英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
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ドキュメントの面白さ
英国王という最高身分にある者が、平民である言語療法士と信頼関係を築き、どもりを克服し、ナチスとの戦いに向けて国民に一致団結を求める名スピーチを行うまでを描く。
幼い頃に利き手や足の矯正をされたり、召使に虐められて食事を与えられなかったりしたことが、どもりの原因らしい。あっという間に辞任した先代王(兄)も含めて、特異な王が続いたことに驚く。
人生で出会うべき映画の一つだ
コリン・ファースの王が最高に素敵だ。
内気な様で実は癇癪持ち。
卑猥な言葉だって言えちゃうもんね!みたいな。
しかし王族という身分ながらとても親近感が湧くのはその彼の人となりだけでは無い。
コリン・ファースの目の演技!
そして次第に変わっていく顔。
こんな王様って、、応援したくなる!
王とその医者のとても個人的かつユーモラスで感情的な関係は、ずっと見て行きたくなる。
二人の友情が素晴らしい余韻を残してくれる映画だった。
『英国王のスピーチ』
コンプレックスを克服する王のために英国の俳優が集結したような映画。
絶大な演技力がうねりを上げ二人の男の友情に胸が熱くなる。
ヘレナ・ボナムの演技力はもちろん表情としぐさ一つ一つが王室と視聴者である一般人とのかけ橋になっている。
背中を押す側も押される側もその出会いこそが人生そのもの、良い映画でした。
普通
他のでも書いていますが、「政治系+実話」の映画は「ガンジー」にしろ「アルゴ」、「ホテル・ルワンダ」にしろ…
基本的に自分は「ふーん…なるほどね」で終わってしまうみたいです。
悪気はありません。
最初に観る前のイメージの枠を
鑑賞後に抱いたものが同じ…もしくはその枠を越えないからかもしれません。
裏切られることがない反面
期待値を越えない
ということでしょうか。
嫌いな作品でないですが、特別好きという感じでもないです。
本当の友情の大切さ。
友情って素晴らしいなと思える作品でした。そして友情って容易く生まれるものではないということも知ることができました。そして夫婦愛もまた素敵でした。とにかく俳優さん達の演技が良かったです。
国王だって人間だ
吃音症を克服するために懸命に努力する姿は人間味に溢れており、国王も色々大変だなあ感じさせてくれた。全体的に英国の雰囲気がよくでており、ドクターが媚びへつらうことなく対等の関係を維持して治療にあたる姿も好印象を持った。
障碍(病)を持つ夫に寄りそうという事
良かった。 人の気持ちが画面から伝わってくるだけで、なんでこんなに心が動かされるのか。涙が出るのか。 いつも夫に寄り添い、励まし、慰める妻の姿に、私も病を抱える夫に対してそうありたいと、見本にしたいと思った。 心配そうな、今ある状況を良くも悪くも楽観視はしていない、そんな表情の彼女が美しくもリアルで良かった。
王を支える人々
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
吃音症の治療をするだけの話なのに、それが国王相手ともなれば単なる治療では終わらない。吃音に劣等感を感じて悩む元々の個人に加えて、それが国政に与える影響を考えたときの重圧が話を複雑にする。愛のために王座を捨てたことで有名な兄のエドワード八世の話も、見方を変えれば自分勝手でけっこうな悪役扱いなのは興味深い。
吃音治療に悪戦苦闘する国王の話も悪くないが、国王を支える献身的な妻と二人の娘を見ると幸せそうで感じがいい。物語の影の立役者はこの妻であろう。そしてオーストラリアからの移民で柄の悪い地域で怪しい治療院を開業しているジェフリー・ラッシュ演じるライオネルのやり方が面白い。王族を相手にいつも通りに対等の立場を要求するなど自分のやり方で相手を治療しようとしつつも、どこまでもそれを押し通そうとすれば彼の機嫌を損ねるし、最高の患者を逃がすことにもなる。そのぎりぎりの線を見極めようとしながら四苦八苦し、信頼を少しずつ得ながら突然相手を怒らせてしまい、再び信頼を取り戻し友情まで築くまでの過程が一番楽しめた。
でも動乱の時代に王族として細々としたことが色々あったといえども、戦争を前にして吃音治療という比較的小さな主題にはそれほど興味を持てなかった。それと演説だけが強調されていたので、もっと彼らの地道な努力の治療の過程を描写してくれればさらに良かった。しどろもどろな吃音に悩む国王ジョージ六世を上手く演じたコリン・ファースがアカデミー賞を獲得したが、自分としてはこのジェフリー・ラッシュの存在感が高かった。主題よりも登場人物の演技と丁寧な演出で楽しめた。
何と言ったら良いか・・・
最後のスピーチ場面は良かったですね。王が部屋から出て、称賛で迎えられるところで、自然と私も笑みが出ました。
スピーチ場面は、密室だし、二人のアップのショットが続くことに必然性があったと思うんです。ただ、『レ・ミゼラブル』もそうなんですけど、このトム・フーパー監督は、どうにもアップを多用しすぎな感じがするんですよね。それによって、どうにもクドい感じが出てしまうような。
アップ以外のショットも、やたらに、文脈関係なしに、キメショットを連発するから、画面から伝わる情緒がガタガタになってる気がするんですよね。「どう、この絵、かっこ良くない?」と言われてる感じがしてしまうといいますか… もっと普通に撮って欲しいって感じちゃいましたよ。
この映画と『レ・ミゼラブル』を見て、やっぱり残念だけど、私にはトム・フーパーは合わないんだなぁと確認したですよ。
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