冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
劇場公開日:2010年5月15日
解説
「ザ・ミッション/非情の掟」「エグザイル/絆」のジョニー・トー監督が、フランスの国民的スター、ジョニー・アリディを主演に描くフィルム・ノワール。マカオに暮らす愛娘の家族を何者かに殺された初老の男・コステロ(アリディ)は、重体の娘から犯人の手がかりを聞き出し、復讐を誓う。コステロは偶然出会った殺し屋3人組に、犯人を探し出し、暗殺するよう依頼するが……。共演に、トー作品の常連アンソニー・ウォン、サイモン・ヤム、ラム・シュ。
2009年製作/108分/R15+/香港・フランス合作
原題:Vengeance 復仇
配給:ファントム・フィルム
スタッフ・キャスト
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2018年10月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波
何とも微妙な作品でした。
個人的には香港作品なのに演者はメキシコ人でイタリアンマフィアの物語ってのがしっくり来ました。
元コックの主人公ってのが面白いが何故?
って感じてしまう。
その、違和感がこの作品の全て。
なんか微妙な作品でした。
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復讐の依頼人が記憶をなくしてしまうという、引き受けた殺し屋にとっては超災難な話を、男の美学で飾り、独自のセンスで撮ったfilm noir。
記憶がなくなるのに、よく浜辺の家に帰れましたね…。
とにかくカッコ良さを最優先に追求した感じでした。
2015年3月25日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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お馴染みの面子。お馴染みの復讐劇。お馴染みのスローモーションの美学。
いきなりの惨劇から始まるジョニー・トーの世界。
お互いの素性が解らず、言葉少なに対応するも、娘の残した素材でもてなす。元闇の世界を知るシェフと殺し屋3人組。
料理を通じての氷解は、『エグザイル〜絆〜』での空き缶を、今回は古自転車に見立てての銃撃へと続く。
相も変わらずのジョニー・トー印。余計なセリフは一切排除しての画面構成が続いて行く。
『エグザイル…』の時は得意の銃撃戦も、上下左右を奮段に生かし。狭い部屋の中でも、仕切りやカーテン等を同時撮影のマルチ撮影で捉え、巧みな編集によってより効果的に仕上がっていた。
それから言うと今回は、原っぱでの銃撃戦等が多めな為に、なかなか効果的なカメラアングル等を決められ難い状況だったか?立方体を使用しての効果も、映画としての興奮度はやや薄味に感じた。
前半は復讐劇としてだが、後半ではそれに弔い合戦の様相を呈する。
少し残念だった点としては、数では圧倒的優位な立場に或るヤクザ側の悪役達が逃げ惑うクライマックス。
やはり主人公側が窮地にならないと、映画としての興奮度は盛り上がりに欠ける点でしょうか。
(2010年5月25日楽天地シネマズ錦糸町/スクリーン4)