冷たい熱帯魚のレビュー・感想・評価
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狂うなら徹底して狂うほうがよい。
随分前に観ました。正直一回観たきり観てません(笑)面白くなかったからではありません。色んな意味で衝撃が強すぎて、観れないのです。園子温監督のぶっ飛んだ世界観が好きで何本か観ましたが、正直愛のむきだしみたいな現実からぶっ飛び過ぎた世界にはついていけず(笑)しかし、本作のようなリアルな世界にぶっ飛んだ世界を織り混ぜた作品は本当に好きです。とにかく容赦ないのです。正直狂っています。着いていけない人には色んな意味で受け付けない世界観だと思います。でも、極限に追い込まれた人間が放つ狂気、言葉、必ず脳天をぶち抜くような衝撃を与えます。内容はグロいし気持ち悪いし狂っているんだけど、私は観たあと、逆にちゃんと生きようと目が覚めました。最後の吹越さんの言葉、よかったなあ。一見非現実的な言葉も、あんだけ狂った世界の中では逆に輝きを増します。でんでんさんは言うまでもなく、主役の吹越さんも文句なしにいいです。たるんだ毎日に衝撃的な渇を入れたい勇気ある方には、是非オススメです。
爽快エンターテイメント
園子温映画は始まって数秒でもう面白い。
誰かが動いたり喋ったりするだけで
園子温独自の世界観がもう始まっている、
それが好き。
この映画も予想外の面白さだった。
予告編見て友人の感想を聞いただけだと、とんでも無いエログロ映画なんだなぁと、今まで怖くて手に取れなかった映画のひとつ。
今回はhuluで観たからかもしれないけど、特にグロいともエロいとも思わなかった。
仕事帰りの電車内で、3日間かけて観たけど
毎晩の帰りの電車での私の脳内はエンターテイメントでいっぱいだった。園子温様様!
園子温は、グロい映像やエロい映像を撮るために映画を作ってる訳じゃなくて、「面白い映画」を作っている。
園子温ファンならそう思っているはず。
園子温ファンはグロやエロを期待している人よりも「面白い映画」を期待している人が多いはず。
まあ確かに人が殺されるシーンは怖いけれど、私的にはどの登場人物にも思い入れや情が湧いていなかったので、悲しい気持ちには一切ならなかった。そこが救い。
吹越満は本当に良い俳優だな。勿論でんでんは大好きで安定のでんでんだったけど。
吹越満のラスト20分、めっちゃくちゃ良かった。この映画の見所のひとつだし爽快な気分にさせてくれるラストだった。なんだかスカッとしたな。
「凶悪」のおじいさんにお酒を飲ませまくるシーンとか、「闇の子供たち」の売春宿のシーンとか、そういう精神的な苦しみと比べてこの映画は二度と見たく無いとは一切思わないエンタメ作品だと思います。同じ園子温なら「恋の罪」の方がかなり精神が疲れる作品だと思う…あの女教授…でも言ってる事は凄く勉強になるんだよなあ笑。そして結局面白い。
しかし私の園子温ベスト3は、順位とか無しで「ヒミズ」「愛のむきだし」「地獄でなぜ悪い」ですね。大好きです。新しい作品もっともっと観たいです。
ヤバい。
エグすぎる
壊れる主人公
なかなか過激
実際あった事件の「死体を透明にする」をモデルにしてる。死体を出刃包...
実際あった事件の「死体を透明にする」をモデルにしてる。死体を出刃包丁で細かく解体して、骨に醤油かけて臭いをごまかつつ焼却。セリフで説明とかじゃなくて全部見せてる。すごいものを観てしまった。
山小屋での親子対面シーンからの結末が作品を崩してると思ってしまった。映画としてはすごく良かった。
胸くそ悪し
エロい映画
でんでんがヤバイ
いつか見ようとは思いながらも、なかなか手が出なかった映画でしたが、ようやく見てみたら、あまりの凄さに度肝を抜かれました・・・。
噂には聞いてましたが、ここまで強烈な作品だったとは。
今の日本でこう言う作品を普通に作れて普通に上映できる監督は、おそらく園子温監督以外いないのではないでしょうか。
最近はエンタメ寄りの作品も多く作られているようなので、何だかんだ言っても普通に見れるのではないかと油断してましたよ、この頃の園子温監督はとにかく半端じゃなかったですねぇ。
ところでこれ、実際の事件をモチーフにして作られた映画だったんですね。
しかも後で調べたら実際の事件も結構凄惨な事件だったようで。
それに園子温監督の猛毒とブラックユーモアを注入したことによって、ドエライ作品が完成したと。
しかしこんなトンデモない映画を見て恐怖に恐れ戦きながらも、ところどころでクスクス笑っている自分、他人に見られたら絶対ヤバイ人だな・・・。
と言うか、この作風でブラックユーモアは反則技ですよ~、でんでんが怖すぎ面白すぎ!
しょうゆかけろとかやめてくれ~。
それにしてもでんでんの怪演が凄かった、こんな人の良さそうなおじさんが、まさかの・・・。
こうやって人は支配されていくのですね。
ある意味宗教的な匂いもする映画でした。
断る隙も与えずまくし立てて、いつの間にかその人を支配下に置く。
しかしまあよく喋る人だったなぁ、劇中の3割~4割近くはでんでんの一人舞台だったような。
支配される側の吹越満のオロオロ感もまた絶妙でしたね、基本誰にも感情移入できない映画でしたが、吹越満だけは若干気の毒に思えました。
村田、社本それぞれの妻を演じた黒沢あすかと神楽坂恵のドエロ対決も見応えありましたねぇ。
特に黒沢あすかのドM変態体質&血まみれ演技は、映画史に残るレベルだったのでは!
本来体当たり演技とは、こう言うことを言うのですね。
まあとにかく最後まで救いのない映画でしたが、ラストもまさかそうなっちゃうとは・・・よくこんなこと思いつくなぁ、園子温監督、心病みすぎです(笑)
まあ何にしても、凄いものを見させてもらいました、そしてもう二度と見たくないような、またこんな映画を見たいような、不思議な感覚に陥ってしまいましたよ・・・。
グロですが実際に自分が同じ立場になったときは、正常な感覚が麻痺して同じような行動とるのかなと思えるほど、 観客を引き込むのがうまいと思った。
ラストをはじめ、どうしようなく救われない映画。
グロですが実際に自分が同じ立場になったときは、
正常な感覚が麻痺して同じような行動とるのかなと思えるほど、
観客を引き込むのがうまいと思った。
でもね、ラストが一番衝撃だったよ。
お父さんは、娘のためにがんばったんだよ。。。
見疲れる
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