「ツッコまずにいられるか」フライト Curveさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコまずにいられるか
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人間は堕落し易い。ただその最中には気付けないが挽回するチャンスは何度かある。それを掴めるかは…。
ケリー・ライリー演じるニコールは過去の自分を嫌い、薬を拒む事に成功する。積極的にセミナーに出席し自らの過去を認める。
一方デンゼル・ワシントン演じるウィップ・ウィトカーは…最後のチャンスをものに出来ない。
取るな。取るな。取るな。そうだ、取るな。素直に部屋に帰れ。よしいいぞ。って取んのかよ!とツッコミたくなるくらい気持ち良い惨敗っぷり。まぁあそこで取らなかったとしても実質的には勝利は出来ないわけだが。
ラストシーンには考えさせられた。
息子は父をどう思っているのか。許したのか。許していないのか。それとも「異物」として見ているのか。果たして人間はやり直せるのか。
間違いないのは、誰かが許さないとやり直せないということ。
病院の階段で会う末期癌患者の男。
ジェームズ・バッジ・デール。
凄く存在感があったと思う。名前を覚えておきたい役者であった。
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