50歳の恋愛白書
劇場公開日:2010年2月5日
解説
戯曲家アーサー・ミラーの娘であるレベッカ・ミラーが、原作・脚本・監督を務める中年女性のラブストーリー。主演はロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、キアヌ・リーブス、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、ウィノナ・ライダーら豪華共演陣が脇を固める。ベストセラー小説家の夫を持つ50歳のピッパ・リーは、誰もが憧れる理想の妻だったが、現実は反抗的な娘と浮気性の夫を抱える鬱屈とした日々を送っていた。そんなある日、ピッパは15歳年下のクリスと出会い、恋に落ちる。
2009年製作/98分/PG12/アメリカ
原題:The Private Lives of Pippa Lee
配給:ギャガ
スタッフ・キャスト
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2020年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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今では良妻賢母として誰もが羨ましくなるほどの夫婦。物語は彼らが老人ホームのような老人ばかりのコミュニティに引っ越してきてから。で、現在と過去を交互に描く。
現在では友人サンドラ(ウィノナ・ライダー)が恋人との不仲の相談に乗ったりしていて、そんな時15歳年下のクリス(キアヌ・リーヴス)と出会う。
母親(マリア・ベロ)は薬物中毒。家出して叔母の家に転がり込むとレズビアンのルームメイト、カット(ジュリアン・ムーア)が棲んでいた。カットの小説のモデルとしてSMプレイをさせられ、喜んでしまうピッパ(ブレイク・ライヴリー)。叔母に家を追い出され、ドラッグまみれとなり、どんどん堕ちてゆくピッパだったが、ある時、小説家のハーブ・リーと出会う。財産家のジジ・リー(モニカ・ベルッチ)がいたにもかかわらず、彼に恋してしまったピッパ。ハーブもピッパを手放したくないと感じ、ランチの席上で離婚を切り出そうとすると、そこで拳銃を咥えて自殺をするジジ。衝撃的なシーンだが、なぜか突然切り替わり、ハーブとピッパが結婚式を挙げるシーンへと変わる。その後は薬物も止め、良き妻となろうとする・・・
しかし、現実に戻ると、80歳を越えてるというのにハーブがサンドラと浮気していると発覚!突然のことで戸惑い、ピッパはクリスのもとへと駆けつけるのだ。サンドラがすぐさまカミソリで手首を切るなんてところが笑えない(ウィノナ・ライダーらしいんだけど・・・)。さらに、突然ハーブが倒れてしまう。脳死状態となり息子と娘を呼び戻したピッパはハーブの安楽死を選択する(なぜだか重要な問題が感じられるが、さっと流された)。クリスと車の中で彼女にとっては久しぶりのセックス(最後までやったのかは不明)。告別式には出ないと宣言して、クリスとの新たな生活を求めて旅立ってエンディング。
胸にイエス・キリストの刺青をしているキアヌとか、リストカット女王のウィノナ・ライダーとか、いかれたジュリアン・ムーアとか、自殺するモニカ・ベルッチとか、印象的なシーンは多いが、最後のピッパの選択という無茶なストーリーが最も印象的。“老い”や高齢者の恋愛に関する問いかけみたいなテーマは感じるが、倫理的なものは無視か?子供たちも中東の危険地帯でのジャーナリストとして活躍するほど、全体的にキャラはぶっとんでいた・・・
2012年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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映画「50歳の恋愛白書」(レベッカ・ミラー監督)から。
「中年女性のラブストーリー」と解説にあったが、
私には、その恋愛場面では、引っ掛かるものがなく拍子抜け。
逆に、母と娘の微妙な距離感に、頷くものがあった。
主人公とその母、もちろん、主人公とその娘との関係は、
父親とその息子との距離感とは、ちょっと違う気がする。
血の繋がっている女性同士の関係は、未だに謎の部分が多い。
そんな関係を上手く表現した台詞が「母と娘は、行ったり来たり。」
さらに「いつも揺れ続ける、逆の方向へ」と続く。
仲がいいのかと思えば、こちらが驚くようなケンカしたり、
仲が悪いのかと思えば、べったりくっついていたり。(汗)
他にも「母がショートする日があった。電池切れだ」とか
「母の気分が私を支配した」
「母の正体を知るのに、私は16年かかった」など、メモは尽きない。
それでも、一番身近な同性として、離れられない関係なんだから、
ずっと仲良くすればいいのに・・は、息子であり夫であり父親の私の弁。
適当な距離で、見守るしかなさそうだな。
2011年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
生きていた人もなんかのきっかけで自分自身の生を生きるようになるケースがあるのかね。50字以上じゃないとレビューにならないらしいが。
2010年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
幸せとは何かと考えさせられた。ロビンライトの演技がよかった。Blake LivelyもGossip Girlでうける印象と異なるが、はまり役だと思う。のんびり見たい。