K`sシネマさんで開催中の山本政志監督祭で鑑賞。
本作、四本目です。山本監督作品はこのお祭りまで
一本も観たことがなかったのですが、一本目から
ハマってしまい、バンバン観てます(笑)
ってことで、どんなアンダーグラウンドな話だろ?って
思ってたら、凝った作りのお隣さん壁一枚サスペンス。
登場する方々やエピソードなどはアンダーグラウンド
っちゃーそーなんですが、思い切りエンターテイメント。
面白くて面白くて、たまりません。
いい塩梅で癖強い人がのたっくさん出てきて良いです。
で、目には目を、歯には歯を、癖には癖を!です。
確かにエキセントリックで、、、え〜変態です。はい。
しかし、しかしですよ。変態✖️変態=「爽快」、、、です。
この脚本は本当によくできてます。いや本当に。
美味い具合に噛み合うのです。
まぁ、、、こんなにうまくいくかなぁ?ってところは沢山
ありますけどね。そこはご愛嬌。エンタメですから。
テーマは「表と裏」なんじゃぁないかなぁ?って
勝手に思ってます。知っているようで実は違う。
社会にも表と裏がある。人も表の顔と裏の顔
・・・うーむ、面白い。うまい!
監督がトークショーで、「欧州は作品表現にあれこれ
ロジックを求めるが、何にも考えてねぇよ!」的な
ことをおっしゃっていたので勝手にテーマだなんだと
いうのはきっと間違いだと思いますが・・・・。
表と裏のせめぎ合いがストーリーを転がしながら
続きます。表が裏に、裏が表に。・・・そして結末。
監督はきっと「そうしたかった」だけなんでしょうが、
僕としては表裏のない「素」が一番!って終わり方
じゃないかなぁ?なんて考えました。
いやいや、ホント物語を作るの上手だなー山本監督。
まだまだ祭は続きます。