インセプションのレビュー・感想・評価
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良くも悪くもノーラン全開
IMAXでのリバイバルを観て、印象が変わったので書き直します。
まずやっぱりIMAXなだけあって迫力がエグい!何回座席が揺れたか分からない。あとハンス・ジマーの音楽もなんか凄いノーランしてるって感じ。相変わらず時計の音は緊張感上がる。
ストーリーも良くて、展開も最高なんだけど正直ちょっと飽きる。
ノーランってよく「説明が多すぎる」と「アクションが下手」って映画ファンにいじられがちだけど、今作はその欠点が丸出しだなーって印象。
ストーリーの都合上説明が多いのは避けられないけど、若干多すぎる。
多分ノーランもそこら辺は分かっていて、『インターステラー』からは、結構画面での説明が多くなってる。
あとアクションが下手だという点。
今まではあんまり感じなかったけれど、特大スクリーンで観ると納得できる。
カメラワークや音楽はめちゃくちゃ緊張感だしていて、俳優の演技もリアルなんだけどなんか作りもの感がある。
リアルにこだわる作品なのに、アクションがちょっと飽きる。
映像と音楽で乗り切ったって感じ。
ただやっぱりストーリーは良くて特にラストは感動するし、余韻が深い。
駒が止まることをお祈りします。
エンドクレジットでキックの音楽が流れた時に、「あっ!ここは映画館なんだ」って知っときながらも思った。
見ていて混乱するような複雑ストーリー
夢の中を探る話。最初はストーリーに着いていけず後で「なるほどな」と理解していく感じ。なので引き込まれるようには見れなかった。夢なのか現実なのか分からなくなっていく。何度も後少しのところで上手くいかず、もうダメだ!と思わせる場面が続く。そこが長い。映像は迫力あり。
複雑さ故に入り込めない感が惜しい映画。
おうち-211
あなたは夢を見ますか?
私はめちゃめちゃ見ます。
そして内容もよく覚えています。
たとえば、「逃走中」に会社の同僚と参加する夢を見た翌日は、キミ会議でめっちゃ発言するくせに、全然ミッション参加しんかったやん、、、とか思ってる変態です。
ではもし、その夢が他人が設計したものだったとしたら?
やですねー、だって毎回ミッションにも参加せずに逃げ回って捕まる私は何なの?
じゃなくて、、、。
しかもその夢が、夢の中の夢だとしたら?
登場人物はその人の潜在意識だとしたら?
という、『マトリックス』を観て、何度も後頭部を確認した経験のある方はホイホイです。
ただ私、こういう夢ものやタイムループものが大好きなくせに、持ち前のあほが悪さして、最後、頭モヤりましたのでネタバレブログで補強→最初から見直し(2回続けてみたら、4時間30分かかります注意)。
なんと登場人物の名前の頭文字を繋げて読むと、DREAMSになるということを知りました。
もちろん、ラストの考察についても。
これがわかったからこそ、2度見するんです。
視聴者の心に入り込み、謎めかせるノーラン監督の緻密なアーキテクチャにドハマりしてしまう。
役割分担、夢の構造、時間感覚の設定も、夢を作り出すなんて無理でしょ、なんて気軽には否定できない緻密な設計で素晴らしい。
みなさん、いい夢見ろよください!
※『ダークナイト・ライジング』のキャストが5人も!
個人的な好みにクリーンヒット
夢というミステリアスなものに対し、これだけ面白い展開が用意されてるって、個人的にズルイ。心にクリーンヒットしてしまう。
夢に夢を作るっていう、そもそもの発想が天才すぎる。
キャストの演技も素晴らしいし、最後にどっちだこれ!?と視聴者を良い意味で惑わす演出も素晴らしい。
観た後に、余韻と考察で頭をいっぱいにさせてくれる。
一言。「よく思い付いたなあ」。
映像がすごいらしい」という噂もあったのに、尺の長さ(約2時間半)に気後れし。
なぜかずっと見逃してました。
◎よかった点◎
・「夢の中の夢」という、下手したらややこしくなりそうな内容だけど。
登場人物が多くないのと、今何をしようとしているのかもブレていないので。
思いかけず、わかりやすい。
・噂の映像は、夢が崩れていく様を表しているのがなるほどなあ。
これ劇場で見たらもっとよかっただろうなあ。10年前でこれって、すごい。
・「映画1本分に匹敵する夢だったのに、実はほんの10分ほどの間に見た夢」。
そんな経験を誰もがしたことあるはず。
実際の時間軸と夢の中の時間の差。「あるある」とうなづけたら、この作品は気にいるはず。
・今と夢の中を行き来していく進み方も、アクセントになっている。
?!の連続が息もつかせぬスピーディー。
・終盤にかけては「!!!」と何度も驚いた。
△いまいちな点△
・まあ時間軸が定まらない話が、苦手な人はどうかなあ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「何が本物か、確証持てる?」by主人公の妻。
☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから クリストファー・ノーランとゆう...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
クリストファー・ノーランとゆう人は、いつでも人間が思い描いている事に対して。逆の事象や地域性などを活かして、作品に盛り込んで来る特徴を持っている様に思っている。
思い出してみると、『メメント』は記憶が10分間しか持たない男の話だった。
生きているのに記憶がない!その事を、映画自体を逆再生させる…とゆうアイデアで、観客にも追体験させた。
『インソムニア』は不眠症の男の話。
眠いのに…寝たいのに、どうしても眠る事が叶わない。どうしても眠れない。
しかも白夜とゆう、夜間なのに太陽の光は明るく眩しいとゆう地域の特性ゆえ。主人公の思考能力をその光が破壊して行くとゆう話。
そして『バットマン ビギンズ』
正直なところ内容に関して言うと、『メメント』の如くに記憶があまりない(汗)
アメコミ最大の悪のヒーロー像。それまではゴッサムシティとゆう街で繰り広げられていた、オモチャ箱をひっくり返した様なシリーズ特有の世界観。それを、新たなバットマン像を通し、リアルな映像体験を観客に提供した。
良くも悪くもシリーズの転機になったのは間違いない。
ここまでは1人の男の話。
『プレステージ』は2人の手品師による対立のドラマ。
タネがあり仕掛けがあるからこそ、人間の眼と思考を欺く事が出来それをお互いに奪い合う。
そして『ダークナイト』だ!
世界的に大ヒットとなった作品だが。バットマンとゆう悪のヒーローに対して。それまでもシリーズでは人気のあった、ジョーカーとゆうキャラクターに更なる悪の悪たるポジションを与える。
映画に於ける絶対的ロジックである《善対悪》とゆう、当然と言える図式を《悪対悪》…一体どちらの悪が上なのか?と観客に訴える。
尤もこれは、バットマンのキャラクター自体。元々の立ち位置が悪役でありながら。善的な位置に居る分、どうしても分が悪いのは否めない。
でも正直に言えば、それ程内容を覚えてはいない。これもまた『メメント』状態だったりするのですが(汗)
さあ!『インセプション』た!…って、語れるのか一体(汗)
夢が夢を呼び、更なる夢を呼ぶ。もの凄く複雑な構造を生み出し。生還を果たす為には、死ぬより他にない…。生きる為には〝死〟を選ぶ必要性に迫られる。
人間の夢を同時体験によってアイデアを奪う。そんな作品本来のアイデアの元ネタは、ひょっとしたら『ブレインストーム』なのではなかろうか?
ナタリー・ウッドが撮影中に死亡してしまった事で、完全なる完成は叶わず。未完成のままに公開されてしまった悲運の作品だが。全員が同じ体験をするアイデアは、おそらくそうなのだろう…と思われる。
作品の後半にこんな台詞があった。
「真似になるな!」
父親の◯◯が聞きたい息子に対して、父親が語る。
〝真似になるな〟とは?
クリストファー・ノーランが、何故この台詞を作品の中で込めたのか?
それを思い過ごしを承知で考えてみる。
ファーストシーンで、この作品の重要人物が登場する。しかも作品中の姿とは真逆でかなりの老人だ!
対するディカプリオは、それ程には年齢は重ねてはいない。
この場面は、映画の中で再度登場する。
これは時間の経過による事象と言って良いのだろうか?
本音を言えば。この場面をファーストシーンで観た時から、瞬間的に〝あの〟SF映画として金字塔を打ち立てた超有名作品を思い出してしまった。
その考えこそが、実は1番危険な思考に他ならないのですが…。
〝真似になってはいけない〟
クリストファー・ノーランは、過去の偉大な作品をリスペクトしつつ。最後の崩壊場面等は『バットマン ビギンズ』で描いた(チベットだったかな?)場面を。再度大エンターテイメントとして、再構築させて観客に提供した…とも思える。
どうにかして、自分なりの〝色〟を出そうと。映像作家としての現在の自分と、過去の自分との狭間で格闘している様に感じたのだ。
2010年7月24日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン1
むずーーーーい!!!けど面白い!
むずーーーーい!!!けど面白い!
ビルが反転したり、周りのものがはじけとんだり、他人が一斉に自分を見てくるのは異世界感を感じて好き。ただ話が難しい!
個人的に気になった点を書き出しておく↓
気になる点
・第3層で何故攻撃をされてたのか?
夢と認識し始めた時点で攻撃されるのでは?
・第2層で残って戦ってたアイツも夢の改変できるの?
てっきり夢の設計者である女の子(アリアドネ)しか出来ないと思ってた
・サイトーを助けにどーやって次の夢の階層にいったの?
なんであんなジジイになってたん?
・最後のコマ倒れろや!!!!
傾いて終わりて!!倒れないんかい!!!!
細かいところ言ったけど面白い映画だった!!
C・ノーランにしか考えつかないし、映像化出来ない!!
インターステラーを映像化したのも凄いと思ったが、今作も良く映像化出来たと思うし、設定・ストーリーも含めて天才的!!
インターステラーは個人的にはちょっとシュールに感じてしまい駄目だったが、今作は面白かった。
そして何よりディカプリオは勿論、バットマン組の6人等の俳優陣がみんな良かった。
それにしても、この人の監督作品は疲れる、ハンス・ジマーの重ための音楽が良く合うね。
没入する圧倒的世界観に感服
不思議だけど妙な納得感のある夢を見た後のような、その感覚がヤミツキになる世界観に、全私スタンディングオベーションの傑作です!
続編を熱望する気持ちと、
これで完成されているんだから、
という気持ちのハザマで
私もトーテムのように回り続けている
.
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▽(500日の)サマーで優男を好演したジョセフ・G・レビットのイケメン炸裂っぷりも見所
まるで精密機械!
公開当時、劇場で鑑賞し、TVでも鑑賞し、そしてアマゾンビデオでも見てしまった。
だが何度見ても飽きない。知っていてもハラハラする。そして見るほどに、物語と、「共有された夢の階層」を下りゆく中でのサスペンス要素や、構成、ギミックの絡みの鮮やかさに驚く。
そう、まさに精密機械か。
誰もが知らぬうちに今を信じ、次を決断している。
そんな「知らぬうち」の時間を夢の中(深層心理)ととらえるのか、それもまた現実の一部ととらえるのか。
「目覚めている時」があってこそ切り分けられるのだとして、だがしかし明確な境界線はだれにも引けず。
なら果たして今、私が見ている世界はどちらなのか。
観終わったあと妙な不安と希望に覆われる本作は、現実と私の関係についても否応なく考えさせられる名作と推したい。
キックが必要な世の中
各々が役割をこなして、危機を乗り越え、仲間を助けながらミッションをこなしていく。だけどそこには深い友情も愛情もなくて。あくまで“仕事”の関係。
夢の夢の夢の中までいくとさすがにもうわけがわからなくなるけど、冷静に見ていくとなんとなくわかる気もして、クリストファーノーラン監督の天才的頭脳を感じれました。
凡人だったらもうグッチャグチャな構造の映画になったに違いない・・・
「夢」という誰しもが見る空想をここまで大きくミステリアスに仕立て上げるのは天才としか言いようがない…。
構造は複雑だったし、理解するのも難しくはあったし、壮大なハリウッド演出もたくさんあったけど、監督の言いたいことが「自分がしたいこと見たいことは何か」というシンプルなメッセージというところにクリストファーノーランらしさを感じたり、、、
夢と現実を混在させてしまうのはとても怖い。自分の居場所に囚われずに目的を失わないで生き続けられたらいいなぁと。思いました。
ネット社会が進む現代で、ネットの中の方が居心地がいい人は増えてきて。
たしかに自分の言いたいことが言えて、好きな人とだけ絡めばよくて、嫌な奴はブロックすることもできて。そんな居心地のいい世界に浸っていると抜け出せなくなってしまうから。キックが必要な世の中ですね。
「インセプション」したい
その設定の分かりづらさから、一度見ただけでは訳が分からない人が続出。
自分の周りでも、ある60代の方が「何回観ても分からん!」と怒鳴るほどでした。
自分は細かい事は気にせず、毎度お馴染みなノーランの世界観に浸りつつ、その映像美や演者の豪華さやキャラの濃さで、かなり楽しめました。
「インセプション」したくて堪らない。
そしてあのラスト。物議を醸すシーンで有名なラストですが、あの終わり方が大好き。
ディカプリオは毎度鬱屈してますね。現実の彼が心配になります。
注目はトムハーディー。周りを威圧するカッコ良さ。風格すら感じる。
最高傑作
天才クリストファーノーラン監督が作り上げた最高傑作。
斬新で難解な設定、観客を圧倒する映像、超豪華キャスト、ハンスジマーによる素晴らしい音楽、全てにおいて他とは違う異質な作品。
ストーリーは緻密に構成されており1回でこの作品を理解することはほぼ不可能だと思うが、まずは1度見て欲しい!
今まで見たことない映像にハンス・ジマーの素晴らしい音楽、そして最後のラストシーンを見た瞬間もうこの世界から抜けれなくなる。
最後までスマート
比較的何度も観てしまうスルメ映画の部類だと思っています。
夢からアイディアを盗むという設定自体が無茶苦茶なのですが、トーテムやキックなどの用語と共にお洒落な画作りで納得させられてしまいます。
後半の畳み込みは駆け足ですが、ラストの引きはあれくらいがスマートで好きです。
他の方も書いているように、何だか忘れたころにもう一度観てしまいたくなる魅力があります。
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