英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
全222件中、21~40件目を表示
スピーチの極意
吃音症に悩む英国王が、言語聴覚士の特別な治療を受けることによって、そのコンプレックスを徐々に克服し、国民に愛される国王に成長していくというストーリーです。
会社で内勤になってから、3ヶ月に1回スピーチをする機会があり、このタイトルの"スピーチ”という言葉に関心が高まり、劇場に足を運びました。
スピーチで大事なのは、よく通る声で話すこと、気持ちを込めて言葉を発することだと実感していますが、言語聴覚士の治療法の中で、大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけさせて芝居のセリフを朗読させたり、怒りの時に発せられる言葉の勢いをスピーチに利用したりするシーンがあり、なるほどと思いました。
自分のことを相手にわかってもらう表現方法はいろいろありますが、誰でもできるものとしてはおそらくスピーチに勝るものはありません。
そのスピーチを通じて、自分の話している内容は果たして相手にどれだけ伝わっているのか、どうすればもっとよくなるのか、この映画を見た後、考え直しています。
結構泣けた
見事な演技
王様の名前はとても長い
要約感あるディフォルメ描写が気になり…
エリザベス女王死去に伴う
緊急放映だったろうが、
過去の鑑賞で印象深くはなかったものの、
作品賞他のアカデミー主要4部門を受賞
しているし、
キネマ旬報第3位ということもあり、
再評価を期待して再観賞した。
このジョージ6世の兄の退位がなければ
エリザベス女王の誕生も
今般の国葬もなかったろうと思うと
歴史の綾というものを感じさせられる。
映画の印象としては、
各エピソードの要約感があり、
それに伴い、
現実は違ったのだろうと思わせる
ディフォルメ性の高い描写が気になって
再評価まではいかなかった。
主演男優賞は納得だったが、
アカデミーの作品賞・監督賞・脚本賞や
キネマ旬報第3位には
今一つ納得出来ないままとなった。
この映画から離れてしまう話で恐縮ながら、
第2次世界大戦を契機に多大な債務を抱え
覇権を米国に譲った英国ではあるが、
戦禍に明け暮れた英国も含むヨーロッパと
いう地域には不思議さも感じる。
ナポレオン戦争も、
第1次世界大戦も
ヒトラーのドイツ軍による世界大戦も、
プーチンロシアのウクライナ侵攻も、
枚挙にいとまが無い位の
侵略や戦争の歴史が思い浮かぶ。
しかし、いがみ合いながらも
世界をリードしつつ
繁栄してきたヨーロッパには
どんなパワーが潜んでいるのだろうか。
そんな戦争に明け暮れたからこそ
繁栄してきたかの如くの
ヨーロッパを見ていると、
日本にも座右の銘を
「戦争は人間の霊魂進化にとって
最高の宗教的行事」とする政治家が
いることを思い出してしまうが、
国粋主義信条の政治家などの国家指導者
の陰で苦労してきたのは庶民・国民だった
との観点からは、
武力行使からは一線を画す政治信条で
繁栄を描く政治家に導かれる日本であって
欲しいと願わないではいられない。
第2次世界大戦直前、イギリスでの吃音で悩む王と言語障害専門のローグ...
見ているだけで熱くなる映画
とても良いです
可もなく不可もなく
開戦演説、上手に言えるかだけに腐心させる鈍感作
国王でも解決できない悩みとは…?
ジョージ六世の王位継承に伴う感動秘話
現エリザベス女王の父ジョージ6世が国民にスピーチをするため、オーストラリア人の医師と2人3脚で吃音障害を克服した物語。この作品で初めて、国民に語りかけるスピーチが大切な英国王の職務だと知ることができ、その影にこんなストーリーがあったのかと感動した。
全222件中、21~40件目を表示