東のエデン 劇場版I The King of Eden

劇場公開日:

東のエデン 劇場版I The King of Eden

解説

2009年4月~6月に放送された人気TVアニメの完結編となる劇場版2部作の第1部。監督は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治。2011年2月19日、日本を襲った60発のミサイル攻撃を誰にも知られることなく阻止した滝沢朗は、その半年後、こつ然と姿を消す。彼を見守ってきた森美咲は、滝沢が残した謎の携帯電話「ノブレス携帯」にあった情報から、滝沢がいると思われるニューヨークへ向かうが……。

2009年製作/82分/G/日本
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2009年11月28日

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(C)東のエデン製作委員会

映画レビュー

3.0天才的な「空気感」の描き方

2021年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

100億円の持ち金でより良い日本を作り上げる義務を課された12人のセレソンたちによる頭脳戦を描いたSFアニメの巨匠、神山健治監督によるオリジナルアニメの劇場版第1作目。

『攻殻機動隊』を始め革新的なSFアニメを手がける神山健治による政治色サスペンス色の強い世界観に、『ハチミツとクローバー』などで人気の羽海野チカのアイコニックなキャラクターデザインが組み合わさることで驚くほどポップでいてヘビーなメッセージ性を伴った作風で人気を博した2009年の深夜アニメの劇場版1作目にあたる今作。
DVDでの初鑑賞当時、大学卒業間近の身もあってか大学4年生で就活真っ只中の咲ら東のエデンメンバーたちの不安な気持ちに同調したり、劇中の大きな出来事として取り上げられている迂闊な月曜日に対して咲が「もっと何かすごいことが起こらないか」と不謹慎な期待を抱いたり、その迂闊な月曜日当日に20万人の人間を避難誘導した勇敢なニートたちをテロリスト呼ばわりする世間やネットの思いやりのない言葉など、人々が口にしないできない「空気感」を演出することが天才的にうまく、アニメらしからな綺麗事だけでは済まない物語に大いにハマっていた。

本作はそのアニメラスト以降の物語で本編ラストでの滝沢の王様にしてよというジュイスへの申請により、滝沢が実は日本の首相の隠し子であったという事実が判明するという新たな展開から始まる訳だが、再び記憶喪失になった滝沢や舞台がニューヨークから始まる点などアニメのストーリーを別の角度からなぞった様な描写が見受けられ、TVアニメシリーズと少し別モノなのではという印象を受けた。
ストーリーとしても王様申請を撤回しようとする滝沢と咲の2人と全く別の思惑で彼らを妨害するセレソンNo.6など劇場版と銘打ったものの地味な印象が強かった。

TVシリーズが好き過ぎる身としてはアナザーストリー程度に受け入れつつ、2作目に期待しておきたい笑。

2015年02月08日(日)1回目
2019年11月24日(日)2回目@キネカ大森

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オレ

4.0パート2観ないとちゃんと評価できないな

2020年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アニメ「東のエデン」の劇場版。

監督は神山健治さん。

OVA版のアニメ「攻殻機動隊SAC」を作った人。このアニメ大好きで何度も見てるんだけど、音楽やアニメのクオリティも素晴らしいが、何より脚本が良い。神山さんのお師匠さんは押井守氏だが、ストーリーテラーとしては既に師匠超えてると思ってる。

で、そんな神山さんの新しい作品がこの「東のエデン」。
たしか神山さん自身が書き下ろした小説も映画に先駆けて発売されたっけ。

以前アニメ版を観てココに感想を書いた。普通のアニメの半分、11話しかなかったので、かなり急展開で話が終わってしまった。それをどう結論付けるか?その辺り楽しみに観に行った。

アニメ版のラストで気になったのが「Juiz」に主人公滝沢が依頼した「王様」って何か?ということ。作中で登場人物の板津(パンツ)も語ってたけど、「王様」=「総理大臣」って展開はちょっと拍子抜け。しかし、普通に考えれば内閣は王政ではないので、総理大臣の私生児だったとしても、そのまま総理を引き継げるわけじゃない。。ってことは、映画のパートⅡでおそらくは違った展開、異なった「王様」の意味が提示される…んじゃないかな??

なので、パートⅠだけ観てこの映画の評価は出来ないな。。複線は貼りまくってるだろうし。

しかし、最後「Juiz」がトレーラーで運ばれてたけど、何でトラックで公道走ってんだ(笑)これはさすがに無いでしょ。。まぁ、TV版で播磨の脳科学研究所にあった「Juiz」の本体が移動されたとかって流れだったから、移動中だったのかもしれんけど。。セキュリティ考えると有り得ないわ(笑)

そういえば、作中のエデンシステムは、iPhoneアプリの「セカイカメラ」でコンセプトが実用化された。まだまだ「セカイカメラ」は不十分だけど、こっちも今後が楽しみな存在。

さて、改めてTV版と映画観て、やっぱり思うのがヒロイン「咲」の存在。
これだけイラつくヒロインも久しぶり。ほんとに観ててイライラする。自分で何も決断できない、ちょっとかわいいだけの、その辺に居る普通の娘なんだよ。。ヒロインになれるような存在じゃない。

まぁ、それはいいや。

その他扱ってるテーマとして「ニート」問題があるが、結局平沢は会社を立ち上げた。この辺り、おそらく今の既得権益者(ステークホルダー)からどう若者に実権を移すか、神山監督なりの答えがパート2で提示されると思う。それが今から楽しみ。

続編パート2は3月に公開予定。
次も必ず観に行くぜぃ!!

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yone

3.0NYでデートするお話です。

2020年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ひょんなことから100億円を使える携帯を渡され「日本を良くしろ」と言われた記憶喪失の若者と、その若者を助ける大学生達の物語。

TVアニメの完結映画の前編です。TVシリーズでは、ダークファンタジーテイストの突飛な設定と、少しお洒落でスピード感もあるストーリー展開が楽しめた作品です。
ただ、突飛な設定をどのように終わらせるのか?がとても不安な作品でもありました。残念ながら、その不安が的中したような完結編でした。
完結編の前編であるこの作品でも結末への不安感が漂っていて、ストーリーに迷走感が顕著です。
2番煎じの記憶喪失や何故か映画を撮ろうとする緊張感のないセレソン。ニューヨークも記憶喪失も「過去をリセットして・・・」って設定なんでしょうけど、TVシリーズでやっているので、少々無理を感じてしまいます。もう少ししっかりとしたセレソンを設定して、丁々発止の攻防等があれば楽しめたのでしょうが・・・NYの街並みで二人をデートさせることだけを考えたような映画でした。
ただ、ラストへの期待感がまだあっただけに、極端なマイナス評価は自重しました。

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よし

2.5驚愕の作品

2018年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今更ながらだが見た。
見れて良かった。

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G・・HT3
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