英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
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最後のスピーチが、とても響いた 対等な立場と、信頼関係。 人との出...
最後のスピーチが、とても響いた
対等な立場と、信頼関係。
人との出会いを大切にしないといけないと思った
素晴らしいスピーチでした
自分の弱さを受け入れて克服する。
信念があれば、大人になってからでも遅くはない。
と、勇気づけてくれる作品でした。
そして、そのきっかけとなる先生との出会い。
支えてくれる家族。
自分一人では到達できなかった成功が、とても美しいです。
王というプライドを捨て、王になる自信を持つ
国王には大した権限はない。ただし、国民の心を動かすためにスピーチをする必要がある。その唯一と言っていい重要な役割が、この王は苦手なのである。前例のないはこびで王となってしまった。ただし、王になる素質はある。自分でもスピーチが重要だが苦手なことがわかっている。だから、身分も違う文化も違うところで育った肩書きのない医師にどもりの矯正をお願いした。時には自分が王族だというプライドがその医師との関係を壊す。だが、この意思は王の気持ちを理解している。最後は友として、2人の信頼関係に感動した。そして、王というプライドを捨て王になるための訓練を積み、最後は立派に戦争のための重要なスピーチを、王として立派にやり遂げた。自然に涙が溢れた。
至高の一作
恥ずかしながら、この映画で「吃音症」の苦悩を知りました。
アカデミー賞ね、ハイハイ、と思っていた当時の自分を改心させた一作。
コリン・ファースも、
シャインのジェフリー・ラッシュも、
脚本も撮影も素晴らしいです。
映画というスケールの大きな感動が味わえる作品です。
現女王陛下のおとっつあんの話
国王というのは本当に大変な仕事だ。しかも兄貴がほっぽり出した王位を継がざるを得なかった悲哀。そして戦争という国民に向かって啖呵を切らねばならん大時局という不運。
イギリス階級社会の壁を越えた師弟関係という面白さがある。
演技の光る作品
人の上に立つ人間になるための育成の一環で矯正されるような環境の影響で日々追い込まれていき、その果てに言葉を発する事に後天的な障害を患ってしまった内気な主人公の生い立ちを聞いた時はつらかったんだろうなぁと思いました。そして、それと同時に思い通りに話をすることが出来ない主人公を演じる俳優さんの演技には惹き込まれました。
・恋愛モノみたいにくっついたり離れたりするのがおもしろい ・兄の女...
・恋愛モノみたいにくっついたり離れたりするのがおもしろい
・兄の女のくだりも実話なのか気になった
・戴冠式の練習、最後のスピーチで泣いた
恐れからの解放、心理カウンセリングがエンタメに
過酷な試練を乗り越えてというけれど、生まれた時から己が人生の責任の重さや、その重要性をこっぴどくたたき込まれて、誰が前向きに受け入れ意欲に燃えられるか、という事だ。
やがて襲い来るその恐怖に日々、おののき、逃げたいからこそ逃げてはならず、そんな弱さを抱くからこそ見せることは決してならず。
もう想像を絶するプレッシャー。
アクセル全開でブレーキ全開の矛盾ののっぴきならぬ毎日。
しかしながらそれほどまでに責務の重さを知っている彼の人こそ、良き王になるはずの人物にほかならず、恐れと戦う健気さには涙なしでは見られない。
言語聴覚士との関係はおそらく、父親とのかかわりのやり直しだったのではなかろうか。そのあたりもしっかり描かれているように感じられ、浮つかず腰を据えてみることができ好感が持てた。
エンタメとしてもよし、カウンセリングをテーマにした映画としても十分、通用する作品と見る。
コリン・ファースの演技
なんといってもコリン・ファースの名演に感動しました。難しい役柄だったと思いますが、ナイーブできつ音の、しかし威厳のあるジョージ6世を見事に演じております。特に最後の重みあるスピーチシーンには鳥肌がたちました。
ストーリーもきつ音の克服にフォーカスしながら新国王の苦悩を描いた秀逸な脚本だったと思います。
スポ根に近いのかな
吃音な国王が国家の危機に瀕し、自分のリーダーシップを国民や諸外国に見せつける為、妻と指南役と山籠もりし、生卵を飲み生肉をパンチし(全部嘘)、歴史上最も有名なスピーチを行うという、そして最後「エイドリアーン!」と叫ぶ(だから嘘だよ)、ある種スポ根映画に近い。
コリンファース、ヘレナボナムカーターも大好きだが、今回は何といってもジェフリーラッシュの存在感とラストの振る舞い、圧倒的でした。スピーチも感動的でしたが、ライオネルの態度に涙しました。彼の様にポーカーフェイスがちょっとでも感動するとそれだけで嬉しくなる。
コリン・ファースの演技力
吃音症であるジョージ6世を演じたコリン・ファースの演技力がとても良かった。「吃音症」という性質だけでなく、短気で突発的に感情が爆発してしまうところがあり、しかし真面目であるといった役柄を上手に演じている。
私は、あまり洋画に詳しくないので、コリン・ファースの演技は「キングスマン」シリーズでしか知らない。そこではとてもスマートでクールなオジサマの印象だったので、本当に驚いた。
また、ジョージ6世の吃音をどうにかしようとサポートするライオネルというキャラクターも、どこか期待を寄せてしまう魅力がある。
大きなどんでん返しがあるわけではないが、やはり役者の演技が素晴らしく、それなりの見応えはある。
洗練された映画でした。
題材はシリアスでありながら、ジョージ6世と彼の吃音を治すライオネルの言葉のやりとりがリズミカルで面白かった。
画面の切り取り方や色味を抑えてあえて青っぽくしていている点が絵画を見ているようで美しかった。
王と言えども人には違いない
しかし、観るタイミング悪かったかもしれない。
ジョージは国王
ローグは一般人
身分違いの友達で仲良くケンカしている……釣りバカ日誌みたいだ。
だが時代は第二次大戦を控えた頃
つまり、ジョージ六世は交戦のスピーチをしているのだ。
敵はヒトラー、だから「命を貸してくれ」と。
途中までいい話だったのにいきなりキナ臭くなってしまったので評価低くしてしまった。
【コリン・ファースの魅力を引き出したトム・フーバー監督の手腕に敬服した作品。吃音を克服し、英国王ジョージ6世として国民を鼓舞する演説シーンと、バルコニーで喝采を受けるシーンは忘れ難き作品。】
ー 英国紳士(この作品の場合、王だが)を演じさせたら、右に出るもののないコリン・ファース演じる、幼少時から吃音に悩み、内向的だったヨーク公アルバート王子が、風変わりな言語セラピストや妻・家族に支えられながらコンプレックスを克服し、英国王ジョージ6世になるまでの実話を描いた人間ドラマ。ー
・吃音を克服するべく努力し、大変な重圧の中、戦時の英国国民へ演説をする姿には感銘を受けた。
・彼と吃音矯正士(ジェフリー・ラッシュ:彼の演技は非常に印象的であった。「ジャコメッティ」でも存在感溢れる演技を披露している。)との風変わりな遣り取りが面白く、彼を支える妻(へレム・ボナム=カーター 連れ合いだったティム・バートンの映画の役柄とは違う、控えめな英国貴族夫人(後の王妃、エリザベス・ボーズ=ライアン)を演じている姿も印象深い。
・この作品から3年後、「キングスマン」で華麗なる英国紳士スパイとして出演し、世間をあっと言わせるとは、この作品を観た時点では予想だにしなかったなあ。
<2011年3月20日 劇場にて鑑賞>
■英国紳士を演じたら、この人ベスト3(個人的意見です。)
1.コリン・ファース
2.ジェレミー・アイアンズ
3.ヒュー・グラント
<次点>
・ビル・ナイ(コメディ作品では断トツ!)
・ベネディクト・カンバーバッチ(未だ若いしね!今後ベスト3に入るのは間違いない)
賛否両論ある作品ですが、僕は好きです。
心温まる良いお話でした。
望んだ訳でもないのに国王になり、苦手なスピーチを行わなければならない重圧は並大抵の事ではなかったのでしょうね。
人各々苦労があるものですが、献身的な奥様と友人の出来たジョージ6世は幸せですよね。
ジェフリー・ラッシュも良い味を出していましたが、自信無さげだったジョージ6世がスピーチを成功させた後自信に満ちた威厳ある国王へと変わって見えたコリン・ファースの演技も素晴らしかったですね。
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