セブンデイズ

劇場公開日:

解説

「シュリ」「LOST」のキム・ユンジン主演によるサスペンス映画。幼い娘と2人で暮らす敏腕弁護士ジヨン。ある日彼女は娘の運動会に参加するが、目を離した隙に娘を何者かに誘拐されてしまう。犯人からの要求は、死刑判決が確実とされている殺人犯の無罪を裁判で勝ち取ること。愛する娘を救うため、事件の調査を開始するジヨンだったが……。監督はホラー映画「鬘/かつら」のウォン・シニョン。

2007年製作/125分/PG12/韓国
原題または英題:Sevendays
配給:エスピーオー
劇場公開日:2009年7月11日

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映画レビュー

3.5【”母親の愛娘を想う気持ち・・。(ダブル・ミーニング・・。)”】

2023年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ー 7日間で死刑囚を無罪にしろと、勝率100%の女弁護士に突きつけられた究極の裁判ー

■勝率100%の敏腕弁護士として注目を集めるジヨン(キム・ユンジン)。
 一方で母親としては何かと落ち度の多い彼女は、名誉挽回を図るべくひとり娘の運動会に参加する。
 だがほんの一瞬の隙に娘が誘拐され、犯人からの電話で凶悪なる死刑囚チョン・チョルチンの無罪を勝ち取るよう脅迫される。

◆感想

・今作はプロットに若干の瑕疵があるし、後出しジャンケンのような展開も”ウーム”であるが、面白かった事には間違いはない。
ー それは、愛娘を誘拐された敏腕弁護士ジヨンの必死の捜査と、彼女を手助けするキム刑事の姿である。-

■後だしジャンケンの幾つか。

 ・死刑囚チョン・チョルチンに殺されたヘジンとその母親の存在。

 ・ヘジンの恋人で、留学後薬物に溺れたカン・ジオンの父親の部長刑事カン・サンスの存在。

<韓国映画監督の、韓国映画界の熾烈さは数名のインタビューで読んだが、今作の監督は(私の知る限り)日本公開作はない。
 世界に名を誇る、韓国映画監督と言えば、パク・チャヌク、イ・サンドン、ポン・ジュノなどであろうが、韓国人の映画に要求するレベルは高く、一作ヒットを出しても、その後が続かないらしい。
 今作は、そんな状況下韓国映画お得意のサスペンスフルな映画である・・、がストーリー展開をもう少し・・。
 いや、止めて置こう。興味のある方は配信でご鑑賞願いたい。>

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NOBU

2.0それほど感銘は受けず

2023年1月4日
PCから投稿

エンタメ的クライムサスペンスとしては良い出来なのかもしれないが、見慣れた韓流定型的なプロット及び演出と感じていたこともあって食傷気分になっていたのが正直な気持ち。

娘を誘拐された母親は一流弁護士という設定であれば、あれほど取り乱さず表向きは冷静沈着ながら、内に娘を強く思う「熱」が迸るような演技で見せてくれれば良かったのにと思う。

その点、殺害された娘の母親役の方がキーマンとしての演技ができていた印象。

追記
ネタバレサイトで不明部分を補足したが、全体像がほぼ把握できたことで逆にさらなる懐疑心がむくむく頭をもたげてくる。

・あれほどの群衆の中、子供誘拐がそもそも無理過ぎる。できたとしても目撃者は絶対に複数出るはず。それに母親弁護士も校内すべてを探し尽したわけでもないのに取り乱し方が異常だった。

・誘拐犯が常に弁護士と警察側の先手先手を打っていたが、それができるのは高度に大掛かりな組織であり、後に判明した真犯人と共犯数人に出来るわけがない。

大まかにはそんな疑問だが、特に最初の誘拐場面の無理筋的大きなクエスチョンに鼻白み、最後まで足を引っ張ってしまった。
せめて、最後にネタ晴らしの誘拐場面や、子供拉致状況、各犯行場面を加えてくれればまだ納得できたかもしれないがね。

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resuwisshu311

3.0謎が残りすぎるサスペンス

2021年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 木曜日から始まり、木曜日で終わるメインプロットの構成ではあるが、二審までの一週間のプロセスが速すぎるため緊張感も半端ない。2時間の枠内の半分で一週間を描くものだから、公判での法廷モノに変わるものだと思っていたのに、最後の最後で結局謎が深まっていくばかりで終わってしまった感じ。

 主演女優キム・ユンジンの入浴シーンもあったりして、オジさん的には満足する展開。婦女暴行前科5犯の男チョンの美大生チャン・ヘジン殺害容疑は揺るぎようもないのだが、凶器である彫塑用のヘラが見つからない。そして、一人娘ウニョンを誘拐され、その死刑囚チョンを無罪にしろという要求がなされる。何しろキム・ユンジン演ずるユ・ジヨン弁護士は勝率99%以上という敏腕弁護士。一審では死刑判決が下されたがそれを二審で覆せという無謀な要求なのだ。

 変態的監察医やはみ出しモノ刑事、そして有能な検事との対決など、登場人物のユニークさもさることながら、誘拐されたまま公判準備を進める母親の心情も絡んでくる。被害者の母親ハン・スッキとの対峙、悪徳検事の裏事情など、社会派要素もてんこ盛り。また、チョンの母親介護の問題や、内縁の妻の裏切り・・・そして誘拐犯は誰なんだ?!というミステリー。もう、お腹いっぱいでハッピーエンドになってほしいと願うばかりで夢中になってしまいました。

 しかし・・・誘拐犯の目的、母親と父親の歪んだ愛情、そしてあの人が誘拐犯?という謎を残したまま終盤に突入。薬物問題もあり、殺人犯、証拠隠匿罪+死体遺棄犯人、そして誘拐犯という輻輳構造が混乱させながらも納得。ただ、○○が車ではねたイム・チュンクンという男の事情もよくわからないし(犯人から金で依頼か?)、○○が釈放された理由も不明。殺人罪では無罪かもしれないけど、その後の行動で別件逮捕されてもおかしくない。公判に乱入してきたヤン・チャング(オ・グァンノク)の行動はスカッとするけど、全体的にはちょっと無理があったかな・・・

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kossy

4.0ハラハラ要素満載で楽しめた(^ ^)

2015年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

予告を観て気になり鑑賞しました。
日数制限がある中で主人公ジヨン自身が現場や証人を調査していくので(もちろん誘拐犯から脅されながら)緊張感や切迫感が持続してハラハラしつつストーリー展開に見入ってしまいました。
誘拐犯は、なぜ殺人犯を無罪にしたいのか?事件の真相とは?そしてジヨンの娘は無事に助け出されるのか?

ハラハラ要素満載で楽しめたサスペンス映画でした(^ ^)

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PAPA-fate