花と兵隊
劇場公開日 2009年8月8日
解説
タイ・ビルマ国境付近で敗戦を迎えたにも関わらず、祖国に帰らず未帰還兵となった日本兵6人の生涯に迫るドキュメンタリー。監督は本作が劇場デビューとなる若手映像作家の松林要樹。1941年、日本軍はビルマ侵攻作戦に着手し、およそ19万もの将兵を失った。敗戦後、自らの意思で所属部隊を離れ、現地に残った兵士たちはその地で家族を作り定住している。一見幸せそうに暮らす彼らから、長年の沈黙を経て壮絶な戦争の記憶と故郷への思いが語られる。
2009年製作/106分/日本
配給:安岡フィルムズ
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2015年8月6日
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鑑賞方法:映画館
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タイ・ビルマ国境付近で終戦を迎えながら、戦後日本へ帰還をしなかった日本兵の姿を追ったドキュメンタリー。
映画は作品中に登場する日本兵のお葬式から始まる。
何組もの地元で暮らす元日本兵が登場するが、作品の大筋は主に3人のインタビューにて構成されている。
「帰りたいとは思ったけれど帰らなかった…」
その気持ちは何故だったのか?
当時の戦況はどんなものだったのか?を1人1人が語る。
中には国の内紛に参加して(主ににカリン族にお世話になったりしていた為…現在でも独立運動が盛んらしい)亡くなった日本兵も数多いとゆう。
その様に地元の女性と結婚し、地域と溶け込んだ生活を営み。また彼ら部族も深い愛情を持って受け入れている。
そんな元日本兵達は、残り少ない人生を迎えつつある。
あの時インパール作戦で一体何が在ったのか?
今少しずつ真実が明らかになって行く。
「銃撃だけが戦争じゃないんだ…分かるか」の一言がとても重い。
(2009年8月23日【シアター】イメージフォーラム/シアター2)
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