「東のエデン」劇場版第2部の公開が延期に

(C)東のエデン製作委員会

［映画.com ニュース］　今週末11月28日より完結編となる劇場版2部作の第1部が公開される人気アニメ「東のエデン」の第2部が、当初の2010年1月9日から3月に公開が延期されることになった。25日、同作の公式サイト上で発表された。

「東のエデン」は、「攻殻機動隊　STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」などで知られる神山健治監督が手がけたオリジナルアニメで、09年4月～6月にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で全11話が放送。深夜帯ながら瞬間最高視聴率5.7％を記録するなど人気を博した。TVアニメ製作時より全11話放送後の劇場版公開が決定しており、「東のエデン　劇場版I／The King of Eden」「東のエデン　劇場版II／Paradise Lost」の2部作で物語は完結する。また、当初は予定になかったTVシリーズの総集編となる「東のエデン　総集編／Air Communication」も9月に劇場公開された。

今回の公開延期の理由は、「物語の大幅な拡大によるもの」とのこと。当初、劇場版は「I」「II」ともに60分の計120分を予定していたが、物語の構想が広がった結果、「II」の制作スケジュールに遅延が生じたという。「劇場版I」は82分ですでに完成しており、予定どおり28日から劇場公開。「劇場版II」は90分になる予定で、2部作合計172分の上映時間となる。

なお、「劇場版II」の前売券については、25日から一旦発売を休止し、28日より販売を再開。既に発売している前売券は、3月公開時にそのまま利用できるが、払い戻しを希望する場合は、購入した劇場の窓口で対応するという。