るろうに剣心のレビュー・感想・評価
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爆破でもCGでもない速さというアクション
爆破やCGなどを駆使して
完全に異次元にぶっ飛んでしまったアクション映画が多い中、
地に足がついていながらも
「速さ」を駆使して迫力をだしたアクションが素晴らしかった。
画面にひきつけられるとはこのこと。
かっこいいと素直に思うことができました。
また、役者陣も素晴らしかった。
ルックスでの起用とばかり思っていた佐藤健も
普段のおっとりしたキャラクターと
戦闘モードの迫力あるキャラクターを
メリハリよく演じ切っていました。
ぶっ飛んだ技とキャラをもつ主人公を
見る側がドン引くことなく魅せた彼に拍手です。
また、蒼井優もポスターや予告を見る限り、
あまり妖艶さがなく、正直どうなの・・と思っていたのですが
そこはさすが女優。静止画ではいただけなかったのに
映画の中で動き出したとたんに妖艶な女狐な役をこなしていてすごかったです。
香川さんも賛否両論あるみたいですが
360度余ることなくキモさ全開でよかったと思います。
本当に気持ち悪かった(笑)
コスプレ&アイドル映画ではなく
泥臭い画面にしあげていた映像も好印象。
音楽も迫力満点で素晴らしかった。
エンディング曲を含めて、映画館で聞くべき音楽でした。
原作は未読でしたが話自体は難しくなく、
すんなり物語の世界観に入り込むことができました。
見終わった後、一人で劇場に行ったことを後悔しました。
一人で見るのではなく
終わった後に
かっこよかったねーとか
続きやりそうじゃない??とかわいわい言いあいたい映画でした。
お友達をさそって劇場でみることをおすめします。
速くて綺麗な殺陣がイイ
うん、確かに超カッチョイイかった(´∀`)
スピーディーな殺陣が印象的で
やっぱり佐藤健の剣心はハマってた⬅コレは予想してた
何より蒼井優が邪魔じゃなかった⬅いつも蒼井優が邪魔だと思う作品多かったから…コアンドルとか雷桜とか(´∀`)
ああいう役ならハマるんだぁ新発見(`∇´ゞ
アクションが良い意味で際立った作品だとおもう😃速くて、かっこよくて、綺麗✨
洋楽のド派手アクションより好きだなぁ✨
でもオイラ的にはそれまでだった(´∀`)
心に響くとか染みるとか勇気を貰うとか、そういうのは感じなかったなぁ。
良い映画だったけど、そこまでって感じかな❓😃
オイラは…ね(`・ω・´)
思ったほど原作の劣化版って感じじゃなかった(´∀`)👍
オススメですよ(」゜0゜)」
アメリカよ、これが日本映画だ!
日本には私小説というジャンルの文学がある。
この映画を見て、先ず思った事はこの映画は、私小説だと感じた。
それはどういう事か。
剣心が戦っているのは、最初から最後まで、自分自身であるという事である。
という事である。
これがアメリカ映画なら、人を斬ることが出来ない『逆刃刀』を
途中で堪忍袋の緒が切れたとなって、最後は、剣心が、
斬って斬ってきりまくり、見るものみんなの溜飲を下げる事になるだろうけど、
剣心はそうはならない。
最後の最後まで、何にのも犠牲が出て、
自分の愛する人の命が危なくなっても
逆刃刀を捨てるのか、捨てないのかで悩みに悩む。
逆刃刀を捨て、以前の人斬り抜刀斎に戻り、敵を倒すべきか、
過去を捨て、人を斬らないと誓った自分を大事にするのか。
これが大義の為に人を殺した自分と
その自分を嫌悪する自分と、
すでに大義をはたした今、人を殺す事への疑問と、
でも、敵を殺さないと守るべきものを守れないジレンマ。
そういったものの中で剣心は迷う。
戦いながらも悩みに悩み、その悩み自体が物語りとなっている。
そして、見るものは、剣心のアクションシーンを見つつも、
剣心の葛藤を見る。
主人公が自分の心と対峙し、悩み、苦しむ。
これはまさに私小説であり、
だからこそ、単なるアクション活劇でなく、
マンガも、アニメも大大ヒットし、そして、この映画も大ヒットしている。
大人も、子供も楽しめる作品となっている。
そして、そのアクションシーンは、
ミサイルドンパチする場面はさすがに洋画に較べれないけど
格闘シーンは、バイオハザードの5倍は凄い。
嘘だと思うなら実際にスクリーンで見てほしい。
日本の殺陣師たちの力量は、すさまじいと感じました。
この映画と共に、『天地明察』も見ました。
両方とも時代劇です。
そして、るろうに剣心はアクション映画
天地明察は静かな映画。
そして、どちらも素晴らしい映画でした。
アメリカよ、これが日本映画だ。
決して、負けてはいない。。
原作の魅力を十分引き出した秀作
昔実家で子供たちが持っていたコミックを読んだことがあります。一度だけなので細かなストーリーは覚えていません。原作からの実写化は、過去の例から見れば賛否両論入り混じっているものだが、この作品に関して言えば絶賛されているようです。それだけ質の高い作品であろう。もう一度コミックを読みたくなった。
主要メンバーの内「龍馬伝」で出演した佐藤健(岡田以蔵)香川照之(岩崎弥太郎)青木宗高(後藤象二郎)蒼井優(お元)の起用は監督が同じで、気心が知れているからでしょうか?
動乱の幕末、京都で最強の暗殺者として恐れられていた「人切り抜刀斎」と言われたが緋村剣心(佐藤健)明治を迎え流浪人となった。しかも音信不通のままであった。
鳥羽伏見の戦いから10年後、いよいよ日本が世界と肩を並べるため富国強兵へと時代が進もうとしていた。最後の内戦の西南戦争が終結したが、世情が未だ不安定で新政府に対して不満を持つ元士族が“廃刀令”に反感を持っていたはずである。行き場を失った元士族が武田観柳(香川照之)の下で用心棒として雇われる。当然のことなのである。
あえて説明する必要もないが、剣心が武器とする刀は“逆刃刀(さかばとう)”である。“不殺の誓い(ころさずのちかい)”を立てて相手を殺さずに相手を倒すためである。この時代としては最も有効な武器である。原作でよく考えだしたものだと感心します。もしかしたら実在しているのかな?
それに対して斎藤一(江口洋介)は「なんだ、このふざけた刀は」と言っている。剣に生きる者としての不満を吐き出しているのであろう。
神谷薫役の武井咲さんは、今年になってから出演が多くなったような気がします。ただ神谷活心流の師範代としては、力強さが見られないのが残念である。ただの剣術好きのおてんば娘でしかない。恐らく殺陣(たて)を練習する時間が取れなかったのではないかと思いますが、もしそれを理由にするのであれば、素人役者。まあ本人はそこまで意識していないと思います。時代劇初挑戦にしては上々でしょう。続編に期待します。あればの話ですが。
るろう人としての剣心の「おろ」「拙者は」「~でござるよ」はおとぼけキャラと抜刀斎の剣客キャラとのメリハリのある使いこなしが楽しませてくれます。二重人格ではない自然に発しているのがいい。
抜刀斎の飛天御剣流はニセ抜刀斎の鵜堂刃衛(吉川晃司)の時だけだった。外印(綾野剛)との対決では飛天御剣流ではありませんでした。続編ではきっともっと披露してくれると思います。あればの話ですが。(二度め)
剣心役の佐藤健さんは、かなり殺陣を練習したと思われます。
“殺陣”とは難しい話はなしで、端的にいえばチャンバラである。でもこれは奥が深い。
型にはまった演技なのでもちろんアドリブは出来ない。と言うより厳禁である。
見た目は演技なので誰でもできると思いがちである。経費や安全面で竹光など本物ではない模擬刀を使用するが、それでも一瞬の間合いのずれやアクシデントでも大けがをする場合がある。演技とは言え真剣勝負を求められるのである。
そして、見た目の優雅さ、流れる動作、立ち居振る舞いは、まさに日本が誇る芸術である。
高荷恵(蒼井優)が剣心と薫の仲に割ってはいる言動をし、薫に対して嫉妬させる小悪魔的な一部分が垣間見える。それが小気味いい。順風満帆な男女間の仲で終わるより、ひと波乱あった方が観る方としては楽しい。そのことはきっかけでお互いが強い絆で結ばれるのだから。結果が分っていても楽しいものである。
冒頭での斎藤一(江口洋介)が「誠」の旗を放り投げる行為は解せない。なぜなら「誠」は新選組の象徴のであり、「誠」の隊旗のもと命をかけてきたのである。監督はそこを考えていたのだろうか?
あと鳥羽伏見の戦いで斎藤は巻きタバコを吸っていた。この時代はあったかな?時代考証は正しいのかな?明治になってからも巻きタバコを吸っていました。可能性が無いとは言えないが・・・それに対して恵はキセルでした。当時としてはこれが正統であると思います。
プチツッコミでした。
原作とは別物と思った方が良い
全体的にレビューの評価が高いですね。そんな中、私の感想はとても辛口ですので、最初に申し訳ありませんと言っておきます^^;
特別映画に詳しいわけではないですが、原作がとても好きなので、恥をしのんで今回レビューします。
まず原作をこよなく愛する人は、驚かない為にも他のレビューもよく読んで覚悟して足を運んだ方が良いと思いました。
【良い点】
役者陣はとてもがんばっていたと思います。ほぼイメージ通りだったのではないでしょうか。
特に主役の佐藤健さんは原作も読んで努力したのではないかと思いました。アクションはかなりの出来で満足です!
武井咲さんも、薫ちゃんのイメージではないですが、演技は上手かったと思います。
香川さん、江口さんもとても努力なさってたと思います。
【残念な点】
脚本(設定?)がとってもとっても悪いような気がします。
何もかも詰め込みすぎ。
こんな作りにするなら、GANTSのようにあらかじめ×部作と銘打った方が良かったと思います。
なんでこんな作りにしたんだろ。
1:刃衛が観柳の部下。刃衛は誰かの部下になるような人間ではないのに残念です。器を小さくしてしまった感がある。
2:弥彦が既に神谷家にいる設定。弥彦が神谷家に来る事になったエピソードを省いたのは意味わかりません。剣術を学ぶ事になった経緯が感動的なのに・・・。
それと、弥彦の子役はもう少し強気な子が良かったと思います。
また、観柳邸には弥彦も一緒に行ったのに、映画では神谷家待機。弱気な子役の弥彦だからこの設定になったのでしょうか。
なんだかな~。
3:左之助がいきなり剣心に喧嘩をふっかけ、そしていきなり友人になっている・・・。理由が全く述べられてません。理由も述べられず観柳邸に同行。 なんだこりゃ。
4:御庭番衆の設定が意味わかりません。蒼紫、般若、癋見、火男、などが出ていない。一番理解に苦しんだのはガトリング砲に対抗したのは御庭番衆なのに、斉藤がシャンデリアを投げつけるって。。。原作丸々無視!!!
なんだろう。。。なんだろう。。。この設定は。。
役者ががんばっているのが見えるだけに、悲しくなってきました。
行動の理由付けが省略の嵐だったので、セリフだけ原作に添わせても、見ているこちらは心が動かされないし、とってつけた様に聞こえるんです。
役者も、アクションも良かったので残念でなりません。
原作がとても良いので、もっとちゃんと作れば、原作知らない人ももっと感動できるはずだと思います。
疾風怒涛!! 邦画エンタメの基準を底上げする大秀作活劇
原作には目を通してたのでキャラは知ってるが、
細かな展開までは覚えてないという半端な立場の人間の意見です(笑)。
『ホワイトアウト』『K-20』『GANTZ』『ワイルド7』etc……
邦画ってドラマ面はさておき、アクション演出に関してはイマイチ……
最近のエンタメ邦画に対して僕が抱いている正直な印象である。
だが! 本作は遂にそのラインを超えた!
海外のアクション映画と比較しても遜色無いどころか、それ以上の迫力とスピード!
早、否、疾いッ!(←少年誌っぽい言い回し)
冒頭の壮絶な戦争シーンからラストの一騎討ちまで
ハリウッド映画はおろか香港映画にすら負けない猛速アクションのつるべ打ち。
しかもそれを刀での殺陣でやってのける。
明治という、日本と西洋の文化が入り雑じる時代が舞台である点も面白く、
風俗・美術は勿論、刀、銃、大砲、果てはガトリング銃まで飛び出すゴッタ煮感が楽しい。
邦画規格外でありながら邦画でしか作り得ない、唯一無二の大活劇になっている。
立役者は主演・佐藤健!
静と動のギャップの凄まじさ。時々目で追いきれなくなる程の疾さ。泥臭くも華麗な殺陣。
観客席からも何度か小さく感嘆の声が上がったほどだ。
CG処理だったらこの迫力は出せないよ。あの速度をよくぞ生身で!
アイドルだとナメてました本当すみませんでした。
そして仇役・吉川晃司。ゆらりとした雰囲気に妖気を感じましたよ。
警察署の襲撃ってそれ『ターミネーター』(笑)。
疾に対する剛の殺陣。しかし、背中で刀を持ち変えて太刀筋を隠す妙技も披露!
アイドルだとナメてました本当すみませんでした。
映画全体のハードな雰囲気に対してマンガ的要素が不整合を起こしている点は残念だが、
(台詞回し、展開の性急さ、無理やり登場させた原作キャラ……)
それら欠点が霞むほどアクションが見事!
根っこであるドラマとのバランスも良い。
“不殺”を誓った殺し屋の葛藤する姿と、
それを受け入れるヒロインの優しさ・健気さが胸に迫る。
武井咲が予想以上にイイね!
アイドルだとナメ(以下略)
やー、面白かった!
監督の功績は勿論ですが、超邦画級のアクションを演出した方もお忘れなく。
アクション監督は谷垣健治、谷垣健治ですよ。大事なことなので、2度言いましたよ。
今後のエンタメ邦画の基準を大きく底上げする大秀作。
続編? 出るなら必ず観ますとも!
<2012/8/25鑑賞>
脂ぎった石油の痕跡が残念
身体全体で役を自由に演じたと言っているが、
昭和時代のような遊びの迫力はない。
敷かれたレールで窮屈そうな卑屈さを感じる。
後後を考えて動く慎重さもないし
未来への希望も見えない
今だけをまんがみたいにマリオネットで操られている
固定された 思い込み・決めつけ世界の中へ埋没してる。
明治の炭のこなが散るパワフルさもない
石油のまみれたアブラギリの顔がばかみたいにテカテカ光る
トリハダとほんわか
見終わった後に「もう一回見たい!」と、次の上映時間のチケットを購入しようとしたのですが売り切れで残念…。来週までガマン。。。
とにかくみんなかっこいい!
佐藤くんはもちろんのこと、江口さん、青木さん。
咲ちゃんはかわいくて、原作の薫より好きかも。
剣心のほんわかした感じと抜刀斎の鳥肌たつほど男前な表情。さすがです。
牢屋の中で雨漏りの粒をお椀で受けるシーンが、いかにも剣心の天然なところが出ていてとても好きです。
刃衛との戦いで人斬りに戻りそうになった剣心の「殺してやるから………」のセリフもすごく良かった。
香川さんの観柳は「ぷぷっ」と笑えるシーンが多くて特に最後のブーツが片方脱げてしまったところなど敵なのに憎めない、て感じでした。
ラストの薫の笑顔のアップで、薫は咲ちゃんしかいない!と思いました。
左之助編、斉藤編などスピンオフでやるべきだと思います。TVドラマでもいいので!
絶対劇場で見るべき!
いつしか心は抜刀斎
今、のりに乗っている武井咲をヒロイン役に迎え、龍馬伝からの人選だったのでしょう、佐藤健が殺さずの誓いをたてた逆刃刀を自由自在に操ります。
佐藤健と武井咲のフレッシュコンビを、吉川晃司、蒼井優、香川照之が脇を固め、スピード感のある場面を見せてくれています。
昔からチャンバラフリークの私も、緋村剣心の刀さばきに、いつしか心は抜刀斉でした。
ただひとつ言うことがあるとすれば、「監督、折角の大きなスクリーンをもう少しダイナミックに使ってくだされ!」
テレビドラマの流れなのか、画面の収まり具合にダイナミズムが足りませんでした。次回の緋村剣心は、画面中を自由自在に飛び回り、逆刃刀を使いこなしてくだされ!
齋藤一
多人数での斬りあい、剣心役の佐藤さん、刃衛役の吉川さん、などはまり役が多いです!しかし誰より齋藤一役の江口洋介さんがカッコいいです!細かい事を言えばキリがないので省きますが(齋藤一が右利きになっているとか) 、俳優陣はみな素晴らしい!
原作コミックを読んでる僕やご存知の方が見ると話しが散らばりすぎた感じはあります、武田の部下に刃衛とか…しかしアクションは派手で原作を知らない人も楽しめる作品にはなっていると思います!
佐之助や齋藤一などの重要なキーマンをさらに深く掘り下げてくれたら更に嬉しいです!
続編ありきな感じだったので次回作も期待しています!
最後に…一番カッコいいシーンは齋藤一の牙突の構えです!(個人的意見です、すいません)
最高です!!
2回見にいきました♪
佐藤健くんが
剣心役にはまりすぎていて
驚きました。
すごくかっこいいですね♪
またアクションが
ものすごくて
アニメ以上に興奮しました!
続編あれば
ぜひぜひ
見に行きたいですね—!
映画、何見るか迷ったら
るろうに剣心(∇゜)!!!
かっこいい
感動したり、笑ったりとかはなかったですが、アクションは目を見張るものがおりました。明治初期という設定が大好きなのもあり、とても見ごたえのある作品でした。ただ最後の終わりかたが物足りなさの残る終わり方だなぁと感じました。
チャンバラ活劇
小さいころおじいちゃんと見ていたチャンバラ映画を思い出した
原作はちゃんと見たことないですが、時代設定が好きな設定そして
「竜馬伝」の以蔵や弥太郎、憎まれ後藤やお元。。。まで
出てくるとあっては見ずにはいられない。
佐藤さんの抜刀斎、よかったです。「以蔵」の役柄そのままに
とても雰囲気があっていました。
キレた後は無双になる設定もいい。
なんと言っても、チャンバラアクション、最高でした。
ものすごくかっこいい。
現代の映像技術ってすごいな
幕末の武士の生き様は多々題材にされますが、そんなのをちょこっと
混ぜつつの「チャンバラ劇」最高でした。
おじいちゃんに見せてあげたかった。
斬らずに守る誓い。
タイトルは聞いたことがあるが、原作もアニメも全く見ていなかった。
なんか面白そう…という感覚で観に行ったものの、
観終えて、これはなかなか良かったぞ~と思うほど気に入ってしまった。
まず主演の佐藤健。
どう考えても人斬りになんか見えないぞ、その細い足腰…と思いつつ、
何とも柔らかい物腰が、グイっとあのデカい瞳をひんむいて啖呵を切り、
いわゆるチャンバラ劇に入ったと思うと、どんどんサマになってくる。
アクションカメラともいえる撮影方法(今時の)斬り合い場面では、昔の
時代劇俳優の様な見事な立ちまわりができる俳優は少ないと思うので、
(アイドル俳優ばかりだし)そっちを期待するのもどうかと思ったけど、
なかなかの迫力で観せてくれたと思う。
なんといっても敵役(吉川とか)が迫力満点なのがまた、勝因ともいえる。
さらに監督・大友啓史なので、どこを観てもかの「龍馬伝」と被る。
佐藤健といえばあの(万人が泣いた)岡田以蔵。
冒頭の人斬りに身を投じる姿など、まったくあの通りなんである。
そして香川照之といえばあの(鳥籠が懐かしい)岩崎弥太郎。
なに!今度はアヘンで商売か!?と、どう見ても考えてもダブるお姿。
加えて蒼井優といえばあの(また人を騙すのか)お元。
あれも良かったが、今回も絶品。河原での告白には泣けてしまった。
まだまだ、青木崇高といえばあの(大政奉還)後藤象二郎。
なにかとダイナミックな役どころがとっても似合う俳優さんである。
時代が時代であり、世の中が激動していた中、どの道を信じ、
どう生きるのが本来の人間らしい姿と繋がるのか模索していた剣心。
とはいえ、ニセ抜刀斎に吐き捨てられた
「人斬りが斬らずしてどうやって人を守る?」が胸にズンと突き刺さる。
剣心が本来志していたのはどんな世界だったのだろう。
…なんとも頼りない感じが否めない^^;武井咲が演じる師範代、
彼女の父親が開いた神谷道場にほぼ、その答えがあった。
不殺の誓いをたて流浪人となった剣心の心に守るものが見えてくる。
所々に頼りない台詞やらはあるものの、
独特の世界観と、背負うものをしっかり背負った人間の重い苦しみは
痛いほど伝わってくる。剣心のように万能の剣術の腕を持ってしても、
万能な生き方など(教わる人間に依るが)なかなか会得できないものだ。
大きな悲しみを抱きながら、それでも生きていかねばならない人間は、
強さの反しで優しさを併せ持つ。芯の強い人とは心が強い人なのだ。
彼の誓いが万人の心を救う時がくるのだろうか。
原作がどうなっているのか分からないが、シリーズで観たいと思った。
(何気にコメディ色も強かったなぁ、不思議なことに^^;あれはどういう?)
続編があるなら、そちらも期待できそう
前提:原作は志々雄編までしか読んでません。記憶も一割くらいしか残ってはいない。
<良い>
・殺陣というかアクションがとてもとても良かった!!大画面で見て欲しい!!
実際に剣心がいたらこんな動きをするのだと実感。
・長めの戦いシーン。
観客が厭きない程度の絶妙な時間で見ていて爽快。
・佐藤健が本当に良かった。痩身というより華奢に近いあの体であの強さスピード。
穏やかな表情、キリッとした表情。うまい、引き込まれる。
私は「おろ」「ござる」は違和感なかった。しかし、同行した友人は心の中で大笑いしてたらしいので感じ方は人それぞれ。
・香川さんも小物っぽさ全開な演技(褒めてます)。
音楽もがらりで。RPGに出てくる悪徳商人みたいな曲で。イメージ通り。
・音楽が良かった。サウンドトラック欲しい。
・演出が好みだった。
それに原作漫画のコマ割を思い出したくらいにかなり忠実…だと思う。
<残念>
・ストーリーのテンポが悪くなること数回。だらけた。寝そうになった。
個人的にはもっと詰め込んで欲しかった。
・さのすけの過去がスルーだったので、さのすけと剣心コンビが薄っぺらく感じた。
とりあえず、大きい画面でもう一回は見たいとは思った映画。
大迫力
原作はチラッとしか見てなかったのでストーリーは全くと言っていいほど知らずに劇場に行きました。まずは主役の佐藤健君は漫画の主人公のラインにすごく合ってるなと昔の記憶と照らし合わせながら、戦いのシーンでは目を奪われるほどの大迫力。映画館で見たい日本映画でした。
漫画見てないと、わかりにくいかも
主人公は不殺さずを貫く元人斬り。
原作は昔に流行った漫画。
幕末の話で実在した人物なども出てきて、楽しかった記憶がある。
特に新撰組三番隊隊長斉藤一が好きだった。
映画は漫画の序盤を駆け足で纏めている。
色々話しを詰め込んだので、
漫画を知らない人が見るとわかり難い部分があると思う。
脳内で漫画のストーリを補完しながら映画を観る必要があった。
細かい所を気にしなければ、チャンバラ映画として楽しめると思う。
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