猿の惑星:創世記(ジェネシス)のレビュー・感想・評価
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プリクエルに相応しい
バートンのリメイクから10年、映画というものの進化を見せつけられる。
グラフィックと実演の融合という画期的な技術が生まれ新時代を感じさせられると同時に俳優という唯一無二の存在の不可欠さが分かる。
セリフ無しの猿たちの会話がまるでサイレント映画のように情感に溢れていた。
恐怖や絶望しか無かった(シリーズ化して暴走したと言うべきか?)このシリーズに"理性と感情"というテーマ性を持ち込み深みがでた。
理性が生まれれば当然怒り以外の感情も湧いてくると映画は語る。
今まで恐怖の目でしか見られることのなかった猿たちに対する気持ちも変わってくるだろう。
しかし、シーザーの心の葛藤はさらりと流されたのは残念だ。
毎度のことながらサーキスの演技は凄すぎるの一言だ。
なんか
残念ながら映画館ではみる事が出来ず、レンタル鑑賞となった。
観点は面白く、映像も違和感なく期待出来たが、ラストが残念。
何を伝えたいのかがよく読み取れなかった。
感動する訳でも、何かを深く考えさせるでもない、映画だった。
単純に楽しむ為の一本だと思う。
チンパンジー怒りの脱出
ぇ?もう?100円で鑑賞。
アクションよし。ドラマよし。シージーよし。リアルな描写で違和感なし。時間も104分と短くてよし。ここ最近で一番の傑作。途中チンパンジー多くね?って思ったり思わなかったり…
チンパンジー×チンパンジー、チンパンジー×人間、人間×人間、の性描写がなくてよかった。あったら0点確定。
コンティジョン?!
うちの旦那の評価は高いのですが、私は「可もなく不可もない」とゆぅ気分。
父への愛から研究した薬が思わぬ方向に暴走してしまい、科学の怖さ?も言ってるみたいな…
「(初代『猿の惑星』の世界に)どうしてそぅなったか、…がよく分かったくらいかなぁ」と旦那に話すと「それだけでいいじゃないか!!!!よく出来てたょ〜」
なるほどーー
モーションキャプチャーでシーザーを演じた役者さんはもはや“その道”を極められましたね!
シーザーが描く、自宅屋根裏の窓の模様と、魂の叫びが、何とも悲しかったです。
1作目以来の出来
1968年の猿の惑星は不朽の名作で、私は中学生の時テレビで初めて観て、凄く感動と衝撃を受けたの覚えている。それからビデオで見直し、何度観ても素晴らしい出来だった。が、それからのシリーズが良くなくて全5作とリメイク版が映画としては作られている。
特にリメイク版は監督がティムバートンでかなり期待したがもうひとつ、そして今回の創世記、どうなるか期待半分で観たが素晴らしかった。
1作目を観てない人はまずこの作品を観てはいけない。必ず1作目を観てからこの創世記を観る事を勧める。
何故そうなったのかをこれ位解りやすく作った事に拍手、テンポも良く、キャストも良い。
途中で出てくる猿のあるシーンに、ある意味1作目のラストに近い衝撃を受けたし、そこまでいくまでの脚本力に脱帽した。
この監督は無名で心配したが、こんな素晴らしい猿の惑星を作り上げてくれた事に感謝、そしてこの作品を糧に伸びて欲しい。ファンをニヤリとさせるシーンもいくつか、チンパンジーが自由の女神の玩具を組み立てている所や、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンを連れて脱出する所なんかは、1作目に繋がなくてはの配慮。
しかし、あんなに猿達いてたか、どこからそんなに連れ出したのかが不満足。
しかしながら、この先(1作目になるまでの過程)が非常に観たい。
今までのシリーズにがっかりとした人はこの作品は必見です。是非とも!
シーザーの演技に尽きる
やっぱり圧巻は、アンディ・サーキスの演技でしょう。
CGがすごいと言われますが、CGは実際の演技をなぞっているだけで、すごいのは元の演技です。
目の動きや細かい表情などはモーション・キャプチャーでは取れず、顔カメラで撮影して合成しているようです。
シーザーの二足歩行がチンパンジーから猿人ふうになり、最後は現人になる変化なども面白かったです。
ALZ112/113がウィルスという設定も面白かった。
最後はエボラ出血熱かと思いました。
単純
予告編を観て、「猿にアルツハイマーの新薬を与えてしまったら、猿が高い知能を持って、猿の世界ができていきました」というのを把握して劇場に行った。
若干の期待を持っていったが、結局上に書いたことが、徐々に進行していくだけなのでかなり退屈した。確かに映像は綺麗なのだが。。
こんなに泣くとは思わなかった。
予告編で見たシーザー(主役チンパンジー)の目の色に、深い哀しみと失望…そして強い決意を感じた瞬間から、すでに気持ち掴まれちゃっていたオイラでした。
アルツハイマー新薬開発の実験中に死んだ、メスのチンパンジーのお腹には赤ちゃんがいた。
その赤ちゃんが殺処分されないよう、新薬開発研究者のウィルは、彼をこっそり自宅に連れ帰るの。
当初そうとは知らなかったんだけど、母親への投薬の影響を受け、生まれたこの子は驚異の高知能を持っていたんだ。
それに気付いたウィル家族は、赤ちゃんに『シーザー』と名付け一緒に暮らすことにしたの。
その生活の中、シーザーがどんどん知能を上げていく様子には、不思議と『恐れ』みたいな感情は持たなかったな。
きっとそれは、シーザーの愛らしさ以上に、
ウィル(と家族)が研究者というよりも、家族としてシーザーの成長を見守っている愛情が温かかったからだね。
『ウィル達とシーザーの平穏な暮らしがずっと続けばいいのに』なんて望んでしまったよ…
映画『猿の惑星』だもん、そんなはず無いって解ってるのにね。
それでやっぱり、知力が上がるにつれシーザーは悩み始めるのよ。
自分は人間ではない…かといって周りに見る他の動物達とは何か違う。
ウィル達にとって、自分は家族なのか?ペットなのか?
この家の中だけに限らず、自分の存在は何なのか?どう居るべきなのか?
この頃からもうオイラ、シーザーしか見えてなかったね。
遂に彼が隣人に怪我を負わせるトラブルを起こしてしまった(家族を守る為にね…)時には、
『シーザーだけが悪くないじゃん!サルだと思って!ヒドいじゃないか!!』と、悔し涙ポロポロだった。
しかしコレがまた…涙の始まりにすぎなかったんだよね。
この後、動物管理施設に送られたシーザーが、苦し過ぎるんだよ。
施設にたくさんいる、自分と同じはずの『サル』達…仲良くしようと思ったのに何かが違う。知らない事だらけで、サルの社会に馴染めない。
賢さが仇となり、飼育員からは酷過ぎる虐待を受ける。こんな『人間』理解も信頼もできるはずない。
こんなに痛い思いをしたのも初めて。
ここには居たくない、早くウィルに迎えに来てほしい。
言葉を話さないシーザーなのに、佇まい・仕草・目の色から、一つひとつ思いが伝わってくるんだ。
もちろんオイラ、切なくて悔しくて涙が止まらん止まらん〜!だよ。
孤独な葛藤の末、人間に失望したシーザーは<自分が生きていくのはサルの社会なんだ>と、人間社会との決別を決意をするの。
その表情を見た時、はじめてシーザーを『怖い』と感じたな。
そして、その恐れを裏切らないシーザーの行動の数々…。
より知力を上げ本能も取り戻して、サル達のボスとなったシーザーはとうとう、彼らを率いて行動を起こすんだ。
暴動?いやいやコレは『革命』だね。
彼らが求めたのは、人間への復讐なんかじゃなくて、『人間のエゴからの解放』『自分らしく生きること』なんだよ。
なのに、自分達を省みることはなくただサルを排除しようとする人間に対して、憤りを感じずにいられなかったな。
『サル達をそこに導いてしまったのは一体誰なんですかーッ?!』
もともと類人猿好きなオイラだけど…ここまで猿に感情移入するのは、きっと生まれて初めてにして最後なんではなかろうか?
サル達が、野性の荒々しさだけでなく、頭脳的で緻密な作戦とチームワークで街を駆け回る姿は圧巻だった。
信念とプライドを持って進んでいく姿に感動した。
シーザーへの愛情を持ち続けていたウィルが、必死にシーザーを追いかける姿は、ちょっと出来すぎの感も否めなかったけど、それなりに感動した…というかなんだか救われた気がした。
ラストシーンには、一瞬『ん?まさかの安易か?』なんて思った…が!いやいやしか〜し!
『猿の惑星』しかも<創世記>だもんね、それを思えばふむふむ納得だね。
そいでもってホントのラストシーンに、『おおぉ〜ぅ!そういう事か!だから猿の惑星だ!』と深く納得しちゃったオイラ。
いぇっす!面白かった!
猿に感情移入しすぎのオイラは泣き過ぎだったけど、
サスペンス・ドラマ・アクションとして、丁寧に描いて下さっていて、すんなり素直に楽しめましたわよ〜奥さん!
そしてサル達の表情、コレ必見!!
チキチンッ♪
第1話?
ストーリーがあまりに単純すぎて、後半眠くなった。オリジナルとのつながりは何もなく、新薬実験の結果知能が発達して人間に仕返しをするという、あまりにありふれたもの。次に何が起きるかいちいち想像出来てしまうので、あとは映像の見せ方だけでようやく最後まで見られたものの、これが「猿の惑星」ではなかったら、こんなに話題にならなかったと思う。
最後にサンフランシスコの森に住むというどうしようもない中途半端なオチは、続編があることがみえみえなので、多分3作くらいやるんでしょう。1作目から続編を想定した作りというのも商業的にはありなんでしょうが、観に行く側としては、こういう終わり方をされるとテレビドラマと同じに感じられ、映画の楽しみが一気に下がってしまう。また猿が全部CGなのもどうかと思う。
良作です。
バートン版のリメイクが最悪だったので観るのが少し不安だったのですが、そんな不安を吹き飛ばすほどの良作でした。
ストーリーは主人公であるチンパンジーのシーザーをいきなり天才にせず、年月を経過させながらじっくりと知識を蓄えさせていった点が良かったですね。それによってシーザーを知性を高めていくのと同時に人間に対する不審を募らせていくのも納得できますし、このプロセスがあることでシーザーが人間の言葉を初めて話した時の衝撃や最後に見せるウィルとのやりとりにも感動できるものとなっています。ただ最後が『バイオハザード』っぽいのはどうかと思いますけど。
シーザーや仲間のオラウータン(こいつがまたいい味出しています)アクションはCGと分かっていながらも本物じゃないかと思ってしまうほどでリアルで、町の襲撃や橋を渡るシーンは物凄い迫力でした。これはシーザーを演じてるのが『ロード・オブ・ザリング』シリーズでゴラム、『キングコング』ではキングコングの演技を担当したアンディ・サーキスと上記の作品と『アバター』でクリチャー系の特撮製作を担当してきたWETAデジタルならではの賜物といえるでしょう。
その一方、隠れたお楽しみとしましてはアンディと『ハリー・ポッター』シリーズでドラコを演じてる俳優さんとの共演で、『ロード』シリーズと『ハリポタ』シリーズの俳優さん同士による共演は今作が初めてだと思うので、そういった意味でも楽しめる作品です。
続編有りきな終わり方ですが、どうでしょう?
CGI技術が凄く、サルに感情移入
10/15六本木ヒルズ鑑賞
シーザーの賢さ、感情移入してしまいあっという間で楽しかった♪
『キングコング』のコング役、『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役を務めた 《アンディ・サーキス》が 物語の中心となる猿のシーザー役を演じてましたが、動物的な表現、サルの内面を映し出す表情まで素晴らしい!の一言です。
デジタルによる革新的な『CGI』猿の表情や人の表情もCGで作られたのか?人が演技してるのか?殆ど判断出来ないレベルになってきましたわぁ〜進化し続けてますね!
人間の身勝手さで作ったアルツハイマー新薬。人類の傲慢さが猿の知能を発達させてしまう要因となって、今までの『猿の惑星』と違った作品になってる気がします。
実際 起こりそうな内容です。
また続編期待。
楽しめました
最初の『猿の惑星』は、何となく知識だけはあるけど、ちゃんと観たことはないはず。ティム・バートンのは観ました。
で、本作。
事前の予告編映像などから予想していた話の展開と95%ぐらいは一致していました。…というと、物足りなく感じそうですが、意外とそんなこともなく楽しめました。たぶん、プロセスが丁寧に描かれているためでしょうか。
映画では、地球が猿の惑星になった2つの原因(猿の知能が発達することと人類が衰退すること)が示されています。前者の理由は予告編から予想していましたが、後者については、想像と違いました。これが5%。でもこれで、納得感が強くなりました。
猿は全て、人間の俳優が演じた動きにCGをかぶせたものだそうです。すごくよくできているとは思いましたが、顔つきがホンモノの猿とはちょっと違うと思いました。特に知性が高い猿だから特別と言われればそれまでですが、個人的にはちょっと残念。
(人間の)主人公の恋人役の女優さんがキレイでした。インド出身で『スラムドッグ&ミリオネア』に出ていたそうな。覚えてないなあ(^^;)。
監督も原作作家も真面目すぎたか?
映像が素晴らしい。昔の長時間かけて作ったメイキャップが今はCGで上手く処理してしまう。サルの表情も素晴らしい。しかしストーリーが真面目。この猿の惑星シリーズを全部、大事に尊重している監督や原作家が枠を脱しきれずに、第一作の起源を説明している。バットマン・ビギンのような新展開が無く、予想されてストーリーをなぞってしまった。
ターミネーターもそうだったが前作または第一作が偉大であると後の人達が萎縮するらしい。これが第一作だったらすばらしかっただろうが。
自由がすべて!
遅ればせながら、ようやく観ることができた。いくら愛を注がれても自由がない暮らしはもう嫌なんだ・・・ シーザーはそう思ったんだね。今、アフリカ大陸で次々に起きている民衆の蜂起。何だかそれを彷彿とさせている感じで興味深かった。観る前は、どうして猿に薬を与えることになるのかなと思っていたが、病気を治そうとするためだったんだ。それも現代的といえる病気を! そこらへんが脚本の勝利かなと思う。人間側の動機もわかるし、猿側の気持ちも両方ともよくわかる。どちら側にも感情移入できるからこそ、感動が生まれる。しかも長すぎず、無駄な描写は入れずタイトにまとめている。エンドタイトルがおそろしかった。冒頭から引き込まれ、最後までおもしろく観た。
今後の展開が楽しみです
SF映画の金字塔『猿の惑星』をリメイクした作品です。
1作目のあの衝撃のラストは今も忘れたことはありません。
そんな作品のリメイクですが、今作品は4作目の『猿の惑星/征服』になります。
ある実験により極めて知能の高い猿が誕生する。
その猿と人間たちとの生活が始まるのですが・・・・・
人間と猿の共存は難しいもです。
なぜなら人間は猿を見下しているのですから無理もありません。
そんな弱者な猿たちが高い知能とともに団結して行動すると恐ろしいものです。
反対に人間の無知・無能さはあまりにも情けない。
弱い者たちでも団結すれば強くなれることが実証されます。
相手を思いやり行動することを教えられます。
始まりに過ぎないこのストーリー。
さてさて、この後はどんなことになるでしょうか?
そして結末は?旧作とは異なる展開になるのか?
非常に期待しております。
目立った作品ではありませんが非常に見ごたえのある仕上がりになっております。
ただし、リメイクですので話の展開が読めてしまいうのがちょっと残念です。仕方がないのでしょうが・・・・・
今まで猿の惑星を一度も見ていない人は、1作目の『猿の惑星』を見てからご覧ください。
CGも最高でした!
なんで、この作品が猿の惑星?と思ってましたが、ラストシーンにヒントがありました。
人間のエゴで利用されるチンパンジー達....理不尽です....。
グチョグチョの餌を与えられたり、高圧水をかけられれるシーザーは、目を覆いたくなるほど可哀そうでした....。
毛利元就で有名な3本の矢のくだり....シーザが知ってました...驚き!
シーザ達が森を目指す最後の橋を渡るシーンは、様々な感動がありました....ゴリラもリーダー守るための勇敢さは、目を見張る感動でした....。
森から、サンフランシスコの街並みを見渡すシーザ.....いいシーンでした....。
ぜひ、続編が見たい作品です....。
怖い
人間と猿の関係が、現実味があることが面白い。現実の世界でも人間と動物との共存が危ぶまれているので、森林伐採などを、今きちんと考えるべきだと、改めて考えされた。あとは、サンフランシスコでの猿と警察との争いは圧巻でした。最後は感動しました。
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