処刑山 デッド卍スノウのレビュー・感想・評価
全6件を表示
芸術点の高いゴア
パワータイプゾンビが雪山でパリピ相手に猛威を振るう名作ゾンビです。
とにかくゴア描写が素晴らしい!監督、見せ方わかってらっしゃる!内臓ぶち撒けるわ、首は吹っ飛ぶわ、四肢はもげるわ…もうやりたい放題で笑っちゃいます。後半〜ラストまでの怒涛の展開は濃密で目が離せません。
音楽も最高。躍動感溢れるBGMがハイテンション・ゴアを盛り上げてくれます。ゴア描写だけでなくホラー演出も良かったです。カメラアングルも結構凝ってるし、舞台の雪山は血まみれのゴア描写と相性抜群。芸術点が高い。これ、もうB級映画じゃないだろ。
何が凄いって、あなた、聞いて下さいよ。続編の「処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ」がこれまた名作なんですよ。若干コメディ要素強めですが、私は続編の方が好きでした。本作、続編共にB級映画にあるまじきクオリティの高さを誇る名作です。未鑑賞の方は是非。
明けましておめでとう御座います。 本年も何卒宜しくお願い致します。...
明けましておめでとう御座います。
本年も何卒宜しくお願い致します。
新年、最初の1本目はグロゴア描写の景気が良い、この作品にしました。
ホラーとしての定番を踏襲しつつ、シリアスになり過ぎないようにそこに笑いを入れ、更に北欧作品らしい音楽と、なかなか良く考えられた作品でしたね。
グロゴア描写も頑張っていますし、前半は割りと登場人物皆公平に時間が割かれているので、主人公が誰なのか分からず、そのため誰が生き残るのか、それとも全滅なのか、どういう結末が待っているのか、その辺りを読ませない辺りも上手かったと思います。
面白い作品でしたので、更に評価の高い続編は期待出来そうですね。
良き良き
良いコメディ。
グロも多少あるけど、ほとんどがコメディ要素だな。そういうのが苦手なら避けた方が良いかも。
教訓としては、声をかけるタイミングは気をつけよう、ということでしょうか(違
大佐かっこいいよ、大佐。
これは傑作でしょう
ナチスゾンビ映画。
これ大傑作だろ♪めちゃくちゃ楽しかったわ♪
映画の始まりはB級ホラー並みの展開。
頭悪そうな男女7人が、ホラー映画の話題で盛り上がりながら雪山を進む。
どうみても“ただやられる人々”でしかない(苦笑)
そんなに殺されたいのなら早くエッチでもするべきだろ!そうすれば、ゾンビ軍団の方々が出現してくれるから(苦笑)
その後もだらだらとしそうになりながら、やっと…。
エッチシーン来た〜(・∀・)
ゾンビ軍団来た〜(・∀・)
ここからは一気呵成に、恐怖と笑いは表裏一体を証明するかの様に、セリフと行動の馬鹿馬鹿しさ。更にザコなゾンビ軍団の間抜けっ振りにはつい劇場内で笑いが弾ける。
そして、「一体どっちがゾンビ軍団なんだよ!」の声が聞こえて来そうな怒涛のクライマックスが続く♪
オチは少し弱いけれど、いや〜凄く楽しかったです♪
(2010年2月13日シアターN渋谷/シアター2)
騙されては、いけない
北欧ノルウェーの奇才、トミー・ウィルコラ監督が描き出す、不条理感が前面に漂う異色のホラー映画。
ホラー作品には、観客を日常から強引に引っ張り出してくれる不条理感と、思わず吹き出してしまうようなセンスの良いユーモアが必要だと、私は考えている。目を覆わずには入られない残虐な描写も、そればかりが連続していると気分が萎えてしまう。かといって、倫理観ばかり意識して表現を萎縮してしまうと、物語がグダグダになり、その力を失う。
観客を恐怖のどん底にぶち込む高い表現力と、その合間に差し込む安心、コミカルな描写。この絶妙なバランスこそ、ホラー映画に求められる要素であり、極めて高い表現技術が求められる。
その点にあって、本作は非常に純度の高い恐怖を違和感無く提供してくれる。
不気味なタイトル、そしてコメディの如きスチールから本作を低級のTV映画と勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれない。しかし、騙されてはいけない。この作品、ホラー映画、ゾンビ映画の伝統手法を無駄なく取り入れ、かつ、遊び心と意欲的な撮影技法に満ち溢れた魅力溢れる快作に仕上がっているのである。
ノルウェーの雄大な雪山風景をどのように切り取れば美しく、そして恐怖を倍増させてくれるかを考え尽くした上で構成される遠景。現実ではありえない人間の動き、姿をリアリズムを意識しつつ描きこむセンス。加えて、惨劇の中では決して笑えないが、意外と下手な漫才師よりもツボを押さえているギャグ。
そのどれもが高度に融合し、観客を一気に物語へと引きずり込んでいく。
登場人物を医学生に設定したのも、一般市民を持ち込むよりも極めて高水準の悪あがきが用意できて、小気味良い。
ゾンビが屈強なナチスの軍隊で、生前の高い身体能力を維持したまま医学生達に襲い掛かる。頭を打てば死ぬという使い古されたゾンビの倒し方は通用しない。この荒唐無稽で、それでいて新しいホラーの解釈がここにある。魅力は、伝統を潔く壊した先にあることを、本作が力強く証明している。
オチも取りこぼす事無く、堅実に回収。目ざとさ、したたかさ、そして挑戦。北欧ホラーの底力をまざまざと見せ付けてくれる。恐れ入りました。
帰路、「美人が出てなかったなぁ…」と思った。
ネタバレもなにも。
予告編やチラシを観た事がある方なら、
話は知っているも同然で。
この手の映画の要点は、
誰がどの様に死ぬのか、
そして誰が生き残るのか?
と、言う部分だと思います。
一応のストーリーとしては
若者衆が
わざわざ物凄く人里離れた場所で
バカンスしてて、
ひょんな事から、
サバイバルが始まると云う、
ホラーとしては王道な筋でした。
舞台が雪山な部分が
斬新(?)な処なのかもしれません。
ならではの要素も多少ありますし、
なにしろ鮮血が映えています。
個人的に、元北海道民なので、
寒い場所で怪我すると猛烈に
心細い事を知っており、
なかなか憎い舞台設定ですね。
と思いました。
導入に若干のダルさを感じましたが、
おっ始まった途端にテンポが良くなり
最後まで一気に観れました。
チャチ過ぎず、気合入り過ぎず
笑えてグロく、ホラーのTシャツ着てる
馬鹿役がいたり、
「死霊のはらわた」を想起させるシーンが
あったり、お約束のチョイエロもあり。
と云う、押さえるツボは押さえている
佳作ゾンビ映画でした。
割とええもん観たなと思いました。
余談ですが。ゾンビは
走らない腐乱死体な奴が好きです。
全6件を表示