サロゲートのレビュー・感想・評価
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サロゲートは熟年夫婦の再起の物語である
今年はアバターな世界観に個人的にどっぷりである。 キャメロンが文字通りの作品を世に出して 話題になってるとおもいきや こちらでもアバター的なロボット社会のお話である。 ぼくはと言えば、年明け早々、 FF13目当てに買ってしまったPS3でホームに どっぷりはまってしまっているが、 セカンドライフなどのアバターを活用した仮想現実世界を、 現実生活に持ち込んだ世界観が、このサロゲートの舞台だ。 自分は家にいて身代わりロボットが代わりをやってくれる という未来社会での代替ロボットによる生活は、 SFのモチーフとしてよくあるが、 今回のは代替ロボットをアバター的に活用している点が旬である。 ロボット開発の飛躍的な進歩で、人間は自宅以外の生活を サロゲートという代替ロボットに委ね、自分は自宅から 遠隔操作をして生活するというライフスタイルが確立する。 それにより、人間は直接的な危害を加えられることがなくなり、 犯罪が激減することになる。 そのような設定の中で、ブルース・ウィルス扮する主人公 FBI捜査官のトムもまた自分よりずっと若作りした、 サロゲートで捜査にあたっている。 しかし彼の悩みの種は、息子を交通事故で失って以来、 心を閉ざしてしまった妻との関係である。 妻はサロゲートでしかコミュニケーションを取ろうとせず、 ずっと部屋に閉じこもっている。 そんな家庭内別居の状態に対してトムはこのサロゲートが もたらした社会に対して疑問を抱き始める。 そんな矢先に、捜査中自身のサロゲートを失い、 そして再び社会の中で生身の自分として行動するとき、 サロゲートが本来の人間らしさを見失わさせたことに気づくのだ。 監督はジョナサン・モストウだが、彼が「ターミネーター3」を 手懸けたことはこの作品に活かされていると思う。 アクションシーンはまんまターミネーターである。 ぼくも仮想空間で感じる既視感にも似た現実との曖昧さが、 人間の本来的なコミュニケーションを鈍らせているのではないか、 と感じるのだが、まさにそのことを警告するような作品である。 結果的にこの作品は、熟年夫婦の再起の物語であるのだけど、 それは文字通り仮面夫婦というものにも通じる、 非常に現代的な問題も提起している、と付け加えておこう
リアルアバターが何でもしてくれる世界
世界の人、み~んなヒッキーになった近未来SF。 ネットの中でリアルに生きてるヒッキーにとったら、リアルアバターもネットのアバターも変わらないんじゃない?少なくともメンタル面では。 でもこれじゃ人口減るよね。 他人と触れない生活でしょ?…つまり…だって…子作りとかぁ?ww
結構おもしろかったよ
なにしろ上映時間が短めなので中だるみしなくてよかった
オチは読めたし予告でおもしろい部分流してるしで、残念ではあったけど、個人的には好き
つーか最近の予告は良いとこ流しすぎだろうよ
予告以上の何かが観たくて本編観るのに…
1月28日鑑賞
ある意味アバター的?
普通に楽しめるし、自分のようなネット人間はある意味、この映画の社会の住人のような気もするので、自分の人生にあてはめて少し考えさせられた。自分がネット世界を全て破壊させられる立場にいたとしたら、どうするだろう。最終的な解決法がいかにもアメリカ映画に頻繁に出てくる展開の作品。アメリカ人というのはこれ以外の展開を考えられないものだろうか。アバターなんかもそうだけど。映像はきれいでいかにもお金がかかっているという感じがでている。ブルースウイリスの若作りが面白い。ロザムンド・パイクが自分好みなのできれいで良かったです。
ブルース・ウィリスが笑えた!
ブルース・ウィリスの…を楽しんで!
映画館で観て後悔。
でもブルース・ウィリス好きなんで楽しみました。
ストーリーはありきたり。
時間の流れに猶予ありすぎて緊迫感がない。
残念
佳作
SFの義体化された世界を映像として見れたので満足であったが、ストーリーは浅い。 しかし、決定的に不満という訳もなく、見ても良い。 作中重要な武器の製造経路、その後の博士の行動理由が共感できず作品に入り込めなかった。 もう少し博士の心理描写に同情できるグッとくるところが欲しい。
そこそこ納得できる
この手のSFは好きなので、観ようとは思っていましたが、実は最初、それほど期待はしていませんでした。ただ、見始めてみると、さすがブルース・ウィリスが出ているだけあって、そこそこ内容もこなれています。 考えてみれば、'60年代から'70年代ぐらいには、この手のSFは結構あった気がしますが、この映画では色合いも含め、映像的な革新はもちろんあるけれど、そういう懐かしさもある感じもします。 でも、この発想、ある意味(もちろん文字通りでもあるが)“アバター”と似ている気もするのですが、実際、ああいう社会は楽しいだろうか?
アクション薄めなのは残念だけど、なかなかの出来の社会派SFミステリー[修正]
[文章の一部を丸々コピペし忘れていたのに今更ながら気付いて修正] 容姿を自由に変えられ、 欲望のままに行動しても命の危険に晒されることは絶対に無い—— サロゲートの普及した未来社会は、外出せずともネット上で 世界に介入できるようになった現代社会と見事にダブって見える (ペンネームで好き勝手言っている僕自身も無関係じゃない訳で)。 特に、壊されても壊されても再投入されるサロゲート兵士が登場するシーンは、 短いながらも命の価値が希薄になった世の中を強烈に印象付けてかなり不気味。 映画が訴えるのは、血肉の通った人間と接する事の大切さ。 何の変換も修正もされない、傷だらけで情けない姿を互いが認め合うこと。 この物語の主人公に強烈な“生身感”を持つブルース・ウィリスを選んだのは 完璧なチョイスだったと思う。彼が中盤で見せる涙ながらの訴えには、 心を動かされずにはいられない (つくづく味のある俳優さんになってきたなぁ)。 そんな社会的なテーマも盛り込みつつ、 エンタメ作品としても抜かりが無いのがこの映画の良い所。 サロゲートとサロゲート操縦者がコロコロ入れ替わるので誰が誰だか 混乱したけど、サロゲート殺人を巡って二転三転する展開はなかなか先を読ませず、 SFミステリーとして見応え十分である。 そんで、ここからが不満点。 監督のジョナサン・モストウは『ブレーキダウン』『U571』『T3』てな具合に、 メカを絡めた重量感のあるアクションが得意中の得意と伺える。 今回も物語の大きな要素がロボットであり、そこに未だダイハード野郎の 印象が強いブルース・ウィリスが加わるのだから、やはり骨太で大掛かりな アクションを期待してしまう。だけど残念ながらアクション要素は随分と薄めだ。 サロゲートと人間のチェイスシーンとかはなかなかの迫力で面白いのに……短い。 アクションに期待する気持ちもあっただけに、 個人的には今一つ食い足りなかった。 それとジョン・カーペンター監督のあの映画を彷彿とさせるラストは好きだが、 主人公に最後の選択をさせる動機はまだまだ随分弱く感じる。 ラダ・ミッチェル演じる主人公の相棒刑事も、なんか扱いが雑な気が……。 という訳で、内容の割に上映時間がタイトな為か、その分アクションやキャラの 心理描写に物足りない印象は受けるが、ミステリーとしてなかなかの出来映え。 楽しめると思いますよ。 <2010/1/24観賞>
不毛じゃないのよ、ブルースは。
1月は心身ともに疲れ切っていたので((+_+))
ぜひこういうのを観たかったのだが、あー観て良かったv
すごく良く出来ましたという話ではないし、深みもない^^;
だが非常に分かりやすい冒頭から、若返ったアンドロイド
的な俳優たちの造型美、対して生身の人間たちの苦悩、
近い未来に絶対こんな世界があり得ないとはいえない…。
むしろ実際に起こりそうで怖くなった。
あぁブルースおじさん。。
ハゲだ汚ないだと、大変無礼な書き方をする私ですが、
今回も見事に役にハマり、本当に素晴らしゅうございましたv
若返ったサロゲート姿では金髪姿、顔はテカテカ光り輝き、
若かりし貴方様のお姿を思い浮かべ…いや~楽しかった。
周囲のオッサンやオバサンたちも見事に化けてますんで^^;
怖くて切ない話ながら、プッとなれるシーンも多数存在。。
いやでもしかし、こんな世界がきたら実際どうなんだろう。
皆おんなじ顔をしてそうだなぁ^^;
誰がどうやって?というサスペンスでもあるのだが、
元々が生身じゃない身体で外を出歩き、危険を回避する
のが一般人だけじゃなくて刑事まで?という世界なので
そこに命の重みを感じさせない。
過去に息子を事故で失ったブルース演じる一家の苦悩が
本当に生きるとはどういうことなのかを示してくれている。
そこから逃げてちゃダメだ。という彼のメッセージは、
当たり前の感情を押し殺し平静を装う妻の美顔と対照的。
なにが美しくて、なにが汚いことなのか、
ブルースは身をもって(あ、意味を間違えませんように^^;)
傷だらけで示してくれているわけである。
単純だけどこういう演技、彼で良かったvと心から感じる。
…でもやっぱ、髪の毛は欲しいんですね?
(反対派の動きがなんだか曖昧。みんな悪党顔してるし^^;)
思っていたよりはおもしろかった。
アメリカではヒットしなかったので、あまり期待せず、観に行ったのですが、思いの他おもしろかったです。 ストーリーも二転三転してハラハラしましまたし、ブルーズのアクションも健在で、下手にCGを多用しない点も良かったです。 ただ、髪の毛ふさふさのブルーズのサロゲートを見た時は、やっぱり気にしているんだなと思いました。
身代わりロボットなんていらない!
ブルース・ウィリスの脚本を見る眼って確かだなって思う。ここ最近の作品で、ひどいって思うのはあまりないから。過去は「ハドソン・ホーク」とかちょっと疑問符の作品もあったけど・・・ 今回はロボット版マトリックスみたいなお話で、まずその設定自体がおもしろいと思った。その方が楽チンかなとも思うけど、何だかなぁ・・・ やっぱおかしいよ。そんな社会って! ただでさえ、今IT社会とかいって、書類なんかもみ~んなメールで決済しちゃって会社の中でも人と人が触れ合う時間なんてなくなちゃってる。ただ、パソコン叩いているだけ。やっぱり面と向かって話し合って、いろいろ詰めていきたいよな。そんなことを考えさせてくれた作品だった。
結局は暴走
身代わりロボット→サロゲート。
顔、髪型を自由に設計可能なロボット。
操作する人は寝ながら操る。例え交通事故が起きても器物破損。
だから、サロゲートの人相が女性でも実際は男性だったりして・・・
(ネット世界でも同じ事がすでに起きています。)
で、主人公はロボット生活が嫌になり、夫婦仲も子供が死んでから
悪くなり、夫婦ですらロボット同士しか対面しない。
こんな生活を止める機会が突然発生し、絶対に操作者に影響しないはずなのに
殺人事件が発生。
原因調査すると結局は過電流!!保護プログラムを壊すって!!
普通に考えれば雷で壊れるような気がする。
(莫大な開発費がかかったみたいなプラズマ放電装置で無くとも)
ってことで、最後はロボットでなく、人間同士が一番ってことを
伝えたい作品だと思う。
美しい肌・・・
始めのシーンで、ブルースウィリスが、あまりにも美しい肌なので これは、CG?と思ったのですが、特殊メイクなのですね。 メイクの力って偉大だなぁと改めて思いました。 進化しても人間の心が大切ということを教えてくれた映画で 結構楽しめました。 カーアクションは、いつもながら上手い!
アバターのパロディ?
主人公は自分の分身となるロボット(サロゲート)を終始批判的にみており、ラストの決断はそういう心情がこめられている。これが現在上映中のアバターと全く違う内容に見えてしまって、まるでこの作品がアバター自体を批判しているように見えた。公開時期と言いこの作品は、あえていうならアバターのパロディだと思った 映画自体はそのアバターの影に隠れてあんまり話題にならないけど 面白かったです。
ちょっともの足りない
ストーリーが、どこかで観た感じがぬぐえないのはいいとして、
結構ふくらませる要素がいっぱいあったのに
(ブルース・ウイリス夫婦の過去とか、サロゲート開発者の
博士の過去とか、サロゲート反対団体のこととか)
どれもさらっと上っ面だけなでて話が過ぎてしまって
もの足りませんでした。
あと30分長くていいから、もうちょっと詳しく
描いてほしかったです。
にしても、いつかあんな未来が来るのでしょうか。
何でもできる、何にでもなれるなんて、
気持ち悪くて、私はとても嫌です。
私は、マイ・サロゲートなんてあったら、
お化粧はおろか、顔を洗うのも歯を磨くのも適当で、
いつもパジャマとかで、
食べるものもいいかげんになって……
ひいては考え方までだらしのない人になってしまいそうで
怖いです。
以外と愛の物語なんです。××は生がイイっ~!(^^ゞアクションが小粒なのが不満です。
『マトリックス』から始まった、人類のバーチャル体験をテーマにしたジャンルの作品は、ついにサロゲートというアバターとも言うべき身代わりロボットに行き着きました。 本作は、サロゲートの一般化した社会で、サロゲートを失った主人公が生身のままで活躍することで、人間性回帰を訴えかけた作品。 サロゲートに依存している時間が長くなって、夫婦関係が崩壊しつつあった主人公夫妻が関係修復していくところは、過度な機械文明依存への皮肉とともに、愛というものはバーチャルではダメなんだということがメッセージとして加味されていました。 本作の注目ポイントは、サロゲートによって妙に若返っているブルース・ウィリスの変わり様でしょう。何しろ髪の毛ふさふさで、お肌がツヤツヤなんです。持ち主のグリアーは、ブルースのまんまなので、その落差に思わず笑ってしまいました。 グリアーだけでなく、サロゲートの所有者は、実年齢よりも若く美しい設定をするのが一般的だったようです。 そんなグリアーの身近なところで、サロゲートが破壊されると所有者も死亡する事件が発生。グリアーは、サロゲートを開発したキャンター博士のサポートを受けて、開発元のVSI社に原因究明のため乗り込みます。 そこでサロゲートの軍事利用が進んでいる事実をグリアーが掴むことが、ラストに繋がる重要なキーワードとなります。 それは、あくまで体が不自由な人を補助するためにサロゲートを開発したキャンター博士の意図と、国防省やVSI社の方針が大きく違っていたことを示しました。 その後サロゲートを即死させる武器を持った犯人の消息をFBIは掴みます。追い詰めるものの、反撃されグリアーの部下が5人も犠牲になってしまいます。 ここから武器を追うグリアーと逃げる犯人との間で、ぐっとアクションシーンが多くなります。だけど、ブルース出演作品としては、全体に小振りな感じなんですね。 見せ場は、グリアーのサロゲートが乗ったヘリコプターが撃墜されるところとカーチェイスのシーン。ただ一目見るとCGだということがバレバレなのがいただけません。 面白いのは、撃墜した場所なんです。サロゲート反対運動の活動家の解放区で、ロボット厳禁という場所。あと一歩で犯人逮捕という寸前で、活動家達に発見されて、グリアーのサロゲートは破壊されてしまうのです。 それで止むを得ず、生身のグリアーが、直接捜査に関わります。この決断の中に、本作の何でも機械任せでいいものかというメッセージが潜んでいました。 生身で活動するようになって、グリアーはサロゲートに依存した日常に懐疑的になっていきます。それは身近な妻さえもサロゲートを通してでしかコミュニケーションができないという孤独感として、描かれていきます。 もう一つ興味深い点は、グリアーが追っていた犯人を殺害してしまうサロゲート反対運動のリーダーは、何とサロゲートだったのです。 なにやらこの運動自体に訳ありで、裏で糸を引く黒幕がいるみたいです。 黒幕は明らかにサロゲートとサロゲートに依存している人々の抹殺にありました。黒幕に操られたサロゲートが、管理システムに侵入してウィルスを混入。その結果何億ものサロゲートとその所有者の生命がピンチになります。 グリアーは、何億もの人類の命は守りきるものの、サロゲートの存続には懐疑的でした。グリアーがどんな決断をするのかも見物です。 映画『アバター』と違うところは、開発の目的が障害者の機能回復用立ったことです。当初は肢体の一部位が開発されたことから発展していきました。 けれども脳細胞とロボットが完全にシンクロされる技術が確立されてからは、同じように一時は軍事用になったものの、量産化によって民生用の商品に転換。開発7年目にして、人類の98%がサロゲートを使う世の中になっていたところが大きく異なる点ですね。
サロゲート
自分以外の体を遠隔操作すると言うのは アバターと設定が似ているなぁ・・と思いました。 近い将来、そういうコトが実生活に起こりうるの 課も知れないなぁ・・・ 家にいながら、安全に理想の生活を手に入れるという 発想は、人間がバーチャルでの体験でも満足する ようになるということなのでしょうか? ゲームやブログ、色々バーチャルな体験やつながりが 増しているけれど、あまり嵌りすぎるのは怖いなぁと この映画を鑑賞して思いました。 人間の情の部分に、ちょっとホロッとさせられました。 期待していなかったけれど、面白い映画でした。
頭を使わずスカッとできる
「アバター」の近未来版と言えばそれまでだが、絶対安全と言われたサロゲート・システムを破壊した目的と手段に焦点が絞られ、話は簡潔明瞭にまとめられて面白い。 サロゲートに反対する人権団体も、実態を掘り下げることはなく、その存在を描くだけにとどまっている。ストーリーに必要な部分以外、スカッとそぎ落とした身軽さは、観る側に余計な頭を使わせない。意表を突くサロゲートの身体能力など、見せ場もじゅうぶんだ。 サロゲートなしでは、外を歩くこともままならなくなってしまった人類。その虚構の社会を強調するように、ほとんどのカットでカメラが水平に構えられることはない。 世界がまっすぐ見えるラストは、まやかしの世界から解放されたグリアーの安堵感が伝わってくる。 p.s. サロゲート反対組織のキャスティングがちと安易だ。もう少し知的なスタッフで構成されるべきだろう。 ブルース・ウィルス・・・若返ったネー。髪はふさふさ、肌もツルツル。「ブルームーン探偵社」を思い出しちゃう。CG技術は凄い!
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