海の沈黙(1947)

劇場公開日:

海の沈黙(1947)

解説

「ギャング」「仁義」などの傑作フィルムノワールで知られるジャン=ピエール・メルビル監督がベルコール原作の同名小説を映画化した長編デビュー作。1941年、ドイツ占領下のフランス地方都市。一人の老人とその姪が暮らす家に独軍将校ベルナーが同居することに。彼はフランス文化に造詣が深い作曲家で、独仏の文化的融和を2人に説くが……。巨匠メルビルが被占領下での人間の誇りを描いた戦争ドラマ。日本では2010年2月にデジタルリマスター版で劇場初公開。

1947年製作/86分/フランス
原題または英題:Le Silence de la Mer
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2010年2月20日

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(C)1948 GAUMONT

映画レビュー

3.0いつの日にか、ジャン=ピエール・メルヴィル版を…

2021年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

冒頭からお詫びですが、
これは2004年のTV版を観ての投稿です。

残念ながら私は、
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の、この
同名作品を鑑賞する機会を失っています。

父娘の無言の抵抗という骨子は変わらない
ものの、
解説では、メルヴィル版での父親が中心の
ストーリーに代わって、
2004年版では基本的に、
フランス娘とドイツ人将校との
恋と別れの物語だった。

私は、娘の恋心がドイツ人将校への
協力姿勢に変わって、
戦後にナチス協力者として丸刈りにされ
糾弾されるような立場にならなければ、
と心配して観ていましたが、
ある事件を切っ掛けに、
最後には彼女の無言の抵抗が
レジスタンスという行動の抵抗に変わる、
鉢植えをサインとして置く象徴的なシーンが
印象的ではありましたが、
唐突感は拭えないかも知れません。

この2004年版では、
メルヴィル版にあるという、
将校がパリに行ったことにより
祖国への疑念が生まれるとのエピソードが
は無く、
ドイツ人将校の心の変化は
描いていませんでした。

いつの日にかメンビル版が観られることを
期待するばかりです。

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KENZO一級建築士事務所

5.0日本人には見せたくない「名作」なのか?

2019年4月13日
Androidアプリから投稿
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jarinkochie