素。ラストのアクションシーンは清々しいほど「無理やりだなぁ笑」と思ってしまう王道さ。
・事件のオチといいますか、終わらせ方が、あっさりしすぎてて個人的には好みではなかったです。割と事件の真相的には「凶悪」なものなので、終わらせ方もねっとりしてほしかったです。笑
[演出]
・際立って感じたことはありませんが、観ていて一切に不安にならない安定感のある作りでした。意外とこれが難しかく、観ているこちらが映画の作りそのものにヒヤヒヤしたり、「あり得ないよー」なんてツッコミを観ている最中に投げかけたくなる映画が多い中で、この安定さがまた観たくなる要素だなぁと思いました。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・吹替え版で見ましたが、トム・クルーズさんの吹替をやられている森川智之さん、すばらしくマッチしてますね。低音だけどスマートでダンディな感じも潜めた、まさにトム・クルーズさんにぴったりの安心感抜群の演技だと思います。
[全体]
・今回、この「JACK REACHER」(邦題は「アウトロー」)と、「JACK REACHER:NEVER GO BACK」(邦題は「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」)がシリーズであることを知り、流れを知ろうと一気見しました。が、結果的に、一気見する必要は全くありませんでした。笑 ジャックリーチャーではつながっていますが、物語的には全くつながっていなかったと思います。なので、シリーズであることをあまり気にせず、みたいな、と思った時に、どちらからでも鑑賞されて良いかと。そういう意味では「つながりはありつつも、どこからでも観れる」素敵な映画だと思いました。ありがとうございました。
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#全体3.4 #物語3.4 #演出3.4 #演技3.4 #配役3.4 #映像3.4 #音楽3.4
渋いトム様
MIシリーズを一気観してたら、トム様作品を無性に観たくなりまして。
まだ、見てなかったジャックリーチャーシリーズ
一作目。
えー、面白いやん。
トム様渋いやん。
MIシリーズ観た直後だから、余計に渋く感じるやん。
こっちのトム様はかなりハードボイルド。
敵をボッコボコにするとこなんか、めっちゃ痛そう。
無表情で目に親指ぐさー!の頭で頭をゴンゴンには
敵さんに軽く同情しました。
ゴーンガールのロザムンド・パイクさんもお綺麗な弁護士がよく似合ってます。
なんか、無愛想だけど頭が切れて、いぶし銀でめっちゃ強くて実はやさしい正義の味方って
あれですね。
用心棒の桑畑三十郎さんのようですね。
カーチェイスも本物っぽくて非常に良い感じ。
なんにせよ、面白かった!
2作目も早速観ます。
酷評が目立ちますが私は好きです
「アウトロー」
やる気のかけらも感じない邦題のカッコ悪さ。
アメリカのTVドラマの犯罪捜査もののジャンルにくくられそうな内容で、正直目新しさはない。
トム・クルーズが出演しているから、映画として成立したのだろう。
謎解きの要素は「シャーロック」「エレメンタリー ホームズ&ワトソンinNY」などのドラマにハマる人なら好きだろう。
どう見ても犯人だろうという状況証拠が揃っている中で無実を主張する容疑者を、主人公ジャック・リーチャーが独自の視点で捜査し、救い出す。
ロザムンド・パイクのクール・ビューティーぶりもトムとの相性バッチリで好印象。
個人的には、派手なアクションが苦手でよく眠くなってしまうので、抑え気味のリアルなスタントも好みに合う。
よくまとまっていて、最後まで面白く見れたが、この座組でのシリーズ化は難しいかも。
2014.1.7
ジャック・リーチャー
主人公は一匹狼で、多分無職の男(トム・クルーズ)、無差別殺人の容疑者から頼まれ、事件を解明していく。
ヒロインはロザムンド・パイクで、使い方がもったいない感じ。
トムにしては珍しくお金のかかっていないアクション作品。
迫力あるトムクルーズのアクション
落ち着いたトム・クルーズの代表作へ。
続編【ジャック・リーチャー】を観てからの本作。下調べ無しで観てしまったので前後逆だが、内容としては全く問題無し。ジャック・リーチャーを知っているからこそ、どうやって真実を暴いていくかが楽しい。
本作は完全に推理サスペンスに近い展開。どちらかと言えばアクションもかなり控えめ。圧倒的な強さと洞察力、判断力を駆使して、犯人を追い詰めていく様子はドキドキする。
相変わらずのカーチェイスや銃撃戦、、、と思いきやそこまでガッツリではなく。人柄と論理で少しずつ味方を増やしたり、ひたすらに洞察力からの推理で敵を手玉に取る、そんなストーリーをじっくり楽しめれば。
変にヒロインとイチャつくシーンも一切無い、典型的なハードボイルドを突き詰めた感は好き。【M:I】シリーズとかでトム・クルーズが、過激なアクションに疲れた頃に続編を期待(笑)
【イーサン・ハントじゃなくって、ジャック・リーチャー地味に降誕。M:Iシリーズとは味わいの違う渋くて面白きアクション映画。】
■アウトロー7か条<当時の資料からパクッテます・・>
1.職には就かない
2.住居は持たない
3.煩わしい物は持たない(携帯電話・免許証・クレジットカード)
4.人とは絶対に繋がらない(恋人・家族・友人は必要なし)
5.証拠は信じない(警察は一切信用しない)
6.法律は関係ない(己のルールのみが法)
7.悪は決して許さない
と言う信条を持つ謎の男、ジャック・リーチャーが主人公
◆簡単な粗筋
・冒頭の、スナイパー、ジェームズ・バーによる”6発の銃声、5人の死体”が出た”無差別射殺事件”のシーンから始まり、誰もが彼が忌まわしき殺人者と疑わない中、ヘレン弁護士(ロザムンド・パイク)が弁護人となる。
彼女の父で、負けたことがない検事アレックスは弁護を辞めろと迫る中、エマーソン刑事たちによる取り調べ中、バーは”ジャック・リーチャーを呼べ”というメモのみ残す。
だが、護送中、バーは何者かに襲撃され、意識不明に・・。
◆感想
・序盤の展開が特に面白い。グイグイと物語に引き込まれる。
・ジャックリーチャーの言葉
”先入観なしに、事実を見直せ”
・ジェームズ・バーが通っていた射撃場の老経営者キャッシュ(ロバート・デュバル)のキャラが良く・・。流石、ロバート・デュバル。
・ゼネコン“リーベンダウアー社”の存在が浮かび上がり・・
・中後半、ゼック(ヴェルナー・ヘルツォーク:ドイツの名監督である。可なり驚く)がラスボスとして、登場し・・。
<M:Iシリーズの派手さ、華やかさはないが、面白き”職人アクション””映画。
パートⅡも、勿論面白かった・・。パートⅢ、やってくれないかなあ・・。トップガンも久しぶりに帰って来るし・・。>
<2013年2月 シネプレックス岡崎(現ユナイテッドシネマ岡崎にて鑑賞 何故か、鑑賞記録なし>
<2021年2月22日 別媒体にて、再度鑑賞。細かい部分を良い感じに忘れていて、面白く鑑賞>
孤立無援のアウトロー
「流れ者」トム・クルーズ
少々荒っぽい元米陸軍エリート捜査官ジャック・リーチャーをトム・クルーズが、仕草の色っぽい女性弁護士
ヘレンをロザムンド・パイク(以前ボンドガールに抜擢された経歴をお持ちなんですね✨)が演じていた。
「流れ者」の言葉が合う作風で、着ていた服を部屋で
手洗いし、手際良く干すトム・クルーズの姿が印象的でした。
テレ東を録画にて鑑賞
いぶし銀のヒーロー誕生 デュバル様との絡みがかわいい
「最も危険なアウトロー」という予告とポスターのキャッチコピーに踊らされて、危険なトム様に会うつもりだったのに(T.T)、拍子抜け。
まあ、かってに『タップス』のショーンや『コラテラル』のヴィンセントのハードボイルド版を期待した私がバカなのですが。「危険な流れ者」というのなら、よっぽどヴィンセントの方が危ない。
シネコンの記事にあった「リーチャーは高潔さと人間味を持ち合わせて」というのならこの映画のままのジャックでいいのですが。
どーみても、私には、無法者の暴れ者というより、生徒指導の先生??あれ?という感じです。世間のしがらみ関係なく、自分の正義を貫くって言うけれど、自粛ポリスみたいに偏った自己中正義ではなく、どちらかというと世間の迷惑を処罰している感じ。
例えば、
(以下ネタばれ)
特にお店で女の子に接近されて説教しちゃうシーンとか。
ラストのバスの客を注意しにいくシーンなんて、修学旅行ではしゃぎまわっている生徒を叱りに行く図みたいな。
そもそも、容疑者バーの元に現れるのだって、人を撃ちたくって戦地で人を銃殺したバーに「今度またやったらお仕置きだぞ」と約束したのを果たしに来たわけでしょう。ニュース見て、あ、あいつやったなと思って。違反した生徒を懲らしめるみたいな。と思ったら、あれ、これバーの仕業じゃない、彼ならこんな間抜けなやり方しない、それを確認しているうちにいつの間にか悪者退治しているし。
と、はじめの期待は裏切られましたが、その最初の思い込みを払しょくすれば、全体的にセピア色のトーンの映像と相まってレトロ感・手作り感・等身大感を醸し出してくれる良作です。地に足とも書きたいけど、流れ者に「地に足付いた感があふれる」というのも変ですよね。
正直言えば、女弁護士のノリや、推理の過程は2時間サスペンスにもありそうな設定ですが、トム様がからむとこういうカーチェイスやアクションが入って、こういうテイストになるのね、普段のカレーライスが、レストランのカレーになって出てきた感じ。
(ネタばれ)
カーチェイス+最後車を乗り捨てて、人々にまぎれてバスで逃走するオチとか(クスッ)
モーテルのシーンで、ジャックが「寝たい」と言いだしてヘレンがドギマギして、なのに車のキーを渡されて部屋から追い出されてヘレンが地団駄踏む場面とか(クスッ)、
一番にんまりしたのは、デュバル様との共演。
デュバル様って『デイズ・オブ・サンダー』の師匠(正確にはカーレースのメカ担当)ハリー。あの時も二人の掛け合いに心キュンとなりましたが、今回も良いですね〜ぇ(*^▽^*)。
今回のジャックは『デイズ・オブ・サンダー』のコールより一人前になって対等にやりあっているつもりの設定なんだけど、デュバル様の方がもう本当に懐大きく、結局トム様をそれとなく包み込んで、トム様甘えてる、(クスっ)て感じでした。射撃場で、トム様の隣にデュバル様がいるシーンなんかも親子が並んで話しているかのような雰囲気に見えたのは私だけ?トム様なんだか、ジャックなんだかよくわからないけど、心がキュンとしちゃいました。
悪役は後半拍子抜け。
お間抜けした人への罰の場面は綺麗でドキドキゾクゾク、戦闘シーンもハラハラですが、う〜ん、ラスボス、ラスボス? しかも裏切り者が唐突過ぎてついてゆけない。
ラスボスを演じたのは、有名な監督らしい。個人的に後世に残したいと思っている『アクトオブキリング』にも制作として関わっていらっしゃる。風貌・雰囲気はラスボスっぽさがあるのだけれど…。脚本・演出の仕方で、失速してしまった感じ。
原作未読。
昔の西部劇みたいに、風来坊が街の巨悪を退治して去るという流れになるのかな?(『木枯し紋次郎』みたいだ)
でも、街が昔みたいに小さくない、悪が大きくなっているから、なかなか、爽快感あふれる展開というのは難しい。この映画では警察内部に、次回作では軍部内部に…だったし。
リーチャーの活躍によって、助けられた人はいるのだけれど、どちらも、「ああ、助かってよかった」というように、助けられた側への共感もあまりできなかった…。シチュエーションのおもしろさはあるのだけれど…。
ドラマ版もできるのだそうな。
トム様の『3』も企画で止まっているのだそうな。
楽しみにしています。
昔の冒険小説っぽい脚本が新鮮
昔の冒険小説っぽい脚本が近頃では新鮮。裏切りとどんでん返しと派手な銃撃戦と爆発で街中が滅茶苦茶になるダイハードなヤツを期待した人は物足りないと言うでしょうが、硬派な原点回帰なクライムサスペンスの秀作。
トム・クルーズは元憲兵隊の少佐で格闘と射撃の名手。金より名誉を重んじ、正義感のあまり通りすがりのゴロツキを叩く風来坊という、アメリカ人が100%好感を抱きそうな役どころ。ロザムンド・パイクもフェロモン強めのはまり役。そのほかの脇役もしっかりしている。射撃場の親父がロバート・デュバルだったりする。
リーチャイルドのシリーズは3冊くらい読んでいて、上手く映画にしたら面白そうだと思っていたけど、これは期待以上の出来。この次に製作された2作目は作風が軽くなっていて、ちょっとレベルダウンか。3作目も是非チャレンジしてほしい。
またトムと冒険できてよかったです
王道サスペンス
トムによるトムのための映画
ハード・ボイルド
戦争が人を変える怖さを背景にするも、どこか軍人賛美が垣間見えいかにもアメリカン・ヒーローというキャラ設定。妙なラブロマンスも絡めず、これぞハード・ボイルドというクールさがいい。ちょっとサディスティック過ぎる演出は頂けないが、奇妙なヒーローが突然現れ謎解きに加え妖怪のような敵を完膚無きまでに叩き潰すからアクションものとしてのカタルシスは文句なしでしょう。
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