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ー ご存じの通り「ハングオーバー」シリーズでウルフパック軍団を狂乱の淵に立たせたのはいつでも髭もじゃパーマ頭のザック・ガリフィナーキス演じるアランだった。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ハッキリ言って、「ハングオーバー」シリーズのアランと、今作のイーサンは何ら変わりがない。
髭もじゃパーマ頭でグラサンをかけてのオカシナ言動。クスリはやるは・・。
ー こんな男から機内で、”テロ”なんて言葉を使われて親し気にされたらそりゃ、搭乗拒否者リストに乗るよな、ピーター。(ロバート・ダウニー・Jr.)ー
■そこからの、ピーターの妻サラの出産に立ち会うまでの苦難が笑える。
・飛行機に乗れないから、イーサンの車に乗らざるを得ない。しかも全財産、飛行機の中。
・金を取り寄せようと思っても、イーサンの余計な振る舞いで、障害を持つ窓口係に車椅子でガンガンやられるし。
・序でに、サラの子はピーターの親友ダリル(ジェイミー・フォックス)との間の子ではないかと、何気に疑惑を持たせるイーサン。
・果てはイーサンの居眠り運転で、車は大ジャンプ。で骨折。イーサンは怪我一つしていない。
・更に、グランド・キャニオンに行った際にイーサンが胸の重荷を伝えた言葉。
”君の財布を持っている・・。”
で、ブチ切れたピーターはイーサンを殴りつけるが(そりゃ、そーだ。)、イーサンダッシュボードの止血剤を取ろうとしたら拳銃があって、暴発。ピーター、まさに満身創痍である。あー、可笑しい。
<ハングオーバーの第一作が面白かったのは、バチェラー・パーティを題材にしたところと、当時は無名だった(今や大スター)のブラッドリー・クーパーを筆頭にした狼軍団の面々が記憶を忘れる程、酒とクスリをザック・ガリフィナーキス演じるアランのせいでやる所が面白かったのだが、(そして、その狂乱のシーンは必ずエンドロールで流れて、観る側は爆笑するのである。)
今作は、大スターのロバート・ダウニー・Jr.が度重なる酷い目に会う姿が、何だか可笑しいのである。
トッド・フィリップス監督、又こういう作品作らないかなあ。
コメディ映画は、実は面白く作るのはセンスが必要なんだよね。>