最強のふたりのレビュー・感想・評価
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介護する方は見るべきなんだけど・・・。
身体の不自由な方を介護する方に是非見てほしい作品です。よく「可哀想」とか視線で見がちであるが、それを覆すくらいのパワーのある作品です。
ドリスの破天荒な介護方法ですが、被介護者を一人の人間としてみており、その反動でしょうか、ラストシーンは、すごく良いです!!また内容が起・承・転・結のとおりになっておりわかりやすかったです。
ただ、マイナス点をつけるとすると、海外映画に特有な下ネタで笑いをとるのはやめて欲しい。(どこがおもしろいのか、よくわかりませんでしたね)
真っ暗な映画館で、一人でじっくり観てほしい
最初はまったく知らなかったけど、ポスターでピンときました。
180度違う二人が、段々お互い寄り添っていく姿がいい。
介護も、すっごい型破り。
だって、富豪が男性を雇った理由は、「彼は私に同情してない」。
さすがフランス映画。どこかクスっと笑えて、ニヤっとして。
そして最後は思わぬ展開で、ほろり。
泣けました。
ハリウッドでリメイクとのことですが、ここまでの味を出せるかどうか。
ありがとう。
軽やかに温かい映画
童心で魂の再生を
フランス映画。
裕福な、脊椎損傷で四肢麻痺した男と、それをケアするセネガルからの移民で刑務所から出所したばかりの青年との交流を描いた作品。実際にあったことをベースで作られて、フランスで大ヒットした映画。2011年のフランスでの年間 映画興行収入第1位。全米でも外国映画興行成績、第1位を記録し、国際映画賞の最優秀作品賞と、最優秀男優賞を受賞した。
こそ泥で刑務所にお世話になったばかりのドリスは失業中。スラムに住み、子沢山でシングルマザーの母親からは、もう迷惑なので出て行くように言われている。職安で紹介された職場に面接に行って 3回不採用になったら失業手当が出る。不採用のサインが欲しくて、ドリスはフイリップの屋敷に面接に行く。面接で問われても、障害者の介護が、どんなものか、四肢麻痺がどんな状態なのか、全くわかっていない。
しかしドリスの、でかい態度と無知が幸いして、彼はフイリップの目に留まる。面接に来た沢山の就職希望者は、障害者についての教育だけは ばっちり受けていて知識はあるが 実際にケアしたことがない頭でっかちや、障害者に同情して、へりくだった態度をするような輩ばかりで、フイリップは腹を立てていた。未経験でも ドリスならば人間として対等な関係が結べる。何にしても、ドリスは 力持ちで単純な男だ。おまけに根が明るい。
晴れて介護人として採用になったドリスは フイリップの屋敷で面食らうことばかり。屋敷には、中世の絵画やルイ14世肖像画や、骨董品が所狭しと飾られていて博物館のよう。立派な家具調度品に、風呂までついている個室を与えられて、ドリスは、ただただ、驚くばかり。はじめはフイリップの下の世話を露骨に嫌がったドリスだが、徐々に障害者に必要なものは何なのか、介護人としての自覚が芽生えてくる。争いや喧嘩でぶつかることも多いが、同時に、二人の間の友情も、確実なものとなっていく。
フイリップはハングライダーの事故で四肢麻痺に陥った。裕福で自分のビジネスを持っていて、妻に死なれた。養女に迎えた娘は高校生だ。古典音楽を愛し、絵画など、芸術に通じ、友人も多い。
そんなフイリップには、長いこと文通をしている女性がいた。手紙を通じて互いに惹かれあっているが、フイリップは自分が障害者であることを、女性に伝えていない。好意を抱いているが、手紙のやり取り以上の関係に進むことが出来ないで居る。そんなデリカシーがドリスには理解できない。ドリスは 良かれと思って、サッサと彼女に電話をして、フリップに取り次ぐ。電話を切っ掛けに、手紙だけだった二人の関係に変化が生まれる。彼女は 自分の写真を送ってきて、フイリップの写真を求める。ドリスは、車椅子に座ったフイリップの写真を送るように手配するが、フリップは自分が元気だった頃の写真に摩り替えて、彼女に送る。
仕事が順調だったにも拘らず、ドリスが仕事を辞めなければならなくなった。ドリスの母親が、ギャンググループに深入りして身動きができなくなったドリスの弟を助ける為に、ドリスを呼び戻したのだ。母親には逆らえない。ドリスは、仕事を辞めて、スラムに帰る。
一方、フイリップは、ドリスの去ったあと、どんな介護人を雇っても、気に入らない。どの介護人もフイリップの顔色ばかり覗って、対等に友人として信頼することができない。かんしゃくを起こして とうとうフイリップは、またドリスを呼び寄せる。
ドリスは、何も説明せずに、海沿いの避暑地にフイリップを連れて行く。そして、海の見えるカフェでドリスは彼女がやってくることを告げて、去っていく。すでにドリスから車椅子に乗ったフイリップの写真を受け取っていた彼女が、フイリップに会いにやってきて、、、。
というお話。
ドリスのめっぽう陽気な態度と、無知で憎めない人柄に笑って笑って、最後に泣かされる。有名な画家の抽象画の値段を聞いて 腰をぬかしたあとは、自分で一生懸命 抽象画を描いてみせたり、オペラに連れていかれて、樹が歌っている、と言って大声で笑い出したり、オーケストラが奏でる古典音楽を、「これ知ってる、石鹸のコマーシャルだよー。」「これも知ってる、ガス会社のお待たせしてます、のテープだよ。」などと、じっとして聴いていられずに、やかましい。
でもこの映画のキーワードは、「童心」だ。スーパーリッチなフイリップは、事故にあうまでは 活発にスポーツカーを乗り回し、ハングライダーや乗馬を楽しんでいた。ドリスも屈強な体を持ち、遊ぶ道具さえあればスポーツでも何でもできる。その二人の男達が合体すると、冒険心のかたまりで、童心にかえってしまう。ドリスの采配で、フリップの車椅子を倍の早さで走るようにする。車椅子を畳まずに乗れる無骨な大型車をやめて、スポーツカーで出かける。健康のために辞めていたタバコも気分転換に吸う。自家用飛行機で遠出する。ハングライダーで空中遊泳でやってみる。パンクロックで踊ってみる。そして、遂に長いこと魅かれていた女性に会う決意をする。
二人の男の童心が、みごとに結びついて、縮こまっていた二人の魂が再生し、日々の輝きを取り戻していく。その過程が美しい映像と音楽によって みごとな作品に仕上がっている。
ドリスが カバーを掛けられていた車を無理に出させて、フイリップと乗り込む。それがなんと、、、ファアットの黒のマセラテイ、クアトロポルテだ。時速300キロ以上で走る、イタリアのスポーツカー。ドリスとフリップがマセラテイに乗り込んでエンジンをふかした瞬間 二人の童心が一体化する。アクセレレーターをブアン ブアン言わせて二人が顔を見合わせてワッハッハッと笑う。この瞬間の男達の笑顔が良い。だって、何て素敵なクアトロポルテ。夢中にならずに居られない。
黒のマセラテイでぶっとばして交通警官に捕まるところを、とっさのフイリップの機転で助けられ、アースウィンド&ファイヤーの「セプテンバー」を爆音で聴きながら二人が首を振り、体を揺らしながらドライブするシーンは最高だ。思わず顔がゆるんで、画面を見ながら自分もリズムに乗っている。本当に幸せになれる映画。久々に、心躍る映画を見た。満足感でいっぱい。
硬くなった心のストレッチ
冒頭から引き込まれてしまいました。こいつら、なに?何をするつもりなの? …まあ、おいおい分かってくるわけですが。
人生の痛みと癒しのバランスが良く、愉快な場面ではあれこれ考えず笑えた、いい映画でした。
ちょっと硬くなっていた心の、気持ち良いストレッチになったみたいです。
重い障がいを持つフィリップと、介護人として雇われた前科者ドリスとの交流を軽快に、温かい目線で見せてくれました。
ドリスの無神経な物言い、それが普通の環境の中で居所もなく生きてきたのでしょう。互いに問題を抱えている二人の、一緒の時に生まれる親密で誠実な空気がなんともいえません。
屋敷のスタッフ達も、多くの応募者の中から選ばれたバリアフリーな心を持った人達なんだろうな、異世界からやって来たみたいなドリスとの掛け合いもそれぞれに楽しかったです。
皆が君を必要としている!
スラム街育ちの黒人青年と首から下が麻痺している富豪の絆。
何なのだろう、特別目新しい題材でもないのに、特別に感じてしまうこの魅力は?
それはきっとオマール・シーが演じたドリスにあるのだろう。
複雑な家庭環境、荒れた生活、無学で無職。
失業保険欲しさに就職活動した富豪の介護の面接に採用。
ドリスの介護は見てて危なかっしいが(笑)、頑なだった富豪フィリップの心をほぐしていく。
臭い言葉だが、それは“心”だったのではないか。
障害者と対すると、必要以上に気を遣う。中には偽善もあるだろう。
そういうのって何より鬱陶しく、嫌なものだろう。
ドリスはそれらをまるでビートたけしのようなキツいジョークで笑い飛ばす。
フィリップを“障害者”としてではなく、“人”として対等に接する。
壁を作らないドリスに、我々は劇中のフィリップ同様、魅了されてしまうのだ。
終盤、ドリスはフィリップの元を去る。
修復し難い仲になったわけでもなく、仕事放棄したわけでもない。
ドリスの家族にはドリスが必要だったからだ。
そしてフィリップもまたドリスを必要としていた。
不必要な人間なんて居ない。
皆が、あの人懐っこい性格と屈託のない笑顔を必要としているのだ!
並みに良かった
彩る、「壁」
本作が劇場映画デビュー作となるエリック・トレダノ監督が、パリに住む市井の人間を軽やかに描く力作「PARIS」にも出演したフランソワ・クリュゼ、「ミックマック」のオマール・シーを主演に迎えて描く、人間ドラマ。
異なる境遇、価値観をもった2人の人間が、衝突し合い、笑い合い、互いを認め合っていく。世界各国、この極めてシンプル、かつ難しいテーマを扱った映画は数多い。優等生と、不良。金持ちと、貧乏人。男と、女。大きく捉えてしまえば、全ての物語の根底を支えている巨大な柱といって過言ではない。
ただ、この「柱」。多くの観客が「う~ん、ちょっと苦手かも」というキャラクターが、奇抜な価値観を振りかざして輝く相対するキャラクターに引っ張られ過ぎると、映画作品の軸となる「雰囲気」なり、「スタンダード」さえもが見事に崩れ去る事もしばしば。「いつの間に、脚本家が変わったのですか?」と作り手にフリーダイヤルで抗議したくなるほど、世界が暴力的にひっくり返る危険も孕んでいる。
だから、怖い。だから、面白い。
さて、本作はどうだろうか。事故で下半身不随になり、人生を持て余している大富豪の家に、刑務所帰りの破天荒な青年がひょんな事から入り込む。知らない世界、むくむく膨れ上がる好奇心。富豪の人生が少しずつ、熱を取り戻す。
単純にあらすじを追えば、数多の「柱崩壊」ドラマとの差異を推し量るのは難しい。だが、この二人の間には友情という糸と並び、透明な「壁」が立ちふさがっている。この一点に、本作の魅力が詰まっている。
聞いたことのない音楽。吸ったことのないタバコ。青年が差し出す「未体験」に、富豪は惹かれていく。と、同時に、「自分は、自分」という厳格なアイデンティティーは決して崩すことなく、青年との間に築いている。
叱るべきは叱り、楽しむべきは楽しむ。認め合うべきは、認め合う。富豪側に、人間として確固とした性格の基礎があるからこそ、青年も安心して彼を自分のテリトリーに引っ張り込める。その安心感と、本当の意味での信頼感が物語の肝であり、観客の高い満足度の根幹を支えている。
破天荒なだけじゃあ、見苦しい。硬いだけじゃあ、肩がこる。的確なバランスで紡がれる2人の人間の心の再生が、透明な「壁」を鮮やかに彩っていく。
きっと本作の作り手は、たくさんの人間とぶつかり、戦い、認め合ってきた素敵な経験をもつのだろう。だからこそ、「変わる」「変える」群像劇をこれだけ情感たっぷりに描けるのだろう。単純に「強引に、相手を塗り替える」心の交流に満足する映画の作り手に、笑顔で捧げてあげたい作品だ。
爽快感が突き抜ける下現代社会の盲点
自由ってやっぱり良いよね!
介護なんて全く関係なく、ただ失業手当の申請の為に受けた面接が縁で、大富豪フィリップの介護をする羽目になったドリス。
まさか、通るとは思ってもいなかった面接試験に受かり就職にありついた時から、二人の関係が始まりました。
身体が不自由になったが為に諦めてしまっていた事を、ドリスの一押しで次々に実現させて行くフィリップは、理想の介護士と巡り合えたようです。
ドリスを雇う事を決めたフィリップに、人を見る目があったと言う事なのでしょう!
今の日本の介護業界で、ドリスが存在出来るのかどうかは疑わしいように思います?しかし、この映画は、他人の存在を認め自由を尊重する事が、人々の幸せへの第一歩だと気付かせてくれた現実のストーリーなのです。ドリスとフィリップは、今も最強のふたりとして友情を深めています。
本当の自由が何なのか?人それぞれの自由と、その実現について考えさせられる映画となったようです。
自由ってやっぱり良いよね!
多様性を認めるって素晴らしいことだ!
君がいて僕がいる
思ってたより笑えない
爽やかで粋だな~イイネ♪d('∀'o)
身体障害者を扱った映画って何本も作られてるけど、ここまで自然な形で障害に向き合って、尚且つそこに重きを置かない映画って結構珍しいかも知れない(・∀・)ウン!!
大富豪ではあるけれどパラグライダーの事故で首から下が動かなくなってしまうという重度の障害を負ったフィリップと、貧乏な黒人の青年で口も悪くデリカシーもないドリスのバディ感には心底萌えます゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
オープニングのカーアクションシーンなんて『ワイルドスピード』を観てるみたいな疾走感ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
ここで車を走らせながらアースウインド&ファイヤーの"September"を流しながら2人で首を振りながらノリノリで運転するシーンの多幸感は観てる観客も心底楽しいイェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ
そこでスピード違反を警察に取り締まられてるとフィリップが痙攣したり口からよだれを垂らしながら病人の演技をし、「病人を乗せてんだよ!!!もたもたしてると手遅れになるんだぞ!!!!」と警察をうまく騙して、さらに病院まで先導させるという不謹慎ないたずらをする(;・∀・)
障害を扱った映画で、ここまで茶目っ気とアクティブさをのっけから見せる姿勢俺は大好き(∩´∀`)∩ワーイ
そしてタイトルが出るが、原題は"Untouchables"
邦題がだせえ!!という意見も散見されるけど、これは英語で言うところの「アンタッチャブル」で「誰もこの2人の間に入れない」という意味合いだから、この邦題全然OKだと思いますよ( ・∀・)アヒャ
そこでドリスがフィリップの家に介護士として面接に来るシーンから始まるわけだが・・・
まずテンポが素晴らしい゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
ドリスは公共住宅に住んでて、母親と不仲で弟も悪い友達とつるんだりしてて家庭環境がとても悪いということが短いシーンながらも端的に表現されてる。
一方のフィリップは介護士の選考をするが、その面接に来てる応募者の人となりを短いカット割りで見せるあたりはとにかく(・∀・)イイ!!
そこでドリスが本採用になるわけだけど、この時ドリスはエントランスの暖炉に飾ってある卵の置物を母親へのお土産に失敬するが、フィリップはそれを見破ってて「お前が盗んだ卵を返せ」と静かに言う。
この時のフィリップの悲しそうな表情はスンゲェ──―Σ(゚∀゚ノ)ノ─―─ッ!
首から下が動かないという難しい役どころなのに、その感情表現を見事に演じきってるフランソワ・クリュゼは((;゚д゚))ス、スゲェ
最初は仕事は雑だけど、徐々に介護をするということの現実に向き合っていき、最初は嫌がってた下の世話もこなすようになる。
そのドリスの大雑把でデリカシーがないながらも、他人を平等に扱うフレンドリーさと元来の性格の良さからどんどん仲が良くなってくる。
挙句の果てにはおそろいのピアスまでするようになるし(・∀・)
そして駐車禁止の標識を守らない車に対して、以前なら乱暴にどやしつけただろうに「ここは駐車禁止だから車をどけてください」と丁寧に注意出来るようになるまで成長する。
フィリップは絵が好きで、最初は全然興味を示さないが、徐々に絵に対する理解力が深まって行って、自分で絵を描くようにまでなる。
フィリップの娘にしつけをするまでにもなるし、とにかくドリスの成長ぶりがこれでもかと映し出されるのはいいねえ~(゚∀゚)アヒャ
オペラを感激するシーンのドリスの不謹慎さは酷い・・(ll゚∀゚)
「おいおい何だあの緑の奴は?アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!」
と緑の木の役者をいじり倒して、その木の役者が歌い出したら
「おい見ろよ木が歌いだしたぜキャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン」
観客もそれにつられて木の役者が映し出される度に笑っちまうヾ(≧∀≦ )ブハハッ!!ヾ(≧∀≦)ノブハハッ!!( ≧∀≦)ノブハハッ!
そしてハイライトのパーティーシーンだけど、クラシックの演奏が一通り終わったところでダンスが始まる。
ここで"September"をかけて、ドリスが最初に踊り出すけど、最初は躊躇してた来客や使用人もそれにつられてダンスを始める。
最高じゃないかこのシーンイェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ
しかしドリスは弟がいじめられたり、妹も面倒を見るのが大変だったり、母親も自分がいないと大変だという現実を目の当たりにしたフィリップは、もう十分やってくれたからとドリスに暇を出す。
そこから次の介護士を雇うも全然上手くいかず、ドリスを再度呼び戻す。
そして冒頭の運転シーンに行き、2人がどこに向かってたのかがはっきりする。
フィリップは妻を亡くしてから1人の女性と文通をしてたが、その文通相手と電話をしたりして徐々に距離を縮めて行って、お互いの写真を送り合うようにもなるが、フィリップはその時車椅子に乗った写真を送ろうとしたけど「自分が障害者だと分かったら相手は会いたいと思わないだろう」と思って顔写真だけを送るようドリスに頼だが・・・
実はドリスは捨てるよう言われてた車椅子に乗った写真を送ってた。
そして待ち合わせ場所に行ったもののビビって相手が来る前に帰ってしまっていたが、ドリスがちゃんと新しく場所と時間を設定してたので、その場所に向かうところだった。
そして店に着いたら「俺はここまでだ」と席を離れ、ちゃんと会えたことを見届けて去って行く。
・・・何とも爽やかで粋な演出( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
去る時のドリスの表情の良さは観ててほんと幸福になれますよ(∩´∀`)∩ワーイ
「障害とか介護の現実をちっとも描いてない!!!」「ご都合主義のいい話にしただけだ!!!」みたいな批判はあるけど、この映画は障害を前面に押し出したお涙頂戴映画ではないし、単純なバディムービーだと俺は思ってるので、そういう批判はお門違いだし見方が間違ってると思いますネッ(oゝД・)b
とにかく嫌なことを忘れられるいい映画ですよ(゚∀゚)
自然な演技が良い。
かなり前から楽しみにしていた作品の一つでした。
ナイトシアターで観ましたが、ほぼ満席状態でした。
半身不随の大富豪のフィリップと貧しい青年ドリスが出会って。。。
といったストーリー。
感想としては「まぁまぁ面白い」フィリップが病気なことを忘れて
普通に接するドリスとのやり取りは思わず笑ってしまいます。
またフランス語なので注意深く集中して鑑賞できたのも
個人的には良かったかも。
ただタイトルも「最強のふたり」と大げさな割には、
物語の盛り上がりも特になく、ごくごく平凡な感じでした。
話がぶつ切り状態に感じることも多く、
ちょっとハードルを上げてしまっているかな?という気がします。
ともあれその平凡が個人的にはとても好きだったりはしました。
それも彼らの演技がとても自然で素晴らしかったと言う事に他なりません。
のんびり楽しく観れる映画だと思います。
タイトルが損?
貧乏な介護人と富裕な要介護人。
二人の演技もさることながら、ストーリー展開やカメラワークが良かったように思う。
要介護人がお金持ちということもあって映画として成り立つのだろうと思えるが、重くなりがちなテーマを余韻に浸りつつ見終えることができた。
惜しむらくはタイトル?
観終わると、まぁ外れてはいないかなと思えるが、なにかそそらないタイトルだ。予告編を見ていなかったらスルーしていたかも。
今年最高! マセラティがまたいい!!
素晴らしい演技
この映画は障害者と介護という重くなりがちなテーマだが、随所に見られたユーモアある台詞と素晴らしい役者の演技で、暖かさのあるヒューマンドラマに見事仕上げていた。
ドリスはフィリップに対し同情したりするのではなく対等に接し、フィリップもドリスに対し経歴等は気にしない。
この映画は障害者介護の問題ではなく、友達との青春ストーリーにも思えるのが良いところ。
早朝のパリをふたりが歩くシーンが一番好き。
ふたりの掛け合い、景色、早朝の街が作り出す雰囲気。
全ての要素が集まって出来る自然なシーン。
彼らの関係はお互いがお互いを尊重しているから出来る事で、誰にでも出来る事。だけど難しい。
ドリス役のオマール・シーは勿論のこと、フィリップ役のフランソワ・クリュゼの演技は素晴らしかった。
役柄上、顔の表情だけで演技しなければならなかったが、喜怒哀楽をきっちり演じきっていた。
劇場で観るべき作品のひとつ。
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