「見るまでジャンルが分からない映画」フライト みじ~さんの映画レビュー(感想・評価)
見るまでジャンルが分からない映画
多少のネタばれを含みます。
まずこの映画は何の映画か分からないところが駄目ですね。
普通、人は映画のジャンルを考えて見に来ると思います。
私はこの映画は飛行機事故を最小限に留めた英雄に降りかかる陰謀の映画、だと思っていました。友人は法廷バトルだと思っていました。それくらい進路が分からない映画です。
飛行機シーンは圧巻です。怖く怖くてしかたありません。コックピットから見える景色の怖さもさることながら、機内の人たち、パイロットの動揺すべてが怖さを盛りたてています。だからこそ、その後の展開は「アレは陰謀だったのか!」とかを期待したのです。
ところがどっこいアルコール中毒者の克服奮闘劇じゃないですか。それなら飛行機である必要性はあるんですか?しかも予告では「英雄か、犯罪者か」となっていたのに最初から飲んでる飲んでる。ミスリードも甚だしい。
飛行機物の映画でフライトプランも楽しみでしたが、なんかガッカリな映画でした。
もともとそういうヒューマン物だと分かっていたなら評価も変わっていたでしょう、構成自体は悪くありませんでした。
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