メン・イン・ブラック3のレビュー・感想・評価
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帰ってきた2人+1人
さてさて、「3」の登場をどれほど待っていたことか。あの革命的に面白い1作目、色々とアレだけどそんなに嫌いでもなかったりする2作目。今回はどうであったか。結論から言うと「普通に良くできていて面白い」といったところだ。
まず喜びたいのはJとKのコンビの復活だ。トミー・リー・ジョーンズはさすがにきついのか、今回はほとんど顔を出さない。でもそれでこのシリーズの面白さが損なわれたのか。そんなことはまったくない。なぜなら、昔のKを演じたジョシュ・ブローリンが最高すぎるからだ。まさにジョーンズと瓜二つ、挙動やイントネーションまでそっくりだ。それでいて彼は自分ならではの「エージェントK」を創造することに成功している。この昔と今のKの違いが物語に重要な意味を果たしていくから、いかに彼の演技が大切だったか分かるだろう。もちろん、ウィル・スミスも相変わらず素晴らしい。1作目から10年以上経っているというのに、見た目もほとんど変わらず、同じテンションで演じ続けている。本当にこの2人は完璧だ。
だがこの映画にはいくつか欠点もある。まず今回の敵であるエイリアンのボリスの影が薄いこと。一番初めに登場してきたときが彼の一番の見せ場だったかもしれない。グロテスクな外見、それに負けず劣らず腐った根性。(この時点では)今までの宿敵たちよりも遙かにインパクトがある。だが彼はオープニングシーンですべてを出し切ってしまったらしい。それ以降は「ただの」エイリアンだ。とにかく台詞が少なくて、クライマックスの戦闘シーンもいまいち盛り上がりきらない。それに「過去と今の自分」という設定をエージェントKほど生かし切れていなくて、完全に消化不良だ。
しかしこんな欠点には気づかないほどこの映画には良い点がある。エイリアンのルックスは相変わらずぶっ飛んでるし、実際の著名人を使ったネタも笑える(今回のある著名人は珍しくエイリアンではない)。一人一人の脇役も良い味を出している。そして何よりもエンディングの秀逸さにつきるだろう。1作目と同様のどことなく哀愁漂うハッピーエンディング。これぞまさに「メン・イン・ブラック」だ。
(2012年6月30日鑑賞)
さいごほろり
1、2 今度の3 シリーズの中で一番おもしろかったと思います
最後、娯楽映画なのにほろりくる所あり~の
ストーリーなかなか良かったです
敵役の宇宙人いつも良い味出していておもしろい
刑務所脱出する時は凄かったが
最後あっけなくやられてしまったけどね
いい意味で予想を裏切る
前作から丸10年……年を取ったなあ…自分もだけど、トミー・リーも。ウィル・スミスはまだそこまで年を感じないのはさすがだけど。
映画の内容も前2作に比べれば大人になった印象で、これまた年をとったなあ…と思わせた要因ですが、でも、それは悪くない。ここでまた、なんのひねりもなしに、10年のブランクを経て時代も変わっているのに、なにも変わらず派手に可笑しく暴れているだけでは芸がない。
タイムスリップを利用して、アポロ11号と絡んでいく展開はうまいなと思ったし、なによりそのあとの2人の出会いのシーンで思わずジンワリ。
まさかこのシリーズで泣かされる(実際には泣いてないですけどね)とは思いもしなかった。いい意味で予想を裏切られた結末で、過去2作もみているならば、ここ(3作目)まで見届けるのはよいのではないかなと思ったのでした。
ガラに合わないな( ̄▽ ̄)
ストーリーは多分三作品の中で1番凝ってる気がする。
だが、ドキドキ感が少なく、エイリアンとの戦闘シーンなどが迫力あるだけ。
中盤はとにかく眠たくなった。
ただラストのガラでもない感動シーンは嫌いじゃないしそこまで悪いわけではなかったので3・5とした。
後、小ネタが減った。笑
SFコメデイで笑うのは楽しい
製作総指揮:スピルバーグ
ストーリーは
地球に生息するエイリアンを監視する極秘組織「MIB」のエージェント捜査官「J」と「K」の活躍するサイエンスフィクションコメデイー。
良いエイリアンは、地球の人と協調して生活しているが、とんでもなく悪いエイリアンも居る。それを取り締まる「J」と「K」は、長い間組んできた相棒同士。二人そろってブラックスーツにサングラス、口数少ない「K」は、のべつ幕なしにしゃべっている口数の多い「J」に全幅の信頼を寄せている。
ある日「J」が目が覚めてみると「K」が居ない。「MIB」の署長は、「K」は40年前にエイリアンに殺されたと言う。時に、凶悪犯片腕のモンスターが脱獄して、宿敵「K」を殺そうと狙っていた。「J」は、過去に遡って「K」の命を救わなければならない。「K」がいなければ、40年後の今の自分はないことになる。「K」に生きてもらわなければ。かくして、「J」はタイムマシンに乗って 1970年代に戻って、「K」を取り戻す。人類の夢である月へのアポロの打ち上げが、カウントダウンされていた。エイリアンは、人類の夢アポロに、、、。というお話。
SFだから「MIB」のオフィスが、超近代的で3Dで映像をみせるコンピューターを駆使して捜査官たちが立ち働くマシンの数々に目を瞠る。こんなマシンがあったら、いいな と思うような 着想の良さ。 また、おもしろいのは びっくりするような姿や形のエイリアンが 当然のように地球人と一緒にオフィスで働いていたり、街を歩いていること。普通の人には、それがわからない。見える人にしか、見えないのだ。結構 有名な芸能人が実はエイリアンだった、などの「おふざけ」も、普通に画面に出てくる。下半身が魚だったり、頭が体より大きかったり、腕の中に飛び道具を備えたエイリアンがいたり、「ちょい悪」もいれば、徹底して極悪なエイリアンもいる。中国街では、カンフー使いの中華風エイリアンが牛耳って違法行為を働いている などなど、とても笑える。
「J」が40年前にタイムスリップしてみると、1970年代はまだ アフリカ系アメリカ人への差別が強い時代。黒い人はエレベーターに入ってきただけで 嫌な顔をする人が多い時代だ。「J」が話しかけても 返事もしない人が多いのに、まったく構わず誰彼と無く平気で、ラップな感じで話しかけ ジョークを飛ばす「J」の姿が、またまたおかしい。差別社会の冷たい反応に反応しないことで、現在の地位を勝ち取ってきた 差別される側の対応をサラリと、見せてくれる。エデイ マフィが、一分間に5つも6つも、立て続けのジョークを言って、差別白人から苦笑、そして、ついに本物の笑いを勝ち取ってきたように。ウィル スミスは、独特のスマートな態度で、差別白人との間隙を埋める。なかなか、芸が細かい。
現在66歳のトミー リージョンズが40年前の役を 42歳のジョシュ ブローリンが演じている。本当は26歳の設定なのだけれど、40年前も今も「K」は地味で老けていた。ジョシュ ブローリンは 若いころのトミー リージョンズにそっくりに変身していておかしい。それだけでも笑える。
トミーリージョンズは、年をとってさらに渋くなった。ハーバート大学卒、学生時代はフットボールの花形選手だった。クリントン元大統領のもと、副大統領だったアル ゴアと同級生で親友、今も交流があるという。アル ゴアは、クリントンのあと大統領候補として選挙戦を闘いジョージ ブッシュに敗れて政界を去り、環境保全、自然保護運動でフイルム「不都合な真実」を作って アカデミー賞を受賞した。
トミー リージョンズは「逃亡者」でジェラード警部役でアカデミー男優助演賞を取り、「ノーカントリー」では、偏執狂の殺人者が狂いまくる画面のなかで、ひとりだけ人間味のある刑事の役を演じていた。とても良い役者だ。その彼が今回の映画では余り出てこなくて、彼の代わりに、若いころの彼をブローニンが渋く決めている。
ウィル スミスはスマートだが口数の多い、動きの大きい、ひょうきんなエージェント。どうして自分がベテラン捜査官「K」の相棒に抜擢されたのかわからなくて、ずっと疑問に思ってきた。その二人の結びつきの以外な契機が 今回の映画で明らかにされる。ふむむ、そうだったのか。だから、「K」は「J」をピックアップしたのだったのか、という訳。ホロリとさせられる。
細かいデテイルを見ていると 笑えるところはいくらもある。テンポが速いので、気がつかないで見逃した笑いも沢山あると思う。楽しい映画。同じ笑うなら 現実社会のドタバタを笑うより、SFのコメデイで笑うほうが楽しい。
でも、テーマソングくらい、タミー エルフマンに歌わせないで、ウィル スミスに歌わせればいいのに、と思ったのは私だけではないのではないかしら。
賛否両論
今回はシリーズ中、最もストーリーに力を入れている印象。
まぁパート2がコケ脅し的映画であまり面白くなかったから、久しぶりのパート3は練りに練ったって感じ。
なのでエイリアン描写も抑え目。
けどタイムスリップ題材としては面白味はいまひとつ。ラストでは泣けるガラにもなくシーンを入れてるけど、ファンがそういうのを求めてるかどうかは疑問。賛否両論の一作。
ばかばかしさが足りない
1や2と比べるとばかばかしさが足りない気がします。それだけにシリーズの中では一番楽しめませんでした。最後なんかちょっと感動っぽく作ってるし。そんな要素いらんねんっ
こういう映画はいかにバカっぽく作るかが肝だと思うんだけどなぁ。
トミー・リー・ジョーンズも出番がちょっとしか無くてゲスト扱いだし。もうアクション出来るだけの体力無いのかな。
それと3Dで見ましたが、個人的には全く3Dの価値は無かったです。
この映画は却って、1や2を見てない人の方が楽しめる気がする
1・2が観たくなる♪
MIBの内容を少し忘れてたけど、スッと入ってきました(^^)面白かった♪
最後が驚きの展開でした(゜□゜;)あ〜そういうことか‥と。
ちょと泣きそうになった。笑
あの展開ありで、1につながったと思うと、Kカッコいい〜★
ちなみに、2D字幕で観ました。十分良かった(^^)v
3でホロリ。
前作から10年も経っていたとは…さすがにトミー・リーの顔も
あんなに老けちゃって^^;CMではしょっちゅう拝見してるけど。
アクションをどうするか?で、おそらく考えついたモノマネ俳優
(…じゃないですけどね)J・ブローリン、Kのモノマネをして
いたら監督に目を付けられたらしいけど、幸運♪だったわね~。
Kをよく研究しているだけあって、かなりソックリ!
トミーは「全然似てないよ」って真顔で言ってたけど似ている^^;
監督がずっと同じなので、テイストもまったく同じ感じで、
私はこのシリーズ、すっごく盛り上がった記憶はないのだ(爆)
ただ二人のノリが面白くて、ちょっとした小ネタに笑っていた。
しかし、とにかく宇宙系昆虫バケモノ(あの黒いのとか)が多くて、
正直スクリーンを観るのが辛いシーンもあった^^;作品だった。
今回はシンプルで、いいぞ(爆)
JのW・スミスもすこぶる健在ぶり。
あの元気は何かクスリでもやってんのか?と思えるほど(失礼)
いつもニコニコ、ハッピースマイル、仏頂面のトミーとの相性が
これだけ映える俳優もいないだろうと思うほどv
劇中でもKをいたわり、心配し、過去まで追っかけて救い出す
介護ぶり(すいません)が本当に素晴らしくコンビ復活が楽しい。
他にもカメオ出演やらオモシロ演出が目白押し、爆笑するほど
のものは何一つないんだけど^^;力を抜いて楽しめるのがいい。
しかしアレね、今回の内容はホントにあの名作とソックリ!(爆)
確かあれは(BTTF)三部作がほぼ短期間でサッと作られたから、
俳優陣も(一部変わったけど)ほぼ同じ、ドクは若いドクに変装^^;
してマーティの親世代を演じていたのよねぇ。
何がワクワクするかといえば、そのタイムスリップが主人公たちの
ルーツを辿り見せて、いちいち納得させられるところなんかねぇ。
また、過去を描き変えるバカモノ(今作だとボリスね)が必ずいて、
そいつのせいで現在(未来)がまるで変わっちゃってたりするから
また主人公は行ったり来たりを余儀なくされる。そうこうするうち
今作でも、あっ!と驚く真相が、ラストに用意されてたりして…。
まさかMIBでホロリとくるとは、誰も想像できませんわね(T_T)
遡って一作目を観たくなる本作、誰にでも歴史はあった…のです。
(で、Kに聞きたいのは缶コーヒーの味。ホントのところいかが?)
使い古されたタイムスリップを逆手に取り、ホロリとさせてしまう展開が憎いです
3作目ともなると、勢いが落ちてくるシリーズは多いものです。どちらかというと前作までドタバタ調の本作は、それほど期待しないで見たのです。でもバリー・ソネンフェルド監督の演出は3作目にして、さらに歯切れよくなり、シリーズで一番の完成度となりました。小地蔵が評価したいのは、後半の思わぬ展開。
犬猿の仲にも見えて、それでもいつもコンビで活動している“J”と“K”の関係の絆の深さの秘密が、“J”がタイムスリップすることで明かされるのです。MIBの続編で涙ぐむシーンがあろうとは、本当に意外や意外、予想外でした。
こんな人情噺を挿入するなんて、ソネンフェルド監督は憎い奴です!
極悪エイリアンのボリスが月面刑務所を脱獄する冒頭から一気に引き込まれました。この冒頭の他、“J”がタイムスリップするため高層ビルから飛び降りたり、地球を侵略する鍵となるあるものを追って、異星人とまさに打ち上げ寸前のアポロ11号の発射塔の最上階で決闘したり、本作は3Dを意識した、手に汗を握るイナミックなシーンが多いのも特徴です。
このシリーズの面白さは、異星人を取り締まる秘密機関メン・イン・ブラックの“J”と“K”の丁々発止のやりとりに尽きるでしょう。それが大前提のシリーズなのに、何と今回は、“K”は40年前に死んでしまっていて、肝心な主役の一人が初めの方で居なくなってしまうところから物語が始まるのです。これまた、意外な意表を突く発想ですね。
このあとのシリーズを維持するためにも、何とかコンビを復活させなくてはいけません。“J”が選択したタイムスリップすること。そして過去に戻った異星人のボリスが“K”を殺してしまう前に、ボリスを始末してしまうことだったのです。タイムスリップなんて、ハリウッドでは余りに使いこなされたストーリーですね。
でも面白いのは、ボリスを追って1969年の世界に向かった“J”が、若き日の“K”と出会ってしまうこと。この若き日の“K”を演じるブローリンが、“K”ことトミー・リー・ジョーンズを若作りした雰囲気たっぷりなんですね。
苦虫をかみつぶしたような表情なんかそっくりです。ただ違っているのは、現代の“K”よりも少しばかり気さくでフレンドリーだったことです。年老いた“K”なら、“J”の冷やかしめいた質問にも無視で返すのに、若き日の“K”は生真面目に答えようとします。実は“K”が寡黙になってしまったのは、理由があったのでした。
“J”は、若き日の“K”の親しみやすさに驚き、ちょっと“K”のことを見直してしまうのですね。それはラストの感動シーンの伏線にもなっていました。
それでもやっぱり若き日の“K”とでも、“J”とのやりとりはチグハグ。なんで“J”は、場を持てあますと、どうでもいいことを、受け狙いでしゃべくり廻るのでしょうか。 そんな受け答えのバランスが絶妙で、まじめに演じるほどにおかしんですね。
また1969年当時のメン・イン・ブラックの施設もよく考えられていて、なるほどと思わせてくれました。登場した“O”も若くて美人。あんな容姿なら“K”がほの字になるのも無理ならざるところでしょうか。
後半、アポロ11号の打ち上げを背景にしたボリスとの攻防はやはり見応えありました。それにしてもアポロ11号の打ち上げシーンも、本物そっくりの打ち上げ映像を再現。決して手を抜かないのが、ハリウッド映画の凄いところです。
ところで前作でも話題となったマイケル・ジャクソンのカメオ出演。本作でもレディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ティム・バートンその他にも様々な豪華キャストが出演しているらしいのだけど、いったいどこに出ているのでしょうか、全く気がつきませんでした。ティム・バートンはエイリアン役ではないとのこと。
ソネンフェルドの、ま、そういう映画ですよ。
トミー・リー・ジョーンズは完全ゲスト扱いだろ?
ジョシュ・ブローリンは完全わき扱いだろ?
だから、ウィル・スミス主演の映画。
だとしても、あまり面白くない。
映画の評価を100%だとしたら、
面白さ30%、つまらなさ70%ぐらいかな。
ストーリー自体はいいんですよ。
でも役者が活き活きとしていないんです。
ジョーンズは果たして今更、この映画に出たかったのか?
スミスの画面から滲みでてくるような、やる気の無さ
唯一、ブローリンは頑張っていたと思いますけどね。
それらの全ての責任は、やっぱり監督の
ソネンフェルドが負うべきものだとおもう。
彼のコメディ・センスというのは
やっぱり一作目が全てというか
アレぐらいがちょうどいい、ということですね。
アレを延々見せられると、よっぽどセンスが
あう人じゃないと、つまらないでしょう。
結局はこの映画、ソネンフェルドの爺映画という
おちになりそうです。
2よりはマシ。
2がほぼ拷問に近いほどのとっ散らかり様だったため
全く期待せず見に行きました(ちなみに1は大好きなんですが・・・)
始まってすぐの“O”のスピーチで嫌な予感が・・・。
今回もハズレか・・・。
一生懸命面白いことしようとするのが
痛々しい・・・。
MIBってズレている笑いが面白かったのにな・・・。
ソネンフェルド監督は1のコメンタリーで
自分のコメディセンスを自画自賛していましたが
久々の監督作でこれですか・・・。
レストラン~スタジアム後までのくだりまでは
正直、カタカナ単語が多すぎて、
何がなんだか分かりませんでした。
どうして、そこに気付くの!?とツッコミたくなる事多々。
エイリアンいじめも段々鼻についてきてイライラ。
オチへの思わせぶりなネタバレも余計。
カウントダウン感ゼロ・・・。
Jのループももう少し、“タメ”を見せて欲しい。
あれではただ映像が流れているだけで
はじめ何やっているのか全く理解できず、
何かの冗談かと思いました。
(ただ、あそこまでスベっているのも珍しいから
ある意味、必見か!?)
主題歌がウィルスミスじゃない!!!
エンドロールでちっともMIBを見た感じがしなかった・・・。
しかし、若き日の“K”は良かった。
本当にトミー・リー・ジョーンズにそっくり。
そこが救いだったかな・・・。
「面白い」が消されてしまった
『メン・イン・ブラック』が面白いのは、想像もつかないようなエイリアンたちが 人々の日常生活の一コマに佇んでいるのを グワッと捕まえ引きずり出し、皆がビックリするところ。 そのエイリアンを取り締まる勇敢な捜査官 Kの過去にスポットあてた本作品。
もっとエイリアンを見ていたいか、それとも 過去に戻り歴史を一緒に目撃するか。。。 前者希望のエンタメ重視としては ちょっとガッカリ。 過去へさかのぼる部分も『バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)』で出尽くしたと思うので、同じ流れで撮っても 興奮せず。。。 かと言って『インセプション(2010)』みたいに複雑な演出にすると それはすでに『MIB…』ではなくなるので 妥協を強いられる。。。 とどのつまり、『MIB3』と呼ぶには ドラマ性が全面に出てて 面白味に欠けてると思いました。
そろそろKを引退するのかと思われた トミー・リー・ジョーンズ。 まだやるのかしら? 動ける? あの終わり方、「じゃ『MIB4』はどうするのよ?」って 変な心配しちゃいました。
Kの若かりし日を演じた ジョシュ・ブローリンは、まぁ29歳には見えませんでしたが トミーの形態模写はバッチリだったと思います。 『グーニーズ(1985)』のブランドお兄ちゃん、真面目な仕事が多い演技派だけど コメディも忘れずにいてくれて良かった!
トミーの分も頑張るハメになった J役のウィル・スミス。 そっかぁ、ウィルも だんだん年をとるんだね(あたりまえだけど、笑)。 笑わせる演技も ちょっとセンチメンタルになる演技も、全部一人でこなさないといけないから 大忙し。
ニューラライザーを使うシーンは 以前はあんなにウケたのに 今回は不発に終わり、更には切なくなる 後半。 もう「面白い」という言葉も 記憶から消されてしまった。。。
悪い作品ではないけれど、私が期待したものと製作者の意図がクロスしてしまった 3.0。 『MIB』なのに、BD待ちでもよかったと思いました。
P.S. マイケル・スタールバーグが演じた エイリアン・グリフィンは 今いろんな作品で取り上げられている “アスペルガー症候群”の人をイメージさせるような言動・行動が 印象的でした。 マイケルも演技派、『シリアスマン(2009)』が記憶に新しいです。
予想外のラストにホロッとくる
三番煎じの話を3Dで誤魔化したぐらいの作品だと思っていたら、これが意外に面白い。
Jが、40年前に死んでしまったことになる相棒Kの生命を守るためタイムトリップするというストーリー自体は、たしかに新鮮味がない。
ただ、その見せ方に工夫があり、随所に小ネタが仕込まれている。
タイムトリップする先が1969年。黒人による公民権運動の最中にJが飛び込むことになったり、ヒッピーを悪役ボリスに絡めてみたりする。
当時の有名人が、実はエイリアンが変身していたものや、MIBのエージェントが身を隠すための仮の姿だったという設定も楽しい。
アポロの乗組員がKをシカトするシーンには笑う。
また、当時26歳だったKを42歳のジョシュ・ブローリンが演じるには無理がありそうと思っていたら、無口でブスッとしたKが若い頃から老けて見えるという納得のキャスティングだった
過去に遡るというのは、いろいろな真実が見えてくることでもある。
知ってよかったこともあれば、知らないまま済ませてしまったほうがよいこともある。
それでも、前に進むためには真実に立ち向かわなければならない。
未来が予知できるグリフィンに「時には苦い真実のほうが、甘い嘘より優しさがある」というような台詞がある。
この作品をただの三番煎じにしなかった重要なポイントがここにある。
タイムトリップによって得られるもの。
ラストの予想を超えた真実にはホロッとくる。
コロンビア映画のオープニング・ロゴ、女神がサングラスをかけていなかったのが残念。
地球の平和と未来と夢を乗せて、MIB、10年振りに再始動!
あの黒服の男たちが10年振りにカムバック!
とにかく「1」は最高のエンターテイメントだった。
ノリ良くテンポ良く、笑えてハラハラドキドキ、オリジナリティ溢れて、文句ナシ!
公開時、「タイタニック」大フィーバーの中、奮闘していた記憶がある。
「2」は悪ノリし過ぎて、イマイチ…
10年振りとなる今作は、意外にもストーリー重視。
タイムトラベルが話のメインだけあって、前作前々作以上に練られていた。
地球の平和と未来と夢を、アポロ11号の打ち上げに繋げた設定がなかなかユニーク。
ラストの思わぬ感動エピソードは、シリーズを見てきた者にとっては感慨深い。
未来は沢山の可能性があって、ちょっとした出来事で未来は変わる…というのもMIBの世界にピッタリ。
だけどやっぱり、JとKのかけ合いが最高。
J=ウィル・スミスは勿論だが、ヤングK=ジョシュ・ブローリンがお見事。
Kというとトミー・リー・ジョーンズだが、そのプレッシャーを感じさせない、堂々としたKっぷりだった。
二人のコンビ愛も前作前々作以上。
ただ、トミー・リーの出番が少なかったのは残念…
後、悪役がちょっとインパクト不足なのと、ダニー・エルフマンによるテーマ曲をもっとロングで流して欲しかった、というのも残念だったかな?
でもそれ以外は上々。
エンターテイメントとして、やっぱり楽しませてくれる映画だ。
ぎりぎりのバランスで未来に繋がってるらしい
巧くできてました、思いがけない真相も…。とても楽しかったです。
デロデロがグッと控えめなのは意外、3Dだしちょっとワクワク覚悟してたんだけど。でも今回の宇宙人、なかなかクセ者揃いで魅力ありました。
10年ぶりのエージェントKとエージェントJのコンビ、オリジナルキャストが嬉しいです。エージェントKの若き日を演じたジョシュ・ブローリン、とても良かったです。Jが笑顔で「K!」と呼んだとたん、わりとすんなり「K」でした。
エマ・トンプソンの出演も嬉しかったです。もう一度くらい登場するかと期待しちゃいました、世界はぎりぎりのバランスで未来に繋がってるらしいので。
今回も楽しめることができた。
MIB1、2と作品のふいんきが違うところが、スタッフ、キャストの新たな挑戦がうまく映し出されているところが良く、また、このシリーズに欠かせない笑いとアクションを見ていてすごく幸せで、楽しい気分になれるところは、さすがMIBシリーズでした。そしてラストは感動・・・。
エイリアンたちのキャラ今回も最高!
脚本がステキ。
「MIB」といえば、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビが大好き。
熟年者と若者。
先輩と後輩。
無口とお喋り。
そんな正反対に思える二人は、ボケとツッコミをしながら絶妙のコンビだ。
冒頭、ヘンなエイリアンが登場して、
「あぁ、そうだった、こんな作品だったな~」なんて思っていたら、
「あらら~。今回はそんな展開になるの~」
で、エージェントKの謎を追って、Jは40年前にタイムトリップすることに。
そのトリップの仕方が、ジャンプ。新しい方法がおもしろい。
40年も前にタイムトリップするわけだから、いくら特殊メイク技術が発達していても、無理があるわけで、そこで若き日のトミー・リー・ジョーンズのKを演じるのが、ジョシュ・ブローリン。
これがまた、とっても良く似ているのだな~。
声までも。
29歳にしては、ちょっと老けてるかも・・・だったけれど、トミーを演じているというより、Kの若き頃になりきっていたと思う。
40年前の武器や乗り物も、とても面白く可愛い。
脱獄囚ボリスとの戦いも見ごたえあり。
ハイテク武器はあっても、そこは人間。
痛々しいシーンもあったりして、臨場感もあり。
ラストは、人類の希望をのせたアポロ打ち上げとともに、感動的なものとなっていた。
まさかまさかMIBで、ジーンとくるなんてね。
碧眼のグリフィンというエイリアン。
彼の存在感もステキ。
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