ナイト&デイのレビュー・感想・評価
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バディロードムービーの傑作、と言おう。
序盤機内、二大スターのセルフパロディ手前ギリギリに踏み留まる演技合戦、中盤迄のスピード感、良し。
終盤ダレたがラスト余韻はグー。
デニ「ミッドナイト・ラン」に迫るバディロードムービーの傑作と言ったら誉め過ぎか。
隣の車の屋根に乗ってせり上がるトムに泣き笑う。
何だでもないありがちな内容なんだけど、何故か記憶に残ってる作品
タイトル、日本語で書くと『ナイト&デイ』だからずっと「夜と昼=一日中」だと思ってたんだけど、今回レビュー書くにあたって調べたら、原題は"Knight and Day"。騎士の方のナイトなんですね。
なるほど確かに、一日中行動を共にしてアクションしまくってるのもあるけど、トム・クルーズ演じるロイの本名がマシュー・ナイト、ロイは護ることが仕事で、永久電池を入れてたフィギュアも騎士の形と、Knightづくし。
一般人なのにたまにプロのエージェントを「目が点」状態にさせる一筋縄じゃいかないキャメロン・ディアスも、色々凄いし爽やかなのに絶妙に気持ち悪いトム・クルーズも、どちらも良い味出してます。
あらすじ:
主人公ジューンは、理想の男性との出会いを求めている旧車整備士。ある日ジューンは妹の結婚式に参列するため向かった空港で男にぶつかられ、ジューンはその男に一目惚れしてしまう。男は意味不明な言葉を残して去り、ジューンは予定通り飛行機に乗り込むが、機内で先程の男と乗客が殺し合いになった挙句パイロットも殺してしまい、飛行機は不時着。男はCIAのスパイでロイ・ミラーと名乗るが、そのCIAからは反逆者として追われているという。ジューンは事件に巻き込まれ、薬を飲まされ気を失い、気付けば自宅にいた。恐ろしくなったジューンはロイから逃れるため昔の恋人で消防士のロドニーに助けを求めるが、あえなくロイに連れ去られ…
流石に長く人気俳優としてやってるコンビなだけあって、安定した演技です。何も気にせず見ていられます。が!ジューンは完全に一般人の設定なのに、何故かふざけて銃を構える姿がキマりすぎ。最初キャーキャー言ってたのに後半急に肝座りすぎだし、有能すぎ。老夫婦、懸賞当たりすぎ。ロイ、プロのエージェントの割に心動かされすぎ、一般人に対して正直すぎ。と突っ込みどころは沢山あります。
…とはいえ、メインは完全におふざけコメディなので(登場人物が皆どこかしらボケてる)、細かいことは「ま、いっか!」と思える人じゃないとツラい。あくまですんごい金かけたコメディ映画というのを念頭に置いて見ると面白いです。
説明を見ると『バニラ・スカイ』でこの2人が共演してて、その流れで今回も…ということらしいんですが、肝心の『バニラ・スカイ』自分は見ておらず…orz
ジューンが頻繁に気絶させられるのは『バニラ・スカイ』のオマージュだそうで。
外国のコメディって、その国で有名な他の作品を知ってないと笑えないってことも多いので、知らないと残念な気分になりますね。『バニラ・スカイ』も機会があればぜひ見てみたい。
コメディ映画って、コメディとは名ばかりでただの下ネタ連投するだけの作品だったり、シンプルにジョークが全然面白くない(自分が知らないから理解できないだけかもしれないが)作品もありますが、本作は誰が見てもそこそこ楽しめる出来になっているのでは。
ちなみに下品な下ネタなし、エロもなし。ラリったジューンが唐突に「セックスしたい!」とか言い出す程度。ただ、アクション部分は割と迫力ある作りになっており、悪役の死に方が結構酷いことも。年齢制限はないので、グロいという程ではないのかな。
2010年製作にしちゃ、CGの違和感も稀にありますが、こんなもんなのかなぁ。
リアルとCGの境目が前から製作側も気になってはいたのか、最近はむしろ全体をほとんどCGで作ってしまう作品も増えてるので(実際に衣装や小道具作るよりCGの方が安上がりだったりするそうだ)、昔ながらの「必要なところだけCGで補う」というスタンスの作品を見ると、「あれ、こんなに違和感あったっけ?」とつい思ってしまいます。今、CGってどのくらい進歩してるんでしょう…2020年の今、リアルと見分けつかないくらいになってきたのかな?
内容は、ご都合主義が多々ありますが、これも含めて「そんなわけねーだろww」と笑える人向け。例えばジューンがロイと再会したシーン。「せっかく再開できたのに嬉しくなさそう」と拗ねるジューンに、ロイが(敵に銃撃されながら)ゆっくり近付き、「そんなことないよ…!」と(敵に銃撃されながら)抱きしめ、キス!もちろん1発も弾掠りません。
アクションはかなり金かかってて、車乗り捨て、爆破などなど、ただ笑えるだけでなく、アクション好きにもちゃんと見どころ満載です。
109分しかないそうですが、満足感はあります。疾走感があり、ボリュームもあるので短かったとは全く感じさせません。
トム・クルーズでスパイというと『ミッション:インポッシブル』シリーズがありますが、あちらはちょっとシリアスで、スパイ映画なのでこっそり凄いことやってますが、こちらはスパイとはいえもう追われる身のため、どちらかというとド派手アクションに小ボケが入る感じ。なので、雰囲気は全然違います。
とはいえ勿論トムの動きは本作でも充分発揮されており、マッチョを晒す場面も。MIで裸になるシーンってあったかな??トムのファンでマッチョを確認したい人にもオススメ。笑
あと、あまりない気がするんですがトムの( ゚д゚)ポカーンとした顔が何度か出てくるので、ちょっと可愛いトムを見たい人にもオススメ。
あと、当時はあまり有名じゃなかったガル・ガドットが一瞬出てます。綺麗ダナー…正直キャメロンよりガルの方が顔の造形としては美人だと思うんですが、やっぱり愛嬌というんでしょうか、キャメロンの方が目を引くというか、華があるんでしょうね。
途中、キャメロン演じるジューンが自分の意思でロイについていくことを決めるんですが、腹をくくった後のジューンの表情が、前半と全然違います。そういう表情の違いもやはり長年やってるプロ中のプロだなーと思わせてくれました。安っぽい単発映画かと思いきや、俳優が良いと完成された感じが出ますねぇ。極めて明るいハッピーエンドも、この時期見てて気分が良いです。
本作は公開当時にも一度見ているんですが、何だでもない内容なのに記憶に残っていたので、やっぱり面白かったんだろうと思います。
コメディ好きだけど馬鹿っぽい下品なだけのは嫌だ、アクション好きだけどシリアス過ぎるのはちょっと、という人にお勧めします。内容はすっからかんなので全体の評価はこんなもん(現時点で☆3.1)だと思いますが、決して有名俳優の名前で売っただけの低クオリティ映画ではありません。
巻き込まれ型アクション
スパイエージェントのロイ・ミラー(クルーズ)と一般女性のジューン(ディアス)が主人公。“ゼファー”という永久バッテリーをめぐり、三つ巴の争奪戦が繰り広げられる。安全、安心という言葉を聞いたら最後・・・などと色んなアドバイスをするトムちん。名前を連呼されるとパニクッてしまうキャメロン。かなり金のかかったアクションでした。邪魔だと思ったら睡眠薬で眠らされたり、あちこちでスパイ的な仕掛があるのがよかった。最後に事件が解決すると、今度はキャメロンからの恋の罠(笑)。車マニアということもあって、同じ手口で仕返しするのがいいね~ちょっとだけ見たのか・・・よしよし。
息子は死んでしまったと信じ込んでいる両親もいい。宝くじに2回も当たったというけど、宝くじなんて買ってないし・・・そりゃ過去を捨てたCIAエージェントによる報酬だっしょ。そんでもって、組織を辞めたら親子水入らずって感じなのかな。ジューンが仕組んだ旅行で、南米ケープホーンで両親とも合流するんじゃないかと予想できるラストもいい。
原題を知るまでは“夜も昼も”だと思ってたのに、KNIGHTだったなんて・・・ゼファーを入れる容器も騎士だったし、キャメロンを守るって立場もナイト。それに極め付けはミラーの本名がそのまま“KNIGHT”だったとは(笑)
前半は激しいアクションと、目覚める度に海外にいたりするサプライズジャーニー。最後には伏線もいっぱい回収してくるところが良かった。ガル・ガドットも主演していたんですね!また、ホール&オーツの「プライベートアイズ」が絶妙なところでかかったりするのですが、ポール・ダノにつけたバッジにもホール&オーツと書かれていた。う~む、意味があったのかな・・・
ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。
BS朝日吹替版鑑賞。トムとキャメロンの共演、もう見るしかない。 こ...
スパイアクションではなく、徹底したラブコメにするべきでした。
たまたま出会った男女。その男性が実はスパイで、女性は争いに巻き込まれる・・・というストーリー。
トムクルーズ主演のスパイ物っということもあり、ミッションインポッシブルを想像して鑑賞。でもまったく違いました。スパイのスパイスを振りかけたラブコメディでした。
ただ、スパイアクションにも未練を残したので、非常に中途半端な印象を持ちました。アクションを派手にしたいのでしょうが、VFXも非常にチープでラブコメ部分の足も引っ張った印象です。
ラブコメ部分で言えば、特に主人公がヒロインを愛する理由がいまいちわかりません。そこをもう少し描いてもらえればもう少し良かったかもしれません。
私が好きなやつ!!
アクション映画としては良い
豪華キャスト
With me, without me. 上手いアクションコメディ
一人で勝手に「トム・クルーズ強化月間」の第十回は「ナイト・アンド・デイ」です。上手い事作ってあるアクションコメディですね。
トムさんはいつもの如く最強キャラでした。でもトム・クルーズだから許せるって所ですよね。今では俳優業を引退宣言したキャメロン・ディアスも本作ではコメディアンヌぶりを遺憾なく発揮しております。
何となくこうなるだろうなぁって展開が読めるにもかかわらず面白い!と思える作品になっているのは流石です。しばらくしたらすっかり内容忘れてそうですが、観てる間はとても楽しめる順当なアクションエンターテイメントでした。
さてさて、1ヶ月でトム・クルーズ出演作を十作品観てきたのですが、やっぱり希代の俳優だけあってどの作品も一定の高いレベルで楽しませてもらいました。何となく若い頃は演技派にこだわってた感じもするトムさんですが、年齢を得た後はエンターテイナーとして作品を観る人を楽しませる事を重視している感じがしました。ずっとスターでいることは並大抵の努力じゃできないでしょうが、そこにトムさんの非凡さを感じます。このまま第一線で走り抜けていってもらいたいものです。いつまでも応援してますよ、トム・クルーズ!
これぞエンタメ!
小難しいことなくエンタメに振り切ってて、すごく清々しい。
表現として秀逸だと思ったのは
キャメロン・ディアスが朦朧としながら運ばれるシーン。
空に、海に、超アクロバティックな展開なんだけど
描写されるのはキャメロンが目を覚ました断片的なシーンだけ。
それでも観客にド迫力のアクションをしっかり想像させるのは
きっとトム・クルーズが今までそういうシーンを何度も見せてきたから。
説明しすぎになりがちなエンタメ作品で、
こういう「余白」みたいな演出を見せるのは粋だと思った。
ひとつだけあえて、本当にあえて難点を言うなら、
ストーリーにもうちょっと驚きがあっても良かったかな、と。
自分の中でベスト・オブ・エンタメな
「イーグル・アイ」では驚きというか衝撃というか、
ガツンとくるメッセージみたいなものを感じたので
この作品にもそれがあればもう完璧だったのにな、と思ったのでした。
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