私だけのハッピー・エンディング

作品中に何かが起きるわけでもなく、ただ、がんを宣告され、主治医と恋に落ちて、家族や友人に看取られて、満ち足りた気持ちで旅立っていく。というだけの映画です。
奇跡が起きることもなく、人生はおわりを告げますが、皮肉にも真実の愛に気付けて、周囲の人たちに感謝と愛を与えて死ぬ。そんなふうに最期を迎えることができたら、きっと幸せだろうなと思います。
じわりと泣ける映画です。
全編通して、ケイト・ハドソンの印象的な笑顔が溢れています。本当によく笑う女優さんですね。すごく好きになりました。

ありきたりかな？
てか神様出てくるのが、なんとも

宣告を受けることで自分や周りと向き合っていく主人公の姿が何とも言えませんでした。
自然と涙が出てくる素敵な作品でした。

死ぬ、死ぬ、と言いながら結構最後のほうまで健康そうな主人公。運命の人に巡り合った、という割にはそんなにイケてるとは思えない相手。３つの願いのうちの２つの願いはかなうのだけど、死ぬのがわかってて心から楽しめるものではないだろう。願いというのは叶わないからこそ良いのであって手に入ってしまっては面白くないし、友達の子供と散歩に行ったり、仲の良い友達と食事に行ったりしている何でもないことこそが本当の幸せだろう。ラスト、ノリノリの葬式、本当に楽しんでたら変だろう、と思うのは私だけ？？湿っぽく終わりたくないのはわかるけど。テーマはわかるけどいまいち入り込めなかった。