ALWAYS 三丁目の夕日’64のレビュー・感想・評価
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三部作の中で一番好き
ALWAYSシリーズ最終作。昭和39年、東京オリンピック開催に沸き立つ東京の下町の姿が愛おしい。
その時代を経験したはずなのに
今までで一番泣いた
何回観てもいい。
成長主義へのレクイエム
完全に泣かせ方を分かっている監督さん。
親父と子どもの昔ながらの不器用な愛。
娘を嫁に出すときのおやこころ。
そしてクライマックスで茶川が走る走る。
不器用だけどかっこいい前のめりになりながら走る。そして音楽にのせて夕陽に輝く顔のショットが続き、最後の最後に夕陽を映し出す。この流れでやられてしまう。
永遠の0でもそうだが、この監督さんは泣かしどころをわかっている。
ベタだが、やられてしまう。
内容は
少々美化されすぎた郷愁を描く。
田園風景に加え、この東京タワーと泥臭く活気のある下町が新たに日本人の中に作られた心象風景となりうるのかもしれない。
永遠の0といい、ヤマトといい、なにかこの人の作品からはいつもナショナリスティックなものを感じる。
これを見て、あの時はよかった。
みんな上を向いてたなど安易に考えてしまいがちだ。
劇中に言ってたが、この時代の首都高や無尽蔵な開発を初めとした過度な成長主義がのちの時代に歪みとなって現れたのは確かだ。
なにが幸せなのか。それは個人的価値観で絶対的なものは存在しないが、経済的成長や科学の進歩が幸せをもたらした時代は終わった。
そのレクイエムのような映画だった。
これは昭和?
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
原作から離れたオリジナルストーリーらしいが、形どおりやろうとしすぎたせいか、つきぬけたところがなく、あまりおもしろくなかった。
観客はすごく入っていたけど、自分にとってはシリーズ最低作かな?
あまり笑えなかったし、感動もしなかった。
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
この映画に出てきたブルーインパルスが空に描いた五輪にしても、あたりまえみたいに見えるけど、大きさが合わなかったり、重ならなかったりして、練習の時はほとんど成功しなかったらしい。それを遅れ気味の開会式の中、国歌斉唱の時刻にピッタリ合わせ、成功させている。
新幹線にしても、東京タワーにしても、東京オリンピックにしても、NHKでやっていた、「プロジェクトX」みたいな話のかたまりで、奇跡の復興とよく言うけれど、本当に奇跡みたいなことの連続ですごい。
映画もこの頃は史上最高の黄金時代で、すごい映画がいっぱいある。
だけど、いろいろな技術的なことはこの時代より発展したのかもしれないけど、人間的なことというか国全体の勢いみたいなものは、ここが頂点だったのかもしれない。
ここで昭和30年代は終わるし、この後は今とあまり変わらなくなってしまう。
多少の上下はあるにしても、全体的に下り坂のような気がする。
「坂の上の雲」で言えば、奇跡の連続でかろうじて勝利した、日露戦争の時代に似ているかもしれない。
日露戦争に勝ってから、日本は世界の軍事超大国になったけど、第二次世界大戦でめちゃくちゃに崩壊した。
この映画見ていると、また同じようなこと繰り返しそうな気がしてしょうがない。
私だけなのかな・・・・?
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