さすらいの女神(ディーバ)たち

劇場公開日:

  • 予告編を見る
さすらいの女神(ディーバ)たち

解説・あらすじ

「キングス&クイーン」「潜水服は蝶の夢を見る」の名優マチュー・アマルリックがメガホンをとり、第63回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したロードムービー。フランスのTVプロデューサーとして活躍していたジョアキムは、トラブルを起こして業界を追われ、全てを捨てて渡米する。数年後、アメリカのショーダンサーたちと結成したグループ「ニュー・バーレスク」を成功させ、意気揚々とパリへ凱旋しようとするが、すでに忘れられた存在のジョアキムはステージをブッキングできない。過去のつてを頼って奔走するジョアキムだったが、次第にダンサーたちとの間に亀裂が生じていき……。

2010年製作/111分/R15+/フランス
原題または英題:Tournee
配給:マジックアワー、IMJエンタテインメント
劇場公開日:2011年9月24日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第63回 カンヌ国際映画祭(2010年)

受賞

コンペティション部門
監督賞 マチュー・アマルリック

出品

コンペティション部門
出品作品 マチュー・アマルリック
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4

(C)Les Films du Poisson - Neue Mediopolis Filmproduktion - ARTE France Cinema - WDR/ARTE - Le Pacte - Film(s)

映画レビュー

3.5ここがパラダイス!

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

3.0豊満な熟女たち

2018年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

難しい

萌える

熟女って言っても体に張りがあり肌も綺麗で健康体そのものってな感じで。

ドサ回りのようにフランス各地を転々とショーは煌びやかでみんな女性として力強く自立心も高くステージ外でも楽しそうに過ごす彼女たち。

とにかく現在進行形で突き進み抱える問題や過去のことなどイチイチ説明などはしない演出が気持ち良く彼女たちのこれからも気になってしまう。

役者としての存在感が素晴らしいM・アマルリックが監督としても才能を発揮してしまった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
万年 東一

4.0嗚呼、私もこういう風に衰退していきたい。

2011年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

フランス語と英語のチャンポンな会話が楽しめるようでとっても切ない。主人公には幸せになって欲しい。勿論女性たちもいつまでも華やかでいて欲しい。エスプレッソがお好きな方にオススメ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ニアミスマニア

4.0彼らの旅について行きたくなる

2011年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

マチュー・アマルリックは頭のいい人なんだと思う。構成の確かさ、強弱のアクセントを付けつつ、するするーっと自分の世界に引き込む。監督も巧いんだなーと思った。
俳優としても申し分なし。意気揚々とフランスに舞い戻ったものの、既に彼の居場所はなく、パリの公演で凱旋する目論見はおろか、日々の興業もままならない。そんな落ちぶれた自分への怒りを外に向けてしまう、人の弱さと脆さを表現した。

それにしても、元カリスマ・プロデューサーだったというジョアキム、過去にいったい何人の女を泣かせてきたのだろう。詳しく語らないところがまたいい。それでも重要なところには印象に残る女優を配している。入院中の女性ディレクター(フロランス・ブン・サドゥン)が正にそれだが、“語らずして語る”ジョアキムの過去といったところだ。
まだまだ懲りていないジョアキムと、ガソリンスタンドの女性(オレリア・プティ)が交わす会話も楽しい。こうして、一見無関係なシーンをさりげなく挟んでくる。そして、女優の顔を印象づける演出が実に巧妙だ。

役者ではない本物のバーレスク・ダンサーたちがまたいい。あの手この手で楽しませるパフォーマンスはもちろんだが、とても映画初出演とは思えない演技を披露する。とくに“白い羽根2枚を使ったダンス”を披露するミミ・ル・ムーがいい。ショーに疲れ、アテのない旅に疲れ、愛に飢えた孤独を見事に表現した。自殺でもするんじゃないかと目が離せなくなる。

人生を賭けながら、終わりの見えない旅に苛立つ彼女らの目は本物だ。「これは俺の舞台だ」というジョアキムに、「これは私たちのショーだ」と豪語する彼女たち。反目しながらも寄り添う一座。ここまできたら、もう前に進むしかない。居直りとも狂気ともとれる彼らの人生。なんか彼らの旅について行きたくなる。

エンドロール中に入る彼らのお喋りに字幕を入れてほしい。あの会話の内容が分かったら、終わりの印象が違ったものになったかも知れない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マスター@だんだん

他のユーザーは「さすらいの女神(ディーバ)たち」以外にこんな作品をCheck-inしています。