ザ・タウンのレビュー・感想・評価
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ハッピーエンドではないが良いラスト
主人公は悪党。
悪党が綺麗に足を洗い恋を成就させてハッピーエンドなんて御都合主義の映画ではない。
たとえ主人公でも悪事を働けば愛する女はついてこない。
そんな希望を打ち砕くところがリアルで、それを静かに受け入れる主人公が不思議と後味悪くなく、また見たいと思わせてくれる映画。
ただクライマックスで仲間が一気にやられるスピード感、それもう自滅じゃん!お馬鹿なの!?と思わず突っ込みたくなる戦闘シーンはもう少しゆっくりやってほしかった。
派手でも地味でもなくどんでん返しもないちょうど良い映画、何でもいいから映画みたいなーという時にオススメです。
映画館にて観賞
ぐいぐい引っ張られる、ストーリー。
好きな映画
やっぱりベン・アフレックは突き進む
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』に続く、監督2作目! 前作で感じられた大きな期待をまったく裏切らない出来栄えに、ますますベン・アフレックの才能を感じさせてくれる作品でした!
なんというか、ベン・アフレックって悲しさを表現するのが絶妙にうまいと思うんですよね。アクションの底流に悲しさを常に忍び込ませることで、作品のテンションをしっかり維持している気がします。
また、なんて人物のキャラクター設定がうまいんだろうとも感じる作品でした。ジェレミー・レナーの暴走っぷりも危うさを感じさせましたし、登場する二人の女性の対比ももの悲しさを感じさせる配置だったと思います。しかもなんだか二人とも魅力的ですしね。
派手なだけではない、静けさを織り交ぜたアクションの緊迫感がとても心地よかったです。
人生を決める町
総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:80点|演出:85点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
犯罪者集団をただの犯罪者として描くのではなくて、町が持つ気質を人々の人生に反映することによって彼らの人生を浮き彫りにするという手法を上手く用いていた。町に住み続けてこの気質を受け入れている者がいて、町を出ることを決めてこの伝統に別れを告げて人生を変えようとする者がいて、その対比によって犯罪活劇だけでなく人生の変遷までも描こうとしていた。家族や組織に加えて、彼らを追跡するFBIのほうもしっかりと描かれていた。
そして何よりも迫力のある演出が気に入った。犯罪現場の場面は言うまでもないが、カフェでの食事の場面といった何気ない部分でも緊迫感を盛り上げてくれていた。わざとらしい演技や演出が少なくて現実感のある場面が続いていた。
手に入れにくい自動小銃や警察の制服や救急車をどうやってそんな簡単に調達したのだろうかというような突っ込みどころはあるものの、全体としては十分に楽しめる映画になっていた。同じベン・アフレック監督の「ゴーン・ベイビー・ゴーン」もそうだったが、このような犯罪作品を撮らせればこの監督はかなり上手いようだ。監督自身がボストン育ちということで、街並みの撮影の仕方といいボストンに対する愛着も感じられる。
チャールズタウンにはバンカーヒルや旧海軍工廠といった観光客が大勢訪れる場所があり、私自身もこの映画作成前に訪問した時に治安が悪いという印象がなかったので、気になって外務省海外安全ホームページを調べてみた。それによると治安の悪い場所もあるようだ。今でも親から受け継ぐ伝統の職業としての強盗団がいるのかどうかは知らないが、昔はもっと治安が悪くて犯罪組織もたくさんあったのかもしれない。
外務省海外安全ホームページより
ジャマイカプレーン地区、サウスエンド地区、バックベイ地区、チャールズタウン地区
これらの地区の全域が危険な場所というわけではありませんが、近年、一部で強盗、強かん等の凶悪犯罪が発生しています。富裕層の多く居住する住宅地、高級ブディックやレストランが建ち並ぶ繁華街と人気が少なく麻薬密売の温床となっているような危険地域との色分けがはっきりしており、近年、後者の危険地域の範囲が徐々に拡大しています。土地勘の無い人が事情を知らずにこれらの危険地域に迷い込むと思わぬ被害に巻き込まれる恐れがあり、また、「昼間は安全な地域でも夜間の顔は別。不必要な夜間の行動は慎む」という心構えが必要です。
ベンアフレックが監督!?
ボストンの一角。街ぐるみで泥棒稼業で親子代々暮らしている人々。米国で最も治安の良いとされるボストンにもこんな場所があったなんて知らなかった。
親子代々泥棒稼業の主人公をめぐるヒューマンドラマ。ヒューマンドラマではあるが、犯罪、FBIとの攻防などのディティールも念入りに作られており、どの場面にも安っぽさを感じさせない。
陽気でノウ天気なアメリカ映画ではないが、一人の人間ドラマとしての扱い方はすごくアメリカンで自由な雰囲気に満ちている。俗な「アメリカ万歳」ではないけれど、アメリカの魅力みたいなものが作品全体から染み出してくる。
ベンアフレックという俳優にあまり好印象はなかったけれど、この作品での演技、そして監督ぶりを見ると相当な才人であることが理解できた。
おかしな場面、変なところが全くない作品。犯罪物なのに作品全体に心地よい静けさが漂っている。映画に対する愛情であるとか、ある種の尊厳のようなものを感じさせる非常に良くできた作品でした。
悪党が主役です
過去は消せない・・・
ゲオに行ってさっそく借りたのがザタウン
ブレイクライブリーが出てるということで目をつけていた作品だったし監督と主人公を見事にこなしたベンアフレックも見たかった
犯罪を起こすときの豪快さだけじゃなく警察に捕まってもあの余裕さ・・・
さすがプロと思った
こんなド派手にやっちゃう?みたいな
最後の変装も感心しちゃった
それにブレイクライブリーの演技最高!実力を感じさせられたしやっぱかわいい~マジ好き
そういや本命の彼女とのお別れ・・・
それでも心は通じていてお互い愛していてんだと思うと少し温まった
最初にダグが犯人だと知った時のショックはやばかったんだろうなって思うしこっちまで心が痛んだ
この映画で考えさせられたのは過去は変えられない
でもこの先の人生は自分の手にかかってる
ダグには仲間の分まで生きてほしいとおもった
犯罪映画なのに考えさせられた・・・
自分が置かれている環境から脱却し、自分はどう生きたいのか? どう生きることができるのか考えさせられた。本当にそんな町が実在するのだろうか? 私には現実とは思えなかった。でも、どこの世界でも親の稼業があり、自分はそれを継ぐのか、それとも出てゆくのかという問題はある。私もかつて大学受験の折に悩んだので、主人公にすごく共感できた。親の仕事を継ぐには、学部が決まってくる。でも、私は違う学部に行きたかった。結局、親の仕事は継がなかったので、一代限りとなった。親には申し訳なく思う。でも、うまくできたとも思えない。親の仕事を必ず子がしなくてはならないという話はないと思う。子には子の人生があるのだから。でも、成行きとか何となくとかで、親の仕事を引継ぐ人が多いのもまた事実だ。そこのあたりの葛藤が私にはぐっときた。それ以外にもみどころはたくさんあった。アクションがハードでタイトなこと、役者がそろっていることなどだ。また、恋愛ドラマも魅せてくれた。「ゴーン・ベイビー・ゴーン}もおもしろかったが、またまた感心させられる作品を作ってくれたので、ベン・アフレックが見逃せない監督の一人に増えた。
最高の映画
"その街"の薄暗い場所
映画監督ベン・アフレック
漂白剤で顔洗って出直せ
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