グリーン・ランタンのレビュー・感想・評価
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えも言われぬ、これじゃ無い感‥‥
面白い。しっかりしている。
【戦闘シーンが、わかりやすい】
この手のハリウッド映画って、戦闘シーンを極端にハデに描くため、肝心な所では何が起こっているのか、よくわからない!っていう状況に陥りがちなのですが(マイケル・ベイ作品では特にねw)、本作はとてもみやすかった。ムダなドハデ演出はしないで、アイデア(戦闘シーン)をしっかりと見せる、大人な演出になってる。
【今風?】
グリーンランタンに変身したサムの正体が、ヒロインにあっさりとバレるあたり、今風の演出だなぁ〜、と笑いました。その他、アメリカ政府の宇宙人隠ぺい説はウソで、コレが初めてのコンタクト、とか、ヒーローにはヒロインが必要とか、色々とメタ視点をいれているあたり、とてもイイ!
【グリーンって…(笑)】
私も最初は、「グリーン(緑色)ってなんなんだよ!気持ち悪い。」って、思いましたが、映画を観ていくにつれて、緑色がだんだんとカッコ良く見えてくる。また、緑色が意思の力で、黄色が恐怖の力でっていう色を活かした演出が、とても効果的で良かったと思う。なんか、緑色が好きになりました(笑)
【総括】
万人ウケする映画ではないと思いますが、私は楽しめました。オススメ!
魚は戦わないのね
主人公ハルがいけ好かない/ビジュアル面は秀逸
ハル・ジョーダンはテストパイロット。最新鋭戦闘機F-35に搭乗、無人戦闘機とのテストを依頼されるほどの腕前。
相棒は同じくらい優れた操縦技術を持ち、かつ企業経営者でもある美女キャロル・フェリス。
ところがハル自身は飛行試験に遅刻するし、試験で搭乗機を墜落させ、あまつさえ言い訳するという人物。
この時点でいけ好かない。
ところが宇宙の不条理は、彼を"なんでもビーム"を発する指輪を与えてしまう。
なんでもビームは意志の力でコントロールできるため、飛ぶことも、防御の盾を作ることも、銃器や鈍器を生み出すことも、自在にできてしまう。
まさに"なんでもアリ"なパワーを秘めているので、そこら辺のけち臭い暴漢が何人集まっても太刀打ちできない。
つまり人間的にダメなのに、社会的地位に恵まれ、美女もいて、おまけに無敵のヒーロー能力というのが本作の主人公。
『キック・アス』や『ウォンテッド』と正反対の流れ。
等身大の俺(=観客)ではなく、理想像の俺が縦横無尽に暴れまわるのが本作という仕立て。
ところでこのグリーン・ランタン。世界で唯一無二の存在ではない。
聞いてビックリ、全宇宙に3600人もいて、全宇宙の平和を守る超警察機構だったのだ。
そしてハルは死んだアビン・サーから指輪を受け継いだばかりの新米ランタン。指輪の力で本部に転送されたハルは、先輩ランタンからいいようにあしらわれる。
へへーん、ザマァミロ。
それにしてもハルの無責任ぶりはひどい。
ちょっとストレスを浴びただけで「俺、辞めるから」とはお気楽過ぎる。キャロルにたしなめられても「辞めるのは得意だから」と筋違いの清々しさ。
そういうことやってるから、最終決戦でも3600人のランタン仲間から総スカン食らうのは当たり前だ。
まぁ、生命の危機に直面する超ブラックな仕事だから、逃げ出したくなるのも分からないではないのだけど。
しかしだからって最終決戦直前になってニート気質を発揮されても、観客としては「バカか、オマエ」と言いたくなってしまう。
順序が違うのだよ、順序が。
とまぁ、主人公ハル・ジョーダンのメンタリティはかなりアレだけど、アメコミ映画としては優れている方だと思う。
ビジュアル面も申し分ないし、主人公と敵役との確執、美女キャロルとの恋愛など、映画作品としてのツボはきちんと押さえたストーリーになっている。
また3600人もいるグリーン・ランタンの多様性も、ビジュアル面では十二分に成功といえるだろう。作品の構造上、活躍の場面はとっても限られたものになったけれど。
一番のネックはハルの性格と成長過程。これだけはいただけない作りだ。
では評価。
キャスティング:5(主人公ハルのヘタレっぷりと名誉挽回ぶりはライアン・レノルズならでは)
ストーリー:4(構成のちぐはぐっぷりが目立つ)
映像・演出:8(なんでもビームの表現は見事)
ヒロイズム:3(ヒーローが「俺、辞める」は勘弁してほしい)
キャラクター造詣:9(多種多様の知的生命体をリアルに製作)
というわけで総合評価は50点満点中29点。
アメコミ映画の再現度としては高い。ビジュアルで観たい人にはオススメ。
一見すると"勝ち組"で、だけどメンタリティは"負け組"にいて、でも最後は自分に勝つという面倒くさい構造に我慢できる寛容さを持ち合わせている人にならオススメ。
何で映画化した
あらすじ-----
数十億年前、不死身の種族が宇宙最高の力を入手。
宇宙の<ガーディアン>となり様々な星から勇者を選び、
宇宙警察機構〈グリーン・ランタン〉を作り上げた。
だがそんな彼らに最大の危機が訪れる。
(公式ホームページより)
企画段階で誰も疑問を持たなかったのだろうか
ザックスナイダー監督に本来任せるつもりだったそうだが
ウォッチメンをやっていて出来なかったそうで良かった良かった
魔法の指輪でイメージを形にして戦う
という表現的に難しい戦い方をするのに
イメージ力が使われているシーンが見受けられない
「おお、すっげ」となることがない
アクションとして致命的であると思う
グリーンランタンも組織というより変なタイツ集団でがっかり
ぼくのかんがえたすーぱーひーろー
という感じが否めない。
こんなんでジャスティス・リーグ参戦大丈夫?
宇宙の秩序を維持するグリーン・ランタン部隊。図らずもその一員となったパイロット、ハル・ジョーダンは戸惑いながらも運命を受け入れ、愛する者を守る為、宇宙を脅かす悪と戦う。
DCコミックの人気ヒーローの初映画化。
また新たに登場したアメコミ・ヒーロー。
それにしても、アメコミ・ヒーローって一体何人居るんだろう??
いっその事、マーベルやDCの全ヒーローが集結する“スーパーアベンジャーズ”みたいな映画を作って欲しいくらいだ。
内容は、単純明快なヒーロー・アクション。選ばれし戦士が宇宙を救う。
肩の力を抜いて気楽に楽しめるエンターテイメントなのだが、一連のマーベル・ヒーローより粗が目立つ。
そもそも、何故ハルがグリーン・ランタンに選ばれたのかがパッとしない。主役なんだし、そんな事をいちいち言ってたら何も始まらないんだけど(笑)、例えばクラーク・ケントは元々スーパーマン、バットマンやキャプテン・アメリカは自らの意志でヒーローになった…これくらいのしっかりとした理由付けが欲しかった。
一応、真の勇気の持ち主でグリーン・ランタンに選ばれたという事になっている。確かにハルは度胸はあるが、どうも人間像が軽い。アイアンマンことトニー・スタークも軽いが(と言うより天下一品のチャラさだが)、抜群のユーモアセンスがあった。それに比べると、ハルは魅力薄な気がしてならない。
グリーン・ランタンに選ばれたハルの悩みや葛藤も描かれてはいるが、あっさりとした印象で深みが足りない。それは映画全体にも表されている。
アメコミ・ヒーローながら、興行・批評共に不発だったとか。
「2」が作られるかどうか微妙だが、それ以上に問題は、「ジャスティス・リーグ」。
マーベルの「アベンジャーズ」に対抗するDCコミックのヒーロー集結映画への参戦が決まっている。
リーダー格はスーパーマンやバットマン。グリーン・ランタンは知名度的に3番手だろう。
「アベンジャーズ」で言うと、マイティ・ソーかハルク辺り?
グリーン・ランタンにその位置付けは荷が重そう…。
少し中途半端かなぁ。
ヒーロー像が薄い
残念
特撮ファンだったらツボに入るかも。
マーティン・キャンベルのテンポのいい演出
宇宙警察機構〈グリーン・ランタン〉の一員となる資格は恐怖を克服できることで、そのためこれまで地球からはひとりも選ばれたことがなかったという設定がこの物語の肝だ。
恐怖心を持つことは欠点ではなく、勇気こそ地球人が持つ最大の武器であり、ハルがその代表というのが大筋となる。
封印されていた凶悪な怪物が結界を破って再び世界を恐怖に陥れるというストーリーはお馴染みのものだが、「007 カジノ・ロワイヤル」でキレのいい新ボンドを誕生させたマーティン・キャンベル監督が、相変わらずテンポのいい演出で盛り上げる。
ハルが元恋人のキャロルとともに戦闘機に乗り込み、開発中の無人戦闘機を相手に空中戦を交える冒頭だけですっかりのめり込んでしまう。
宇宙最強の武器パワーリングの訓練も、創造物がやや子供じみてはいるものの、ゲーム的なスピード感はリメイクで旧作と代わり映えしなかった「トロン レガシー」よりも楽しめる。
悪の化身・パララックスが「リトル・マーメイド」のアースラが黒雲になっただけみたいなデザインに斬新なところがなかったのが残念。
なぜかこの作品を観ていると、「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」(1986)を思い出す。駄作といわれた作品だが、けっこう面白かったけどな・・・。
クリーチャーで魅力的だったのは、グリーン・ランタンの面々ではなく、不死身の種族の面々。鉱物でできた尖塔の上に座りフンドシのような赤い布を垂らして円陣になった彼らだ。とくにジブリのアニメに出てきそうな“おばば”の表情がいい。
元カノのキャロルは綺麗なお姉さんといった感じだが、ハルがグリーン・ランタンのメンバーになることをビビっていると、いとも簡単に「あなたはいつも物事を途中で投げ出す」と叱咤する。そうかとおもうと、パララックスの襲来に立ち向かおうとするハルに思いとどまるようすがるのだ。
あ~、女心とパラドックスの空・・・。
VFXの作り込みに不足を感じるが、難しいことは考えずに気軽に楽しめる1本。
続編はあるのかな?
そつなくまとまってるけど食い足りない、という印象
『007』の2度のリニューアルを成功させたり、
『マスク・オブ・ゾロ』なんかも監督してたりと
エンタメ作品には滅法強いマーティン・キャンベル監督最新作。
結論としてはね、ええと、面白かったです。
恐怖を乗り越え、自分の可能性を信じて戦いに挑む展開に熱くなれる。
観て損ナシの3.5判定付けさせてもらいました。
面白いんだが、なんだろうな、この物足りなさは。
例えばね、
伝説の戦士アビン・サーの伝説っぷりとか、
パララックスがどれほどの脅威かを示すシーンとか、
イマジネーションを形にする為の訓練シーンとか、
ランタン・コアの他メンバーの活躍や友情とか、
主人公ハルのメガネの友人のコメディリリーフっぷりとか、
なんか色々と食い足りなかった感が強い。
特にヘクター博士にはもっと派手に暴れて欲しかったなあ。
可哀想な奴なんだから、もっとハメを外したって良かったよね。
けどティム・ロビンスはもっと活躍させて欲しかったよね。
アクションシーンも、
アクション自体はスケール感があっていいのに、
全体のボリュームとしては割と少ないし、
イマジネーションを自由に形に出来るのなら
もっと思い切った巨大なアイデアを形にして欲しかったなあ。
そこが“グリーンランタン”の売りなんですから。
まあヒーローの誕生・成長・そして戦いまでを描くのだから、
それなりの密度の物語になってしまうのはしようがない。
それを2時間足らずに収めたんだから『そつなく上手くまとめたな』と感心する。
とはいえ、ね……。
言うなれば、
「多彩でそこそこに味も良いコース料理だったけどなんか全体的に量が少なくない?」
的な印象。
数多のヒーローものと比べるとインパクト不足な感は否めない。
他のレビュアーさんも書いてたが本作、全米での興収もあまり芳しくなかったそうで。
思い起こせば、怒ると緑色の巨人になる方の映画とか、
緑の蜂がトレードマークの新聞社社長の映画とかも、
確か興業的に苦戦してた記憶があるなあ。
そんなに種類はいないだろうが、ひょっとすると
緑色が絡むヒーローの映画化ってのは鬼門なのでは。
……あ、けど忍者タートルズは大ヒットして『3』まで作られてたよね!
って例外、古ッ!!
本作も続編を伺わせるラストだったけど、ちょっと難しいか?
けど“数年してからリメイク”みたいなパターンだけはやめてほしいなあ。
<2011/9/11鑑賞>
展開が雑…
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