「ラストシーンが印象的。」マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 たまきさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンが印象的。
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気が強くて、
男社会の中にいても、
物怖じせず、
ガンガン主張をぶつけるマーガレット。
しかし、もともと強かったというのではなく、
強くならざるを得なかったのかも知れない。
物語の割と最初の方で、
「ティーカップを洗ったりするだけの人生なんて、耐えられない。」
そうはなりたくない、だから自分は世界を変える、
首相に立候補するんだ、と後の夫に訴えて、
そんな女でいいのか、というプロポーズに対する返答だったのだけれど、
その、耐えられない人生だといった行為のラストシーンが、
なんだか物凄く印象的だった。
夫を亡くし、夫が幸せだったのかどうかが気になり、
自分が耐えられないと思っていた行為こそが、
本当は幸せだったのではないか・・・と、
もしかしたら後悔してしまっていたのだろうか。
だけど、間違いなく世界を好転させたのも、
彼女だったのだろうと思う。
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